DSO Quadの内部ファーム関係がアップデートした。DSO Quadはapp,sys,bin,logoの4種類のファイルで構成されている。アップデートのやり方は、専用の書き込みアプリケーションは必要なく、DSO Quad上のUSBメモリーに直接アップロードする事で実現される。
今回のアップデートファイルはDS203APP.hexと、SYS_B134.hexの2つのファイルだ。SYS_B134.hexは、一つ前の2.32(APP_B232.hex)と同梱なので注意。
※アップデートについては、くれぐれも自己責任でお願いします。操作による不具合等は当方では一切責任を持ちません。
USBとパソコンを接続して左上ボタンを押しながら、電源スイッチを入れる。
上記画面になり、パソコンはフォルダーが出現する。フォルダードライブはパソコンの環境によって各自異なる。私の場合はEドライブ。
先ほど解凍した、DS203APP.hexをEドライブへドラッグドロップ。その後、一旦フォルダーが閉じて数秒すると、
DS203APP.rdyというファイル名に置き換われば転送成功だ。このファイルは、自動的に消えるので、そのままで良い。もし、errなどになれば、ファイルの確認などを行い、もう一度行う。
次にSYS1.34 AND APP2.32.zipからSYS_B134.hexを探し、
このファイルだけを、先ほどの操作同様にドラッグドロップして、同じようにSYS_B134.rdyが帰ってくればOK。
あとは、電源を入れなおせば、バージョンの確認が出来る。
なお、これは私のだけかもしれないが、USBが刺さったままDSO Quadの電源を入れるとパソコンが認識エラーを起す場合があるようだ。その場合は、USBケーブルを外し、電源を入れてから、USBを差し込む。
基本操作は、これからも変わらない方法でアップデートが出来ると思う。
ところで、シリアル番号は、上記写真では消しているが、これはもしかしたら将来必要かもしれないので、各自写真やメモを取っておいた方が良いと思う。
なお、ファイルによって順番通りの手順が必要な場合がある。
先ほどのファイルの中で、使用しなかったファイルとして、
GFG_FPGA.ADR
V222FPGA.BIN
LOGO_00B.ADR
LOGO_001.BIN
があるが、それぞれ
GFG_FPGA.ADR をアップ → GFG_FPGA.ADR.SET確認
→ V222FPGA.BIN をアップ → CFG_FPGA.USE、V222FPGA.RDY確認
LOGO_00B.ADR をアップ → LOGO_00B.SET確認 → LOGO_001.BIN をアップ
→ LOGO_00B.USE、LOGO_001.RDY 確認
というように、*.adrとその関連されるファイルの順番で転送するようにする。逆にやるとエラーとなる。
今回のアップデートでは大きく変わった所がまだ実感されないが、今後、DSO nanoと同じように改良が加えられていくものと思う。
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