[][mobile][Homepage][BBS][Blog][YouTube][asablo]

過去の記事の検索が簡単にできるよ (・∀・) 例 ランチャー9
カスタム検索

以前作った卓上LEDランプを改良2021/09/28 09:19:30


自作LEDランプ

随分昔に、リブレット20を所有していた頃、LEDバックライト化を考えていたが、秋月で購入した白色LEDがあまりにも青に近かったため、LEDランプに転用していた
その後、スイッチをPICマイコンとFETで自己保持回路を作って電子化して使っていたが、PICマイコンの電源を電池から取っていたので、全体で2.8V以下になると電圧が落ちてPICマイコンがリセットがかかってしまう。このLEDは最大輝度で電池から約400mA位流れるとき、電圧降下で1セルあたり0.8Vになるが、待機時の電圧は1.2Vもあるので、もったいない。
今まではちょっと手探り時に使う程度だったが、電池を最大限使えるよう改造しよう。



というわけで、改造。こちらが改造済み。電源は秋月のLMR62421を使用。何かと応用が利く。
輝度変更として、50kΩ半固定抵抗に並列に10kΩのボリウムを付ける。
PICマイコンは、SC59パッケージの米つぶみたいなPICを使ってみようと、PIC10F322を使う。はんだ付けする前にファームの書きこみを済ませる必要があるので、実装した後の書き込みに対応するなら、ソケットにするのが良かったかもしれない。



PICマイコンは電池から5Vを生成する。回路はHT7750Aで、定番回路に紹介済



電池が0.8V以下になるのを知らせる警告灯を付ける。これはエネループを利用した時の過放電対応。PICマイコン+ADCでもできなくはないけど、たまたま在庫であった2.8Vの電圧監視ICがあったので利用。(S80827CNYB PDF)これは5~6年前にマルツで買った部品。




手書きの回路図。自分の覚え書きなのできれいではないが。回路図なしで作ってたけど、自分が将来困るので、現物見ながら書き留めた。
簡単に動作を説明すると、電源ボタンが押されたら、シリコンダイオードのワイヤードオアで両方ともLowとなり、その時強制的に電源がシステムに投入。PICマイコンのファームが動き、RA2よりデジタルトランジスタをオン、電源のFETが常時オンになり、電源ボタンがリリースされても電源が入りっぱなしになる。
この状態で、電源ボタンを再度押すと、RA1を監視していたPICがLowと認識すると、PICマイコンが今まで保持していたRA2をHighにすることで、ボタンからリリースされたら電源が落ちる仕組みになっている。この方法は、待機電流を一切使わない唯一の方法である。応用されている装置も多い。
スイッチの自己保持回路として、参考になれば幸いである。

動作は消費電力を抑えるため32KHzにしているが、その何百倍もLEDが消費しているので、結局スリープなども使用しなかった。
回路図中、電源の分圧部分にコンデンサを追加したのは、電源投入時にふわっと光らせるようにしたかったため。
輝度調整のボリウムは手持ちの10kΩ可変抵抗をホットボンドで固定。50kΩと並列に入れている。



これで電圧が3本で2.3Vでも、バッテリーロー警告LEDが光るが、ちゃんと明るく光ってくれる。



この時は1セルあたり0.8V、普通なら捨てて良い電圧である。
実験では、3セルで1.2Vまで動作したので、1セルあたり0.4Vまで光り続けることになる(相当くらくなるので実用的ではないが、電池照明としての役割は十分果たしてくれる)



電池で動く装置が動かなくなっても、1.2V程度余ったりしていることが多いので、電池をリサイクルできるようにして活用していこうと思う。

電池のチェッカーは以前作成したこれが役に立っている。


ダイソーで324円で売っているBluetoothリモートシャッター分解2018/05/02 22:49:45



久々に吉祥寺のダイソーへ寄ってみる。実は、ダイソーで648円で防水型Bluetoothスピーカを売り出したという事で探しに行ってみたのだが、ここにはなく、その代わりBluetoothリモートシャッターというのが衝撃の324円で売っているのを発見した。
もはやBluetoothは当たり前の技術。たった数年でこんなに価格が変わるのか。

本来の目的は、スマホやiphoneなどのカメラのシャッターを遠隔操作で切ってくれるすぐれもの。三脚をたてて遠くからシャッターを押すことも簡単にできる。

Bluetoothではキーボードとして認識され、スマホのシャッターに対応したキー入力をするものだ。



電子工作において、中国製品は法律に闇のあるのが多いのだが、ダイソーで出しているブランドは買おうとしていたBluetoothスピーカーを含めTelec認証済。




私の好奇心が抑えられないのでw分解したw
ちなみに、電波の出している装置を分解して改造すると、法的に問題があるのを念のため書いておくw

マイナスドライバーでちょっとコジるだけで御開帳。超音波接着も接着剤も使ってないのかなと思うほどあっさり開いた。


324円でBluetoothリモートシャッターが手に入る


なんともあっさりした回路だ。特に下側の蛇みたいなアンテナパターンは、直接ICから出ている。2.4GHzの電波をICから直接出す時代。もう昔の常識は通用しない。

部品ひとつひとつ見ても、スライドスイッチや押しボタンスイッチはシッカリしているし、一昔前の中国の基板とは違った品質をうかがわせる作り。




部品点数は御覧の通り。電池込みで324円で売れるなんて、生産技術では日本は周回遅れになっているんじゃないかと思うほど合理的に作られている。



このIC、実はワンタイムROM付のBluetooth内蔵CPUだったのだ。
こちらがその情報。(中国サイト)

そして、すでに先駆者が解析をしているサイトがあった。

サイトの年月日をみるとすでに去年から発売されていた様だ。100均は採算が合わないとすぐにディスコン(生産終了)してしまい、今までは温度計やLEDランプ、ラジオなどが消えていったが、これについてはまだ売っているという事は、それなりの需要はあるんだろう。

100均の場合、全部含めていくら儲かるという包括売りができるから、Bluetoothリモートシャッターの利益率など知る由もないが、この値段で手に入るのなら、自分の勉強がてらにBluetoothを勉強しようとして数千円かけてそろえて自作するなんて事はなくなるのだろう。

あと、情報として、この基板のある部分をショートさせるとかすれば、Bluetooth音量調整になるらしい。マイコンだから、空きピンの状態で動作モードを変化させているのかもしれない。

それにしても、9年前には100均で一番最初に驚いていたSDカードリーダーが、今ではBluetoothと来たものだ。進化はやまない。




LEDバックライト計画→卓上ランプに変更w2016/10/10 20:32:09



とある休日、リブレット20のバックライトが暗いので、LED化をもくろんでいた。そして、ついにLEDを連結したバックライトが完成。



しかし、粒が大きすぎて実装ができなかった。もっと調べておけ(´・ω・`)俺




というわけで、何かに転用できないか探したら、この前買ったまま放置していたLEDスタンドがあるではありませんか。そして、なぜかちょうどいいアクリルパイプが。


LMR62421キットを組み合わせて作る3.5~25V実験用安定化電源の製作で使った電源もあったので、定電圧方式で点灯させることにした。

グレイト!! (/・ω・)/ こんなにどんぴしゃりでできるとは思わなかった。まあ1日はかかっているけどね(´・ω・`)



100均のLEDによく使われているスイッチは、電流を結構流しているものが多いのだが、構造上すぐに接触不良を起こすものが多い。
今回はFETスイッチ式にした。こうすることで、スイッチに大きな電流を流さず、FETが電子スイッチとなって安定した電流を流してくれる。これでちらつきが一気に解消。



空中配線だけどねw



本当なら、わざわざ起こしたこの回路を作って実装する予定だったが、これはお蔵入り。
これと同じ機能を持ったのが、ストロベリーリナックスで買えるよ。




貼るだけで大きなスイッチになるアタッチメント~100均でみつけた物2016/02/17 23:55:11



100均は、もはや国民では知らない人はいない位全国に普及した。私も100均のファンの一人。
今回見つけたのは、このらくらくスイッチというもの。新しいマンションや住宅では大型のスイッチが多いが、ちょっと古い家はまだまだ小さいスイッチが使われている。



このスイッチを電気工事をしなくても、


貼るだけで操作性のよい点灯スイッチ

道具要らずで、張り付けるだけで、ホラ、こんな便利なスイッチに(・∀・)
ちなみに、スイッチの高さによって調整が必要になる場合があるが、付属の部品があって、3段階の高さ調整が可能である。貼った後からでもOK

これで帰宅して小さいスイッチを手の感覚を頼りにごそごそと探さなくても一発で電気を付けられる。108円でできるのでオススメ。


100均のスタンド式ルーペをLED化してみた2016/01/23 22:00:36



久しぶりに100円均一のキャンドゥへ。ラジオペンチさんのライト付き拡大鏡を作ろうかと思って色々と物色していたところ、面白いルーペを発見。展開したらスタンドになるルーペだ。
しかも、レンズの材質はガラス。どうやったらこんな商品を100円で売る事ができるんだ?



というわけで、購入。部品を付けられるか眺めてみる。意外と空間が多くて、多少の厚みの部品なら入りそうだ。



手持ちに、秋月で買った部品があった。
それと、スライドスイッチスイッチを利用した。
すでに、これだけで700円もかかっているw でも無いものは作るからいいのだ。

最近の100均では、LEDライトも明るいのがあるし、マイクロUSBのケーブルを利用すれば安くなると思う。



部品配置を考えてみる。LEDが小さいので、ここに配置してもふたが閉まる。パワーがあるLEDなので、2つあれば十分な照度がでるだろう。



配置が決まれば接着。エポキシ接着剤を使った。



秋月の基板型USBは扱いが楽。このままではコネクタが差し込めないので、基板をカットして、コネクタと干渉しないようにした。



作りながら、色々とLEDの調整を行う。最終的に、USBのリセッタブルヒューズは200mAなので、そこをショートさせ、電流制限はLED一つに47Ωを並列接続で3つとした。

これ以上明るくすると、LEDが熱を持つし、USB自体が素でとれる電流が0.5Aなので、0.25A程度になるようにした。



それでも十分すぎるほど明るい。動作チェックもほどほどに、最後はホットボンドで各所を固定。



完成! サイドにはスイッチとマイクロUSBコネクターがある。



設計値通り、0.25A程度の電流。


100均のスタンド式ルーペをLED化してみた

思った以上に作業がはかどる。これは作って良かった。光を手前から2か所で反射させているから、光の映り込みがなく、さらに両側から光で影にならない。



モバイルバッテリーも使えるから、コンセントやパソコンが無くても使える。



倍率をあげたければ、60mmのレンズの上に、一回り小さい虫眼鏡を置くだけで、



ほーら、こんなにくっきり!!! 型番丸見えだ。



100均の素材なので、ヒンジ部分が単に鉄の棒が差し込まれていて外れやすいので、ヒンジの片側をホットボンドなどで固定しておいた。



いやーこれはホント便利だ (・∀・)
それに、コンパクトにたためるから、出張とかにも重宝しそうだ。



最近目が悪くなったから、電子工作中々没頭できなくて。でもこれがあれば、また何か作りたくなること請け合い。




DAISOブランド「ランチャーライトver.3(9LED)」は改造に最適2015/10/08 23:35:17



大創ブランドのランチャーライトVer.3を購入したので、分解してみよう。



明るさは、まあ、普通のランチャー9ライトだが、若干明るくなった気もする。



電池の入れる方向が、LED側からネジを外すタイプに変更。単4電池3本の電池ホルダーは昔と全く変わらない。



一般的に手に入っていたアルミボディのランチャー9との比較。大きさが少し大きくなった。ボディはパッケージよりABS樹脂とシリコン樹脂の様だ。本体はスッカスカという感じだったが、重さを量ると、電池込みで旧式ランチャー9が電池込み72gに対して、新しいランチャーライトは70gとそう変わらない。



中を覗くと、スイッチから長い電極が出ていて、金属のリングで電極を渡している。CR2032?なにかの金型の流用でも下のかもしれない。



分解は、工具を使わなくても簡単に分解ができる。今までのランチャー9は、レンズから圧入されていたので、LEDを抜く作業で大変な労力がかかり、更にレンズを割ったり、基板を壊したり、怪我のリスクもあった。しかし、ダイソーランチャーライトVer3は、そんな事はどこへやら、簡単にバラバラになる。改造にうってつけな構造だ。



LED側は、バネを金属板で押さえていて、これが自由に可動することで、スイッチからの接点と接触するようになっている。よく考えられている。この板をゼムクリップなどで反時計方向に回せば、LEDが簡単に外れる。



こちらの部品は従来の部品とさほど変わらない。従来ランチャー9の部品をうまく流用した形だ。



この基板と造りも、旧ランチャー9と同じ。抵抗は読みにくかったが、計ったら15.2Ωだった。



スイッチ部分も、LED側の金属Oリングを外して、スイッチをグッと押しこめば簡単に外れる。
この製品、防水タイプでは無いが、ここまで分解できるので、スイッチのパッキンやアクリルの部分にコーキング剤などで防水加工すれば、簡単に防水属性のライトができるだろう。

アクリルレンズを傷つけることなく、スイッチも簡単にアクセスができるので、今まで私が紹介した、蓄光型タイプのランチャーライトなども簡単に改造できると思われる。

次回は、これにパワーLEDを搭載した記事を書いてみようと思う。まずは紹介まで\(^o^)/




100均(大創)で見つけた電子グッズ2015/10/07 23:18:52



今日は100均巡り。いつもは、キャンドゥへ行っているが、電子グッズに新しさが少し無くなってきたので、仕事帰りに吉祥寺のダイソーに寄ってみた。


100均で見つけた電子部品

手に入れたものはこちら。5LEDスタンド、ランチャー9 ver3ライト、そしてUSB充電アダプタ。他にも雑貨を数点買ったが、こちらが今回の電子グッズ。他にも、100円のLED腕時計とか面白いものがあったが、多分使わないで終わりそうなので見るだけにとどめたw
ランチャー9の件は別の機会にレビューするとして、今回は2つのグッズを紹介。



5LEDスタンド。単3を3本使用する。



電球色。読書灯としては少々厳しいが、夜中にトイレに行くときに使う程度のほのかな明るさなので、これはこれで使い勝手があると思う。




フードが広いので、色々と改造がしやすい。ネジなしなので、改造が大変簡単。



フレキシブルな構造で、電池が絶妙なバランスを保つので、パワーLEDなどを仕込んで、作業灯にいい感じで使えそうだ。後日改造してみる予定。



お次は、216円商品ではあるが、5V1A出力のACアダプターだ。10年前なら絶対にあり得ない価格。これを利用すれば、ACコンセントから簡単に絶縁された5Vを生成できるから、トライアックやSSR、リレーなどを利用した装置を簡単に組むことができる。



私は、モーションセンサを利用したハンダゴテ切り忘れ装置でも作ってみようと思っている。構想だけはあるが、冬休みあたりにでも作ってみようか。


100均で見つけたライト2種レビュー2015/09/06 22:05:36



100均で温度計とか、大型ランタンを探してるが、最近は全然手に入らなくなった。100均というのは、一期一会なもので、ある時ぱったりと手に入らなくなったりする。
反面、安い素材の宝庫でもあるのだ。そんな100均めぐりが好きなのである。
さて、今回見つけたのは光物2種。店はキャンドゥの商品。



一つ目、クリップライトミニ。特色としては、ライト部分がある程度の可動範囲を持っていてテラス方向を決められる。首振りはスリップリング接点採用で、360度ぐるぐる回る。
クリップが薄い部分しかクリップできないのと、電球なので暗く、少々微妙な企画のライトではあるが、スリップリングが面白そうだったので買ってみた。



分解は、首の部分にクサビが入っていて、マイナスドライバーでテコの様にして簡単に外れる。



スイッチも裏側からマイナスドライバーでツメを引っ掛ければOK。



電池は単3を2本使用。極性はない。



これがスリップリングで、端子をこすって接点をつなげる働きをする。
このスリップリングを活かせられる工作の素材として使用すると面白いだろう。


キャンドゥで売っているLEDライト

はい、次w LEDライト。100均が本気出してきました(・∀・)
ボディこそプラスチッキーな作りではあるが、ちゃんとレンズが入っていて、砲弾型LEDを使用しないLEDを採用。1W弱は光が出ている模様。



レンズ部分が可動するので、広角に照らすことも、



遠くまで1直線に照らすことも可能となったのだ。固定はオーリングゴムが中で摩擦で固定する方法。100均やるな(・∀・)



さらに、ネジ式なので凸レンズを簡単に外すことができて、その場合は、レンズ輪ジミのない辺りを明るく光らせるランプとしても利用できる。
ランチャー9改の明るさまでは出ていないが、そこそこ実用的な明るさまで持って行けている。



分解してみる。電池ボックスは、従来のランチャー9と同じ単4電池を3つ入れる電池ホルダーであるが、それ以外の構成部品はとても素晴らしい作りになっていた。



特筆するのが、今までバネで圧入固定でアルミケースに電流を流していたのが、これは、マイナス部分を板バネで引き出してきて、金属のリングでカシメて電極を引き出す方式に変更されている。これで、接触不良などが極端に減るであろう。



電流制限抵抗は8.2Ωを使用している。LEDの電圧降下は3Vだった。ということは、
4.5V(電池)-3V(LED)=1.5V(抵抗に掛かる電圧)
電流=E/R =1.5/8.2 =180mA流していることになる。(実測では150mA位)



LEDの素性は不明だが、秋月のいつもの使っているのよりは少々暗い感じ。
これを300mAまで流したら、基板がアルミ基板でないので熱を持つだろう。
というわけで、この改造を検討してみたいと思う。


安価?にできる高性能乾電池チェッカーの製作(2)2015/08/09 03:17:46



前回、「安価?にできる高性能乾電池チェッカーの製作」が意外にもアクセスされて好評だったので、もう少し詳しい製作例を紹介することにしよう。

ちなみに、内部の解析はご懇親頂いているラジオペンチさんの「100円ショップのバッテリーチェッカー(電池チェッカー)を調べる」がとても詳しく解析されている。2010年にはすでにあったようだ。





1.ケースの加工。角付近の隙間にマイナスドライバーを差し込み、4箇所をこじると簡単に分解できる。



2.メータの分解。メータの配線を半田コテやニッパーなどで全て外し、表から透明窓を親指で押し込むだけで取れる。使用する部分は透明カバーだけだ。抵抗は、2、75Ωが1本ずつ、10Ωが2本入っているが、それも不要。



3.秋月の超小型電圧計
前回記事では緑や赤を使用したが、赤と緑は18mA消費するのに対し、青は10mAと軽負荷である。用途として、モーター系の電池をよくチェックするなら、赤や緑、ボタン電池や、一般的な電池の検査が多い場合は青がおすすめだ。



4.改造前調整
この電圧計は、改造が必要になるが、その前に値の誤差を最小にする調整を行う。適当な電圧計や安定化電源を使って調整。調整ボリウムはとても小さいドライバーが必要。手持ちがない場合、プラスチックの棒の先端をコンロなどで炙って柔らかくし、そのまま、ボリウムに押し当てて冷えるまで待つと、専用ドライバの完成だ。調整は、組立後でも行えるが、最初に合わせておいた方が楽。



5.電圧計の改造と固定
半固定ボリウムの下にある0Ω抵抗を外す。多分いちばん難しい部分。マスキングテープでボリウムを保護して作業するとやりやすい。
改造したら保護フィルムを剥がし、透明プラ部品の中央に電圧計を置いて、マスキングテープで仮固定。その後、ホットボンドで両サイドを固定。



6.筐体の加工
9V乾電池の場合、切り替えスイッチの穴をあける。ドリルで複数穴空けたあと、ニッパーとカッターで角穴に仕上げる。この作業は、9V電池のチェックをしない場合は要らない。



7.筐体裏の加工
筐体裏に、ほぼこの位置でΦ4~6mm程度の穴をあけておく。これは組立後の電圧調整穴となる。




8.昇圧電源の製作と挿入
電源はお馴染みホールテックのPFM電源。3.3Vでも5Vのどちらでも良いが、1.5V乾電池のみのチェックであればHT7750A、9V電池とボタン電池をチェックするのであれば、HT7733Aを使うのをおすすめする。



空中配線の例。うまくやれば、電線なしでもこのように回路を組める。



別の視点から見た写真。
電源なんてめんどくさくて作ってられないよヘ(゚∀゚ヘ)という方は、こんなモジュールを利用してもOK



7.組み立て配線
回路図上の通りに配線。上の写真9V乾電池チェックなし通常バージョン。
アームから出ているバネの処理は、曲げを工夫して、外に出て行かないようにする。



こちらは、9V乾電池を使った場合。ダイオードが2本多くなり、スライドスイッチが1つ追加になる。



8.仮組みとテスト
裏蓋を接着剤に付けないで仮組みし、電圧表示をテスト。HT7733Aと青LEDの電圧計を使った場合は、ボタン電池のテストもできる。


安価?にできる高性能乾電池チェッカーの製作2

9.組み立て
最後に瞬間接着剤などで裏蓋を閉じる。蓋は接着剤の痕が残っているので、それを目安に瞬間接着剤で固定する。

この精度のバッテリーチェッカーは、世の中になく、大抵は3段階~5段階の表示なので、電圧数値を直読できるのはとても便利だ。

回路や配線は前回の記事を参考に



追記 8/31
製作例のご紹介。電流負荷をタクトスイッチで入切できるようにしている。これなら、ボタン電池でも、モータ負荷でよく使う電池でも具合を簡単に調べることができる。素晴らしい。





100均のクリプトン球ランタンをパワーLED化&安定&長時間点灯2015/08/08 16:44:20



作業用の卓上光源として重宝しているクリプトン球ランタンをLED化したものを使用し、とても重宝している。

過去記事

あれから3年、使っていてどうしても改良したい部分が出てきた。それは、連続点灯時間。電池2本で昇圧した方法を採っていた関係で、光の安定時間が3時間位になると、暗くなっていく。
電池は、長時間駆動させたいので4本動作の最大6Vとしておきたい。

手元に、ストロベリーリナックスのTPS63060可変型昇降圧DC-DCコンバータモジュール(2.5V~8V)があったので、それを使うことに。定電圧方式とした。

なにがいいかというと、2.5V~12Vの電源入力でも、必ず設定電圧値(2.5V~8V)の1Aが出力されるという事。



今回の要件にはちょっと贅沢だが、お手軽に作れるのでこれを採用。もし同じ物を作る場合は、LEDがいきなり大きな電流で流れ壊れてしまわないように、事前にこのモジュールを4V程度に調整しておくか、電圧調整時にLEDの配線を切れるような工夫が必要だろう。



100均のクリプトン球ランタンをパワーLED化&安定化

まずはLEDの固定。前回作ったボンドは、結局熱に負けて取れていたので、0.6mm錫メッキを利用してこのように足にしてみた。意外としっかり固定される。アルミ部分のヒートシンクがマイナスとショートしてあるが、プラス側で絶縁しておけば問題なし。

LEDは手持ちに放熱基板付1W白色パワーLED OSW4XME1C1S-100があったので利用したが、最近ではLEDが小さくて高性能な、放熱基板付クールホワイトLED XPGWHT R4(5Wクラス)とかが良いだろう。大きさは一緒で、厚みが薄い。




スイッチのバネ部分のハンダ付けや、電池ボックスのバネのハンダ付けは、接触抵抗を抑えるために是非実施しておきたい。



電線を一切使わず、全て錫メッキ電線で仕上げる。



錫メッキ電線は、その上からハンダゴテを温めて押し付けると熱でプラスチックに沈んで固定される。接着剤いらずで簡単に結構しっかり止まってくれる。



LEDプラス側の処理。10Ω1/6W抵抗を並列で2.5Ω調整とした。0.67W相当。
LEDの電圧降下が3V程度なので、設定電圧4Vだと

  4V-3V=1V
  電流 = 1V÷2.5Ω=0.4A (LEDがのバラつきもあるので、実際は300mA程度)
  電力 = 1Vx0.4A = 0.4W (1Vは抵抗にかかる電圧)

参考
 3.75Vにした場合
  3.75V-3V=0.75V
  電流 = 0.75V÷2.5Ω=0.3A
  電力 = 0.75Vx0.24A = 0.18W



私はもう少しだけ明るくしたかったので、実験して4.8V程度にして、りん青銅の放熱板を取り付けてみた。1時間エージングで、まあ許容できる熱だったので、これでいこう。




このクリプトン球ランタンは、このまま利用すると、レンズの輪ジミがひどくて、作業用の光源としては使用に耐え難い。いろいろと素材を探した所、クッキングシートと言われる物がとてもいいあんばいで拡散してくれる。こちらは熱も強いのでLEDで熱がでる部分にも安心して使える。

ただし、テープはおろか、あらゆるボンドを使用しても固定することはできないだろうwなので、挟み込んで使用することになる。



LEDを通すケースとコリメータの穴はリーマーかヤスリ、ニッパー等で23mm以上の穴をあけておく。穴はあけすぎても特に問題になることは無い。



点灯試験。さすがに明るい。



前回より少し多めに流しているので明るさが明るい(左側が新しい)
更に、電池を4本使っているので、余裕の照明時間。



というわけで、ハンダ付けに重宝するLEDランタンの完成だ。
このケースが便利なんだよね。100均で見つけたら、即ゲットスルことをおすすめする。

100均といえば、最近温度計をほとんど見なくなったな。あれ便利なのに。









Google
www Blog HP BBS


air_variableサイトをまとめて検索 
カスタム検索
[][admin][mobile][Homepage][BBS][Blog][YouTube][asablo]