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DSO Nano version 3.64(BenF)にアップグレード2013/08/15 18:55:42



たまに持ち歩いて今でも便利に使っているDSO Nano V1。V2も販売終了し、現在はV3暫くぶりにDSO Nanoの情報を調べると、既にファームウェアバージョンが3.64まで上がっていた。
変更は、SDカードがSDHCに対応したらしい。これで古いマイクロSDカードを探さなくても良い。
というわけで、ダウンロード(ZIP)してインストール。



最初から入っている純正ファームは正直いってユーザーインターフェースが使いにくいのでBenFバージョンに入れ替えるのがオススメだ。 BenF いいよ! (・∀・)



インストール方法は、過去の記事を参照してDfuSeをインストールする。
過去記事では、古いリンクのため、STマイクロのこのページへ飛び、STSW-STM32080のdownloadをクリック。zipはこちら) DfuSeが3.0.3になっている。
DfuSe_Demo_V3.0.3_Setup.exe をクリックしてインストールする。



以前のDfuSeをインストールしている場合は一旦アンインストールしてからインストール。

DSO NanoはUSBを繋いでおき、下キーを押しながら電源を入れるとDFU SEが使える状態になる。なお、PICkit2やゲームコントローラがUSBに差し込まれていると稀に起動しないので、その場合は一旦USBから外す。



DfuSe3.0.3の場合



DfuSe3.0.0の場合

そして、seeedstudioからダウンロードしたファイルを解凍し、それぞれのファイルを使って
DSO BenF LIB v3.53.dfu
DSO BenF APP v3.64.dfu
と合計2回書き込みを行う。チェックする部分などは過去記事を参照の事


DSO Nano version 3.64

さて、2つのファイルを書き込んでから電源を切って、再度電源を入れるとバージョンが上がったことが確認できる。



SDHCに対応した以外は機能は変わらないが、これから一般的になるSDHCカードに対応したのは安心感がある。



思えば個人輸入したDSO Nanoで、追加スイッチまで付けて改造したりして、まだまだ現役で使っている。1チャンネルでDCレンジで帯域も音声位しか測れないが、機動性はいいオシロだ。
一つ持っていても全く損は無い。




DSO Quadアップデート情報とケーブル加工2011/07/23 20:20:08


DSO quad アップデート情報

DSO Quadのファイル
APP:App2.45(b) → 2.50(APP_B250.zip 2011/07/11)
SYS:1.41 → 1.50 (SYS_B150.zip 2011/07/11)
手順は前回の記事を参考に。ファイル名も中国では一般的なrar圧縮ではなく、zipになった。


アップデートしたら、マニュアル(zip)を元にキャリブレーションをお忘れなく。起動してから2秒以上■を押し続けるとそのモードになる。リファレンスになる電源があれば、その都度セットする事もできるがプローブをGNDとショートさせてのGNDキャリブレーションはとりあえずやっておく。プローブを交換した場合でもこの作業は必要になる。


圧縮解凍ソフトはEXPLZHを長年愛用している。どんな圧縮形式でも、殆ど解凍できる優れものであり、圧縮する時も、年月日時間のファイル名を簡単にできるので、ソースファイルなどの保存に重宝している。




バージョンは電源を入れたとき1秒位しか表示しないのだが、sysのバージョンなら■を押しながら電源を入れるとシリアル番号も含めて電源を切るまで表示してくれる。appのバージョンは通常起動時の1秒のみ表示。シリアル番号は一応紙などに控えておいた方が良いだろう。



seeedstudioフォーラムでは、新しいユーザーインターフェースがテストで公開されている。確かにDSO Quadはお世辞にも使いやすいとは言い難い。DSO nanoのBen-Fバージョンが非常に使いやすくて、ちょっとした波形確認なら機動性の高いDSO nanoを取り出してしまうほどである。劇的にUIが変わるといいな。


さて、折角手に入れたDSO Quadだ。つかってやらにゃあ。
DSO Quad用のBNCアダプターを手に入れて、色々なプローブでも使えるようにしようと思ったのだが、国内でDSO Quadを扱っている千石電商スイッチサイエンス共立電子では、取り扱っていない様だ。しかも、本家も売り切れ。



なあに、慌てる事はない。千石電商ではDSO quadのデジタルプローブDSO nanoのBNCアクセサリーを取り扱っているのだ。つまり、これを組み合わせるだけで、DSO nano/quad兼用の変換コネクターが出来るという次第。



ついでに千石電商で、これこれを買って、DSO Quadのデジタルケーブルの間にこのφ3.5mmモノラルジャックとプラグを付けるだけ。



コネクターから7センチ位の所でカットし、カッターでころころ転がして被服を取る。


芯線の皮むきをニッパーで横着して行って、ズルズル・・・・・

アッーーーーーーーーーーーーーーーー
産業廃棄物を作ってしまった。芯線を強く引っ張ると、この様に二度と直せなくなるのでご注意。
まあ、千石さんにあるので後で買ってこよう。


ハンダ付け。あらかじめジャック側のケースを通しておかないと、これまた大変。



これで完成だ。標準のオシロスコーププローブを繋げる事も、



デジタルプローブを繋ぐ事もできる様になった。更に、このプローブはDSO nanoでも流用できる。



DSO Quadに付属のオシロスコーププローブは、約227Ωの抵抗のみが入っているのか。
実際にBNCでPDS5022Sのプローブをつなげてみたら、表示の半分の電圧だった。キャリブレーションで更に電圧を入れて設定が必要になるだろう。


7/27追記


千石電商でMCXP-BNCJ変換ハーネスを売り出した模様。売り場は本店2階左側の壁のカウンター近くに置いてある。ホームページ上には無いが、その内売り出すと思われる。




秋月電子通商で売っている高圧オシロスコーププローブを使ってみた2011/06/05 01:15:02

秋月電子通商で売っている高圧オシロスコーププローブを買ってみた

ガイガーカウンターを駆動させる回路は高圧回路が必要になるが、簡単に調整するには高圧プローブを使ってオシロスコープで観測するのが手軽である。秋月電子に100:1のオシロスコーププローブが置いてあったので、購入しておいた。店内の所在は、店の一番奥の左手にある網にぶら下がっている。

取扱説明書

価格は3,000円。「HONG KONG TEXAS CO,,LTD」という中国のメーカー。型番はTX3125。1.2KVまで使用できる。

プローブと付属品

付属品一式。このプローブは汎用のBNCであるので、色々なオシロスコープに接続できる。
もちろんDSO Quadでもこのような変換アクセサリーを使えば使える。DSO nanoなら、これを使えば良い。

今回はOWON社PDS5022Sに接続してみた。

x100

PDS5022Sは、プローブの倍率設定が出来るので、CH1メニューでx100にセット。

キャリブレーション端子

この様にキャリブレーション端子に接続して、プローブのBNCコネクター側にあるトリマーコンデンサを付属のドライバーで回して調整。

キャリブレーション

これが正しくキャリブレーションされた波形。

x1000

PDS5022Sは、なんとx1000までの設定があるんだよな。

周波数によって扱える電圧が異なる

高圧プローブは、周波数によって扱う事の出来る電圧が異なるので注意だ。また、PDS5022Sの場合、プローブのGNDが絶縁されていないので、商用100Vに絶対に接続しない。プローブが焼けたりする可能性がある。どうしても観測したい場合は、DSO Quad(DSO nanoは直流のみなので不可)などの電池で駆動している装置や、オシロスコープの入力が絶縁入力されているものを使用するか、コンセントを1:1の絶縁トランスで分離する。

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サラダスピナー(野菜水切器)の速度を測ってみた2011/02/27 23:59:28



おい!!台所になんでDSO nanoとブレッドボードがあるんだよwww

 (´・ω・`) やっぱり計ってみたいじゃない?


 (`・ω・´) スピード計るよ!!!




簡単に測定するために、回転部に光源。100均で良く売っているキーホルダー型のLEDライトだ。これは指向性が鋭いので、こういう用途にうってつけ。




これをフォトトランジスタ(型番は、ジャンクからの漁ったので不明)で受けて、回転数を計れば速度が出る。



回路は、至って簡単。ここでDSO nanoの機動力が物をいう。100ms/div位で計ってみよう。
ありゃ、上の回路のフォトトランジスタがダイオードのシンボルに。正しくはマイナス側がエミッター、抵抗側がコレクターである。



バスケットの真ん中あたりの直径は18センチ。という事は直径x3.1415926535・・・を掛ければ円周がでるので、それを回転数(周波数)で掛ければ接線速度が求まるわけだ。





さて、これが実験風景。意外と波形がきれいに取れるものだな。





でも、一人で回しながら測定データーを取るのは中々難しい。惰性で回っているときにキャプチャーした画像。普通に回せば5~6Hz位、結構速く回すと10Hz位になる。

直径(m) x π(3.14159) x 回転周期(Hz) x 60(秒) x 60(分) ÷ 1000(km)

という事は、

直径 円周(m) 回転周期Hz 1秒間の距離m/s    時速換算 km/h
0.18 0.565486668 10     5.65486668     20.35752005

時速20kmか。結構速く回るんだな。最近はこんなサイトもあるから、簡単に計算できる。
こうやって計ると、結構見えない事も分るんだな。



DSO nano ファームウェア BenFバージョン3.6x 公開2011/02/20 20:36:52

現在のバージョン3.64

DSO nano ファームウェア BenFバージョン3.60 公開

前回素敵スイッチを紹介したついでに、バージョン3.52を紹介したのだが、結構早いサイクルで、バージョンアップが進んでいるDSO nanoのファームウェア。BenFがんばってるな!

今回は3.61である。LIBのバージョンのみ前回の3.52から変っていない。変った所といえば、波形表示の若干のアルゴリズム関係が変更になったそうだ。
 → 5/19に3.62にバージョンアップ
 → 2012年1月1日に 3.64にバージョンアップ
    なんとSDカードで現在一般的なSDHC規格のカードが使える!※注記あり
    ※SDHC対応とあるが、場合により対応していないSDHCカードあり。
    同梱マニュアル18ページ上ではsdformatterソフトを使うように書かれている。
    上書き設定オン、論理調整サイズオンでフォーマットしてみて、
    それでも動作しない場合は、普通のSDカードをご使用のこと。

    Update 2012.01.01 APP V3.64, LIB 3.53
    LIBもアップデートされているのでご注意


書き込み方法は、過去記事を参照の事。くれぐれも自己責任で。




こちらは200KHz時の波形。多少崩れているが波形として認識は出来る。



こちらは100KHz時の波形。殆ど問題ない表示だ。

なお、これら2枚の画像は、モードをMEに合わせ、素敵スイッチを押す(V2ならBボタン)かMキー長押しでSDカードに書かれたものをPCとUSBで繋ぎ、そのデータをBMP→PNG変換したものだ。
こういう波形が連番がされて、手軽に撮れる様になり使える測定器へと変化していったBenF氏の貢献は非常に大きい。



追記:2012/10/27

BBSの方にDSO nanoの情報を頂いた。最新のは新しいブートローダーになっているという事だ。
DSO nanoをようやく入手し、早速BenF V3.64に更新しようとしたのですが、新しいbootloaderになっており、STのDFuSeでは更新することができませんでした。"-"(↓が"-"になっている)を押しながら電源を入れ、PCに接続すると、DSO Quadのように、仮想ドライブとして出てきます。
DSO nanoの画面にはPlease copy Hex or Bin file to the DFU virtual USB disk
とあり、xxx.DFUファイルをコピーしても、コピーできません。Seeedstudio ForumにHEXファイルの状態のファームウェアがありましたのでこれを入手します

これの上から5番目の投稿に添付されています。解凍すると2つのHEXファイルがありますが、両方を仮想ドライブを入れ、再起動するとBenF3.64になります。コピーはair_variableの DSO Quad記事の通りにできます。

更新後、SDカードが読めない、書けない場合があります。SDFORMATTER というソフトをダウンロードしてフォーマットすれば使えるようになりました。(SunDisk 2GB)これも上のスレッドの後ろの投稿より。




旧DSO nano (Pocket size版) にスイッチ1個追加してV2と同じにする方法 → 素敵スイッチ2011/02/13 23:59:14


DSO nano BenF3.52は、最強ファームウェア

BenF! BenF! あなたは最高だ!!! もうバージョンが3.52になっている。色々使い易くなったのは、このBenFバージョンからである。


オリジナルファームより倍の200KHzまで表示

使い易くなったのもそうだが、もちろん性能も上がって、前は100KHzすらまともに表示できなかったが、このバージョンでは200KHzでもご覧の通り波形を確認できる。


 

書き込み方法は、過去記事を参照の事。くれぐれも自己責任で。




ところで、このDSO nanoは旧版となるポケットサイズ版と、現行のV2版がある。どちらも同一のファームウェアが使えるのだが、操作系で違う部分が一つだけあるのだ。それはスイッチ。

   素敵スイッチとでも命名しておこうか (・∀・ )

このスイッチは実は超便利なスイッチで、ワンタッチセーブや、オートセットをボタン一発で行う事が出来るのである。逆に言えば、無くてもメニューから選べば実現できるが、このスイッチの威力はすさまじく、一度使ってしまえばメニュースイッチでいちいち設定なんてしていられない。




まず、旧版の回路図を見るとK2~K7までの6個のタクティルスイッチで構成されているが、




V2版の回路図(pdf)を見ると、K8というのが一つ拡張されている。



回路図のポートはSTM32の26番ピンが、



拡張されたスイッチに接続された事になる。

さて、こんな素敵スイッチがV2しか付いていなかったのだが、旧DSO nanoの購入者も結構いるはずである。ならば、改造方法を紹介する次第である。

 (´・ω・`)改造するので、自己責任でね。 (´・ω・`)よろすく



分解方法

まず分解。一度組み上げたDSO nanoは、裏からは開けることができないので、表のアクリルをカッターなどで起して剥がし、ネジ6個を外す事で中にアクセスできる。更に、2本のネジで基板が止まっているのでそれも外す。オシレーター用の白い線は、ハンダを外し、基板を中から取り出す。



ここら辺に穴をあける

さて、おもむろに加工画像だが、この辺りに、タクトスイッチの穴をあける。ヤスリがけはキズをつけないように。ゆっくりと




エアーダスターはあったほうが仕上がりが綺麗にできる。



スイッチの取り付け例。上側の2つは、ケースが干渉するので、最終的に根元から切った。


タクトスイッチ

タクトスイッチのノブの長さは4.5mmを使用した。



配線材は、手前のポリウレタン線で行った方が楽である。



信号はこの位置から。一番端なのでハンダ付けは比較的やり易いと思う。ハンダ付けするときは電池のコネクターを抜くのをオススメするが、これが堅い。抜けない場合は、スイッチが入らないように慎重に作業をすすめる。



もう一つは、この部分。グラウンドなので何処でもよいが、ここが楽だったのでここにした。



余裕を持って引き出す。セロテープで固定しておくと便利。




タクトスイッチにハンダ付け。



その後、ホットボンドなどで固定する。私は一回失敗したので、エアーダスターをひっくり返して急冷材としてホットボンドを剥がして再度取り付けたので多少汚くなってしまった。




横から見て、スイッチが液晶パネルよりも飛び出ていないかを確認。




あとは、組み立ててネジを締めるだけだ。



ver3.52なら、以下の機能が使える。
TEでオートセット
MEかFIにしたあと、拡張スイッチで画面セーブ。
XA/YAでカーソルの表示・非表示が出来る。

これで、DSO nano V2と同様の機能が全て使える事になった。

 素敵スイッチ、ガンガン使っちゃってね! (・∀・ )

追記:
Mキーを長押し(1秒以上)でこの機能と同等になるというコメントを頂きました。長押しが煩わしい人は、この改造が有効となるでしょう。



DSO nano ファームウェア BenFバージョン3.5x 公開2010/12/06 23:24:45




侮るなかれ、サードパーティのファームウェア。
BenF最高だ!以前はマスストレージクラスとして見えるようになったのだけでも驚いたのに、今度は更に使い易くなったバージョンをリリースしてきた。

DSO nano ファームウェア BenFバージョン3.32公開!今の所の最強

発売からちょうど1年経ったDSO nanoだが、また更なる進化を遂げた。前回のUSB経由でマスストレージクラスとしてBMPファイルが取り込めるのも凄かったのだが、更に便利になった。



大きい変更は、前回ではダミーのBMPファイルなどを用意しなければセーブができなかったのが、それも不要となり、サブフォルダーを自動生成してそこにファイルをドンドン落とし込んでくれるのだ。DSO nanoは時計を持っていないので、タイムスタンプが全部2010/10/10 10:10になるが、ダミーファイルを作らなくて良くなったのは、大変ありがたい。FIにカーソルを合わせて Save Imgを選択、左右キーでファイル名番号を決め、Mキー長押しでセーブされる。

測定しながらパソコンに取り込むことも普通にできる。
設定ファイルなども保存できるので、よく使う設定を保存できるのも便利だ。



あと、簡易の発振器モードでも、波形のデューティも変更できる様に改良された。素晴らしい。これは是非ダウンロードして使う事をお勧めする。この簡易発振器モードは凄く便利。LEDのPWM点灯試験とか、音の試験とか、とにかく重宝する。


DSO nano ファームウェア BenFバージョン3.32公開!今の所の最強



 → 更に最新ver3.52 (2011/2/7現在)  ( ゚∀゚) BenF! ( ゚∀゚)BenF! 


書き込みはum0412.zipが必要なので、STマイクロのホームページ上のDesign Supportタブより、
DfuSe USB Device Firmware Upgrade STMicroelectronics Extension: Contains the Demo GUI, Debugging GUI, all sources files and the protocol layer 6687KB(zip)
をダウンロードし、インストールしておく。使い方は、こちらを参考に。これでDSO nanoユーザーが更に便利に使える様になるはずだ。もちろん DSO nano Version2でも使える。但し、くれぐれも自己責任で使用されたし。


現在国内で買えるDSO nanoは、千石電商共立電子産業、そしてスイッチサイエンスにて入手可能だ。やっぱり一台はもっていたいよね。





DSO Nano がUSB接続経由でマイクロSDカードへのアクセス可能に2010/11/15 01:58:55

seeed studioでは、まだまだDSO Nanoがアツい。なんと、USB接続でマイクロSDの中身を認識できる、いわゆるマスストレージクラス対応となったのだ。但し、サードパーティ版である。

DSO firmware version 3.1 BenF Release


ダウンロードは、こちらの方のAttachmentという所のゼムクリップ横のリンクよりダウンロードできる。※このファームウェアのバージョンは頻度に更新されているので、直接のリンクを外しました。2010/11/22現在はver3.20でその前の3.12はこちら


書き込み方法は、過去記事を参照の事。くれぐれも自己責任で。

それと、これも当たり前の話だが、マイクロSDは購入して入れておく必要がある。相性問題は過去記事を参照の事。フォーマットはFAT16かFAT32で行う。SDHCや2GBを超えるもの、著作権保護付きはどれも不可。seeed studioではsandisk社の2GBで動作確認をしているとの事だ。



メニューは直列で使い易い

メニューは上下、値変更が左右、そしてMキーでサブメニューという統一されたユーザーインターフェースで、むしろ純正ファームウェアより使い勝手がとても良い。キャリブレーションメニューもあって、波形の大きさやグラウンドオフセットも設定できるのもポイント。

FIという項目のサブメニューにSave Imgという項目が追加された。これをフォーカスして、Mキーを長押しすると、ファイル名の数字がインクリメントされ、BMPとしてセーブされる。
refとか、Proとかあるが、恐らく設定ファイルの保存も出来る様になっている。

赤枠のデータの数字を変えてコピーしておく

ただ、DSO Nanoには時計が無いので、ファイルのタイムスタンプが打てない事と、ファイルシステムで新しくファイルを作成しないので、予めダミーデータとして、数字の連番を変えたファイルを作る必要がある。ちょっと面倒ではあるが、10個も作っておけば事足りると思うし、動作中、USBからBMPデータを直接アクセスできるので、さほど問題にならないだろう。

SDカードには番号を変えてダミーデータを作る

DSO Nanoの中身はこういう風に見えてくれる。今まで、どのファームウェアでも出来なかったマスストレージクラス認識が可能になった事は大きい。BMPでセーブされるので、前回紹介した特殊なファイルを予め書いておき、メディアを抜いて、更に変換ツールを使うなんていう事をしなくても良くなる。


BMPで直接セーブされる


データはセーブしたら、直ちにアクセスが可能。BMPならワードやエクセルに簡単に貼り付けられるので、インスタントレポートの作成に、このDSO Nanoを活用する事も現実的となった。
波形のサグは仕方ないが、大体の電圧や、時間測定には十分機能してくれる。

波形セーブする以外の用途でも使用できる。転送レートはUSB1.1だが、USBメモリー的な使い方も出来るのは知っていて損ではないだろう。DSO Nanoによく使うドキュメントとか、DSO Nanoの取扱説明書(pdf)をサブフォルダもで作って入れておけば便利に使える。



STM32F103VBT6 STマイクロのサイトへ

DSO Nano V2とノーマルの違いは、未確認ながら回路図を見る限り、STM32F103VBT6-26pinから出ているKBが拡張されて、Quick adjust(Bボタン)として割り当てられている模様。

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Future of DSO Quad

seeed studioでは次世代の4ch小型オシロ DSO Quodのプロトタイプ写真を公開したが、リリースはまだ先の様だし、DSO Nanoはまだまだ面白そうなアイテムなので、持っていても損はないだろう。



共立エレショップでもDSO nano V2の販売開始!2010/10/27 19:30:02


共立エレショップ DSO nano v2発売開始


価格がんばっているなぁ。

所で、日本でよく売れているのか、日本語マニュアルも公式から発表された模様。






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