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【動画紹介】MPLAB X プロジェクト コンフィグレーション2012/12/23 23:37:16

MPLAB X プロジェクト コンフィグレーション
いつもは英語、もしくは中国語が多いマイクロチップ公式ビデオだが、今回は珍しく日本語向けに製作されているMPLABXについての説明動画があったので紹介しよう。日本向けといっても、英語の説明に日本語の字幕が入っただけではあるが、それだけでも理解しやすくなるだろう。




約7分弱の動画を観るだけでプロジェクトのコンフィグレーションが理解できるように説明されている。MPLABXをダウンロードして使えるようにして、このビデオを見ながら学ぶと良いだろう。

  →MPLABXのダウンロードはこちら




私も以前にMPLABXを簡単に使う方法を紹介している。
MPLAB IDE(Xの付かない従来の)を使い続けるのもまだ良いと思うが、ツールの切り替えはいずれやって来るので、そろそろMPLABXを使い始めても良いかもしれない。私も少しずつではあるが、従来MPLAB IDEからMPLABX IDEに移行し始めている。

このメリットは、OSが色々使えることと、オートコンプリート機能があることだろう。今後のMPLABXに期待だ。




MPLABXのUSBドライバ切り替えについても日本語字幕があったので紹介しておこう。




さらに、MPLAB IDEからMPLABX IDEにプロジェクトをインポートする動画も日本語が紹介されたので追加しておいた。



MPLABX IDE v1.50とMPLAB IDE v8.88をインストール2012/11/10 23:36:30


MPLABX IDE v1.50

暫くPICの事などに遠ざかっていたが、PICツールのアップデートを調べたら、MPLAB関係がアップデートされていた。MPLABXの構文チェックは、XC8等を使うときは相変わらずconfig関係やdelay関数のエラー表示が出ているが気にしないでおこうw
ビルドは問題なく、実際にPICに書き込んで動作も確認できた。



MPLAB X IDEが1.50に、MPLAB IDEも8.88にアップデートされている。MPLAB Xが出ても、まだMPLAB IDE側のアップデートがされているのか。
ところで、アップデート情報は私のホームーページの左側で随時更新しているのでそちらを見ると最新版がダウンロードチェックできるようになっている。



MPLAB IDE 8.88で気がついたのだが、以前に問題にしていたメモリー表示が直っていた。MPLAB側の問題かと思ったのだが、どうやらHitech CからXC8コンパイラに切り替わった時に直った模様だ。



試しに、ToolsuiteのDriver設定をHitech PICC Pro9.83でビルドすると、以前の様におかしな結果になった



アセンブラの時は、相変わらずデータEEPROMとプログラムEEPROMの容量が合算されるようだ。
プログラムEEPROMの内容を確認したら1ワードだけNOPになっているので、これは既知のバグと言う事になる。



紫外線パワーLEDでUVEPROMは消去できるか?2012/10/06 12:48:06



前回は、紫外線パワーLEDを点灯させたが、今回はそれを使ってUVPROMを消去する実験をやってみる事にした。UV-EPROMはウルトラバイオレット・イレーザブル・プログラマブル・リードオンリーメモリの略。

UV-EPROMの消去の波長は、普通253.7 nmをピークとした紫外線を使う。一般的に殺菌灯などで消去するのだが、それを400~410nmのこのLEDで消去する試みである。

窓付きはROMタイプとPICマイコンを持っているが、ROMはライターを持っていないので消したかどうか判断できないので、PICで実験することにする。PIC12C508JWとPIC12C509AJWの2つ。



前準備。まず消そうとするPICの内容をPICkit2を利用して確認。実はこの確認は不完全である。それは後ほど説明するとしよう。



リードして何らかの内容が書かれている事を確認。



では、装着。乾電池2本から昇圧回路を使って5Vまで持ち上げて紫外線LEDを点灯させている。
LEDの電流は5Ωに設定したので大体150mA程度は流れているはずだ。



ランプハウジングが着脱できるようにしている。PICの石英ガラスの窓に殆どピッタリくっつける形で装着。



実用的なら、この様にタイマー機能を持たせて完成させる予定だった。


紫外線LEDでUVPROMを消去中

照射開始!! 本当に危ない光だw ブラックライトより波長が低いので直視厳禁。



暫く放置。殺菌灯などで消去する場合は20~40分程度で消去されるが、これは波長のピークがズレているので、もっと掛かるだろう。



最初は1時間、以降30分毎にチェックしてみる。2時間程でデータが化け初めてきた!!これは期待する。

3時間程で消えた! と思ったのだが、どうもリードが安定しない。調べたら、PICkit2やPICkit3はワンタイム版のPICはダメのようだ。以前持っていた秋月プログラマは今年進呈したので手元にないしw
消去できる事だけでも確実に確認したい所だ。
そうだ、PICプログラマ作ればいいんだ (・∀・)  この時点で無茶を言っているw



エネループでは3時間を待たずして電池切れになる。長時間照射させるためにACアダプター式に変更。



さて、12C509の読み書きできるPICプログラマを作ると決めたので、部品を集めて製作開始。
広く実績のあるwirter509を作る事にした。13Vの電源が必要だが、これは100均で買っておいたシガプラグのUSB充電器から部品を取ることにした。



ケミカルな部品以外は再利用。この回路の解析昇圧回路は、それぞれ過去記事で説明している。



2時間程で完成。オーバースペックであるが、手持ち部品で大量在庫のPチャンネルFETの2SJ377を使って回路を組んでいる。FETはトランジスタより回路が若干簡単になる。



チップ部品もチラホラ使っている。抵抗とか2N7002のNchFETも実装。
PICプログラマを動かすためにPICマイコンにプログラムを書かないとならないのは何とも不思議であるが、元々のコンセプトは、JDMライターという不安定なプログラマの乗り換えの位置づけで出来たもの。JDMライターを作って、それを使ってwriter509のプログラムを書き込むといった具合。



まさか、PICプログラマを自作するとは思わなかったがww ここまでやって実験を無駄にしたくなかったので、勢いで作ったw



今回の回路図。writer509コンパチブルで動作する。レガシーなPIC用に一つ作っておくのも良いかもしれない。使用するファームウェアはWriter509I.zipを使う。



コントロールソフトは、PIC Prog4Uを使用。ここで注意することは、オプション設定で書き込む前にイレースの項目を外す事である。ワンタイム版なのでその操作は必要ない。
書き込んだサンプルはwriter509のファームウェアを書いてみた。


紫外線LEDでUVPROMを消去中

再び照射! つけっぱなしにして朝まで待つことに。



4時間後にチェック。全部消えているわけでなく、まだ消し残しがあるが、紫外線LEDで消えている証拠である。


紫外線LEDでUVPROMを消去中

更に照射!



5時間20分経過後のPIC。



おお、見事に消えている!! ブランクチェックしても消えている事になっている。
周波数更生データがプログラムの最終番地に書いてあり控えておいたのだが、元々書かれているデータが間違えていたらしく、通信ボーレートのシビアなwriter509の代替にはならなかった。



ちなみに、PIC12C508JWの場合は、どんなに長時間照射しても、この状態。なんと、508の場合は、一度でもライトプロテクトを掛けてしまうと、二度と書き込めないという仕様だったのだ。プロテクトを掛けても最初の番地だけは見えるのも12C508の特徴。12C508JWはイミテーション行きw


結果
紫外線1WパワーLEDで窓付きPICは消去できる。但し、
 ・消去に5時間以上時間がかかる
 ・照射面積が小さいので、消せるのは1つだけ
 ・UVPROMはまだ試していない

最初は消えないと思って進めていたが、データが化けて来た所でもしやと思い実験を続けた所、消える事は確認出来た。思い出したようにUVPROMを消したいとか趣味で使う分には安くて面積を取らないので、選択の一考となるのかなと思ったりしたw ってどんな締めくくりだよw

UV PROM、もう骨董品だから (´・ω・`) まあ、お馬鹿な実験と言うことでしたw


ユニバーサルI2CキャラクタLCDの製作 回路設計2012/09/29 23:55:44



昨日紹介した「有名I2CのキャラクターLCDの互換品を個別部品で作る」では、2種類の動作をファームウェアを入れ替えて個別に実現したが、これらを一つのプログラムにして、メニュー形式で設定出来たほうがもっと便利に使えるだろうと考えた。

回路の変更部分は、ジャンパー設定をやめて、代わりに押しボタンスイッチを3つにし、それぞれメニュー、値変更ボタンを2つ設け、マイコン内部のEEPROMに設定出来るように対応した。
これなら、使用出来るポートの縛りを最大限活かせる事ができる。

3.3Vでも使用できるようにチャージポンプ型の回路を搭載しているが、後々半固定抵抗無しにしてプログラムでコントラスト調整を考えているので、半固定抵抗と並行してジャンパー抵抗を取り付けている。


それと、これは実験用で使うことを想定しているので、電源の逆接続は十分考えられる。いくら注意しても逆に接続する可能性があるので、その対策回路を入れている。ダイオードでは電圧降下があるので、FETによる逆接続防止回路を入れている。これで電源が逆に接続されてもマイコンやLCDに電圧が印加されることがない。この回路はこちらでも既に紹介している。FETは2SJ377を使ったが、IRFのIRLML6402などのPチャンネルFETを使うと小さく出来るだろう。



製作開始。いつもはLCD工作に便利な秋月B基板で製作するが、細長い基板が在庫でいっぱいあるのでこれに組むことにする。この基板は有鉛ハンダメッキなので注意。


逆接続防止回路

逆流防止回路部分。この前作った乾電池2本から安定化3.3V電源を安心して接続できる。
手前に見える丸ピンは、ブレッドボードなどのジャンパーワイヤー用。



裏面。LCD部分を全ピン配線するので、結構配線量が多い。PICマイコン、LCD共に空きピンがない状態なので、電線がぎっしり。一見大変そうに見えるが、作業はニッパーとピンセットを使っただけ。ワイヤーストリッパーを使わないで出来る。方法は以前のブログの中程に書き留めている



電源配線はいつもはラッピング線を剥いて使っていたが、今回は0.6mmスズメッキ線を使用。意外とこちらの配線の方が引き回しなどを考えたので時間が掛かった。



完成後、PICkit3でプログラムを書き、既存のファームウェアで動作確認。さて、MPLABXでプログラムするか(・∀・)  完成までは少し掛かる予定。



有名I2CのキャラクターLCDの互換品を個別部品で作る2012/09/28 16:35:48



I2Cで制御できるキャラクターLCDがメジャーな物といえば、ストロベリーリナックスのSB1602BSB1602E、そして最近出てきたのが秋月電子通商から発売されているACM1602NIが有名だ。
ACM1602NIは既に解析を済ませ、互換ファームまで製作した。

ACM1602NI単体で利用しても面白いのだが、せっかくなので個別部品による構成で、ハードウェア互換を作ってみようと思う。

使用するマイコンはPIC16F689pdf)。当初は16F1827なども考えたのだが、互換モードで動かすにはLCDに接続するのに8ビット必要である事と、ACM1602NIに同じPICマイコンが搭載されているので、これを採用。値段も130円と手頃で手に入りやすいPICである。

LCDは一般的な5V駆動のキャラクターLCDを使う。これは500円で手に入る。PICで発振部分を設け、負電圧を生成することで、3.3Vでも対応できる。5VのキャラクターLCDを簡単に3.3Vに改造もできるので、3.3V専用で実験程度ならこれでも良いだろう

回路図構成はPIC、LCD、ダイオードが2つに0.1uFコンデンサが4つ、半固定抵抗10KΩ、あとは抵抗2本。電子工作をやっている人なら手持ちの物が代用できる。I2Cの抵抗は、状況に応じて取り付ける。



プログラムの作成を開始。最近出てきたMPLABXの勉強がてらにプログラムを組んでいく。新しいツールは最初は何でも煩わしいものだが、慣れてくるとその便利な特徴が見えてくる。

負電圧用の発振は、いつもであればTIMER1を使用してCCPピンに出力させるだけなのだが、今回は互換を保つ事が優先なので、TIMER0によるソフトウェア割り込みで約6KHzの発振を出力とした。カウンターオーバーフローを利用するので、割り込み処理時のオーバーヘッドが出て誤差とか出るだろうが、この用途では問題ない。


I2CキャラクタLCD互換

ある程度プログラムが出来上がったので、ブレッドボードでチマチマ回路を作っていく。配線が混雑しているが、使用している部品は実に少ない。arduinoで動くストリナ駆動のプログラムを利用してデバッグをしている。



LCDとPICでは自作のリボンケーブル治具で接続。リボンケーブルを利用する時、よく間違えてしまうのだが、数え方が2,1,4,3,6,5,・・・と2本ずつ奇数と偶数がひっくり返るので注意して行なっている。先端はヘッダーピンをはんだづけして熱収縮チューブで処理。これを一つ作っておくと、こういう実験には便利である。



他のストリナI2C LCDにも繋いでみる。前に作ったインターネットラジオ(前半後半)。これに繋いでみる。



3.3Vでなんの違和感もなく普通に表示。これで動作的に互換品が出来上がった。



互換品であるが、最初の電源投入時はこういう表示になっている。種別とI2Cのアドレス表示を行った。私がデバッグで混乱しないようにという事もあるのだが、外部からLCDが初期化されると消えるので大きな問題にはならないだろう。色々なカスタマイズは、ソースを公開しているので、printfの記述をREMしてビルドすれば良い。

I2Cアドレスについては、空きピンであるRB5の部分をGNDに落として電源を落とせば、別のアドレスに定義される。ACM1602のアドレスが0x50とEEPROMと被ってしまっているが、アドレスが変更できるのでACM1602NIのファームウェアを入れ替える価値はあるだろう。



MPLABX v1.41リリース2012/09/14 23:53:27



MPLAB IDEが v8.87になった。MPLAB IDE v8.86をアンインストールしてからインストールするとXC8が使えなくなる場合がある様で、その様な症状が出たら、Register Plug in Batch file for MPLAB IDE v8.87 をダウンロードしてきて、MPLABXC8.dllのあるフォルダに回答してbatファイルを起動するか、再度XC8をインストールし直す様に説明がされている。私はいつも上書きインストールしているが、この症状は起きなかった。

さて、MPLABX IDEもv1.41がリリースされた模様だ。今後の開発は、こちらにシフトしていこうと思っている。Javaで開発されているので、windows以外にもMACやLinuxにも対応している。



さて、インストールするときは前のバージョンが残っていると、インストール途中でアンインストールを促されるメッセージが出て終了するので、必ずアンインストールが必要な様だ。



ベータ版も残っていた。これも削除しておこう。



ファイルをダウンロードしてきてセットアップ。314MBと大きいファイルだ。インストール方法は以前の記事を参考。MPLAB XC8などもv1.10になっているので、必要に応じてダウンロードしてくる


MPLABX1.41アップデート

アイコンが3つ出来る。



初回起動時に前の環境を戻すか聞いてくるので、はいを選択すれば、引き継いでくれる。



セキュリティソフトでは、この様なメッセージが出ることがあるので、許可するようにする。



ビルドも試してみたが、問題なく動作した。MPLAB IDEではあるPackeage in zipとか一部の機能はMPLABXには無いが、将来的にはこちらに統合されるであろう。MPLAB5から今のMPLAB IDE8の原型であるMPLAB6も、最初はこんなもの使えるのか(´・ω・`)と思ったが、今は本当に良く安定している。(memory usageがまだアレだが(´・ω・`)  ) Encoding はShift_JISね!



追記:最近発見したツールバー。この部分をクリックすると、自動的に該当型番の資料のホームページへ飛んでくれる。これは便利だ。それと、この上にあるスパナアイコンは設定にすぐ直結しているので、メニューより入らなくても素早く設定できるのがよい。



キャラクターLCDを4ビットモードで使う時の注意点2012/08/29 22:00:03


キャラクターLCDを4ビットモードで使う時の注意点

マイコンを動かすときに、良く使われるキャラクタLCDモジュール。最近では500円で買える様になってきた。私がPICを使う時でも、よく使うデバイスの一つである。



16桁2行のポピュラーなものから、色々な大きさと文字数のものが各社から出されている。これだけ多彩な形状や表示なのだが、その殆ど全てが、HD44780互換の動作である。
HD44780は相当古くから存在し、私が仕事で設計に使った1989年より以前から電子楽器などで盛んに使われていたものである。現在でも仕様は殆ど当時と一緒であり、あえて違う所を挙げれば、動作電圧が2.7Vから動作する様になった事位である。

初期化コマンドが少し面倒であることと、ユーザー定義用フォント(CGRAM)が、今でもたったの8種類と、機能の改良が殆どされずにいる反面、参考文献が多いので確実に動作させる事ができるデバイスである。



この部分の配線は8ビットとE、RS、R/W信号の合計11本で制御するようになっているが、大抵の場合は、マイコンのピン数を経済的に利用したい事が多いので、4ビットモードで行われる事が多い。更にLCDから状態などを読み出す必要がなければ、R/WをGNDに固定して書きっぱなしにしてしまえば、6本の制御で済む。

この時、昔のPICの解説本やマイクロチップのアプリケーションなどは使用しない部分の4本をGNDに接続しているものが多かった。実はこれが、良い結線でないのであった。
使用しない4ビットは、必ずオープンで使用するというのが結論である。




今では4ビットモードで動作させている紹介記事や書籍、Webなどでは、使用しない4ビットは何も繋いでいないのが殆どである。

疑問を持つというのが大切な事と改めて実感した。


PICkit3をPICkit3スプリクティングツール内にあるアプリケーションを利用して書き込む時の注意2012/08/23 23:51:56


2013/8/20追記 
  アーカイブからダウンロード出来る模様。詳しくはリンク先へ。

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PICkit3を本格的に使い始めてまだ間もないが、最近はまってしまった事を紹介しよう。

PICkit3を利用できるアプリケーションはMPLAB IDE、MPLABXとそれに付いてくるMPLAB IPEというバイナリー書き込み専用ツールがあるが、その他にPICkit2書き込みアプリのソースコードをPICkit3用に移植したPICkit 3 GUI and Scripting Toolが提供されている。

PICkit2の機能として搭載されていたEEPROM書き込みや、簡易ロジック・アナライザはサポートされている様だ。UARTモードはメニューにあるが、動作はしない。



PICkit 3 GUI and Scripting Toolは現在v3.00β版。インストーラがないので適当なフォルダに展開して使用する。立ち上げると、PICkit3のOSの交換を催促するメッセージが出るので、PICkit用のオペレーションシステムをダウンロードする。



ファイルは最初から指定されているので、そのまま開くで良い。



これで動作が可能となる。



接続状態はこんな感じ。STATUSのLEDだけ消灯している。ここで、このツールはPIC32MX220や110がデバイス定義されていないので書き込めないことが分かり、このツールを終了。



MPLABXやMPLAB IPE、MPLAB IDEで書き込もうとするも、動作しない。これはどうしたのか?

    PICkit3壊した? /(^o^)\ ?  /^o^\フッジサーン




色々試行錯誤して分かった事は、PICkit 3 GUI and Scripting ToolにRevert(前の状態)に戻すコマンドがあって、これを実行すれば元に戻る。



実行すると、前の状態に戻すというメッセージの他、ノートとして、PICkit3のボタンを押しながらUSBコネクターを差し込んでも戻せる事が書いてあった。


PICkit3上で戻すと、この様なメッセージが出てから、一旦アプリが終了される。


PICkit3復旧方法はボタンを押しながらUSB接続

PICkit3のRevertコマンドを使わなくても、ボタンを押しながらUSBコネクターを差し込めば戻る事が分かって一安心だ。  (・∀・) ハマっちゃったよ



Hexファイルだけ存在するファイルを書き込む場合、MPLAB IPEが便利だ。但し、外部電源が必要になるのでご注意。Advanceモードなるものが存在し、このモードになればスタンドアロンでも書き込みができるのかもしれないが、パスワードの入力が求められる。→青字部分訂正 追記あり



追記:Advance modeに入るにはパスワード画面でMicrochipとタイプしてValidateをクリックすれば良い様だ。ヘルプにその記載があった。どうやら工場などで使う事を想定している様で、設定を安易に変更させないためのプロテクトと考えられる。

パスワード入力時にKeep advanced user logged inにチェックしておけば、以降はパスワードが要らない。個人で使用するにはこのチェックボックスを入れておくと良いだろう。



この項目内に、電源を供給するチェックボックスがあった。これを入れておけば、PICkit3だけで書き込みが可能になる。



以前から紹介しているPIC32MXマイコンでビデオ出力。その作者がビデオゲームが公開したので早速書き込んでみる。公開はHEXファイルだけなので、MPLAB IPEが重宝した。

 ゲーム難しい (´・ω・`) ブレッドボードにタクトスイッチが無理ありすぎかw

  →MPLAB IDE
  →MPLABX IDE、(インストーラにMPLAB IPEが含まれています)


5分で分かる!MPLABX IDE2012/08/15 19:44:28



前回紹介したPIC32MXマイコンでビデオ出力のハードウェアが更に簡略されたので、実験をしてみようと思ったが、いつものMPLAB IDEを使って書いてもすぐ終わってしまうので、折角だから新しい開発環境MPLABX IDE v1.30を使うことにした。使い慣れると結構便利かなと思い始めてきた。しかもMPLABXは日本語ユーザーマニュアル(pdf)があるので助かる。


MPLABXとPICkit3で書き込み

回路を変更してPICkit3を接続。そしてMPLABX IDEで書き込み。あっさり動作。
この回路については、以前のブログで実体図を紹介しているので、参考にして頂ければと思う。
ソースコードについては、こちらからダウンロードしてきた。




既存ソースコードから書き込みの手順を動画にしてみた。動画を観る時、解像度設定を720pでご覧になったほうが、文字がくっきり見えて分かりやすい。前回のブログも説明を紹介したが、動画の方が理解しやすいと思う。約7分の時間だけ観てもらえれば良い。

動画の説明中、エンコーディングの設定部分でISO-2022-JPと説明している部分があるが、あの有名なお方からtwitterでShift_JISで動くことを教えて頂いた。これなら簡単に移植が出来る。
暫くこのツールを使って行こうと思う。(ありがとうございます)

そういえばPICkit2の更新が2009/3/24、デバイスファイルが2011/10/4で終わっている。
PICkit2の良さもあるのだが、恐らく更新は期待できない。PICkit2も安いので持っていても損はないが、安いPIC32MXも手に入る現在、これからPICを始める方はPICkit3をおすすめする。



MPLABX1.3を使ってみる (ソースコードの流用例)2012/08/12 23:45:42


MPLABX1.3を使う

去年の2月にMPLABXを紹介してから1年半も過ぎてしまったが、バージョンが1.3になって、CコンパイラがHitech PICCからMPLAB XCコンパイラに完全移行されたので、そろそろ使ってみるとしよう。

ダウンロードはこちらから出来る。関連ファイルを全てダウンロードすれば良い。XC8コンパイラだけバージョンが上がっているので、別途こちらからダウンロード。全部インストールすればOKだ。

一緒にMPLAB driver switcherなるものもインストールされるが、ICD3などの高機能デバッガの環境変更に使われるものなので、特に何もしなくて良いはずだ。



起動直後の画面。初回の起動だけ1分近く起動に時間が掛かったが、2回目からは数秒で立ち上がるようになる。最初のこの画面からクイックメニューなどがあるが、今回は移植なのでこのページを左上のタブのxをクリックして消してしまう。



何もない状態。FileメニューからNew Projectを選択。



6ステップのセットを行なっていく。Stand aloneプロジェクト→使うデバイスは今回PIC16F1827を選択→ツールは繋がってないがPICkit3を選択→コンパイラはXC8 Ver1.01をハイライト。



最後の画面。Project Nameを先ほど作ったフォルダーから.Xを取った名前を入れ、Locationは、上記フォルダの存在する部分をBrowseで指定。

Encoding という部分があるが、これは日本語に対応させるためShift_JISを選択する。これを行わないと、コメントが漢字のファイルが文字化けを起こす。以上の設定が終わればFinishをクリックで生成完了だ。



なお、これからも日本語に対応させるために、Tools→Optionsで最初からShift_JISに設定しておくと、次回からこの手間が省ける。



出来上がり直後のプロジェクト。ファイルは無いからこれから読みこませる。



今回は、エクスプローラでLCD VUメーターのソースを生成されたフォルダにコピー。



そして、プロジェクトツリーを右クリックして、Add Existing Filesを選択。



*.cと*.hを全て選択してselectをクリックすると、



適当な位置に読み込まれる。



ここでチマチマとソースとヘッダーにドラッグドロップして仕分け。ハンマーみたいなアイコンがビルドのボタン。それを押すと、普通にビルドが完了。\dist\default\productionにhexフォルダーが生成された。main.cをダブルクリックすると、ソースコードを見ることができる。



画面設定を消してしまったりツールバーがどこだか分からなくなってしまったら、Window→Reset Windowを選べば元に戻る。



気がかりと言えば__delay_usがUnable to resolve identifier  delay_usに警告がでるのと、
__EEPROM_DATAの部分が Unexpected tokenと警告が出ること。なぜそうなるのかは、これから調べるつもりである。



動画にしてまとめてみた。関連記事はこちら








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