試験当日。電車遅れとかつまらないことで遅刻して試験が受けられない事の無いように、約1時間前の10時に試験会場の渋谷に到着。朝から暑い。駅でペットボトルを買っていく。熱中症対策との事で試験中も飲める。
道玄坂を5分ほどかけて登って行くと試験会場が見えた。
試験会場到着。会議室の多くがこの試験に利用される。学生が5割位、あとは30歳代~40歳代位。年配も2割ほど来ていた。普通に若い女性も受験に来ていた。
大体200人位は入れるであろう会議室に入ると、既に半分の人が着席して復習などしていた。
机の上には、番号と氏名のついたシールが貼られて、折りたたみ机の上に500x350mm程度の灰色の厚紙が敷かれている。2人で使うのだが、思ったより空きスペースがあった。
その他に受験の心得と申請用紙が配られていた。合格した暁には、この用紙で都庁へ行って申請するというあんばい。それにしても金のかかる資格だなw
ここで、入室時間の11時まで私も複線図を書く練習を4問程行い、軽欠陥などの判定基準をもう一度おさらい。道具は合格クリップ以外は既に机の上に展開しておいた。
11:00になったら、最初に配布された資料の説明、受験票の回収準備の説明などが行われる。
受験票は筆記試験で受験した写真付きのを切り取って渡す。その受験票には予め技能試験番号を記載しておく所があったのでボールペンで記入。
15分位すると、問題用紙配布、受験票のマークシートが配られ、更に水色に24と印刷されたダンボールが各受験生の席に一つ一つ配られた。
問題はまだ見ることは出来ないが、支給部材とうっすら透ける所から出題がおおよそ理解できる。この時点でジョイントボックスが使われないので、プライヤーを仕舞う。
部品は箱から出して確認。ケーブルも輪ゴムから外して長さを確認。確認しながら、どんな施工をするかをイメージしていた。なお、この時端子台などのネジを緩める行為などをすると不正とみなされるので注意だ。
11:30試験開始の合図と共に、ストップウォッチ始動。試験開始。出題は予想問題No.6だ。
(ちなみに、日曜はNo.8の4端子が差込コネクターだったそうである)
いきなり工具で加工をする人がいて焦るが、複線図を書かなくても出来る位練習したのだろう。
条件の説明。特に注意することは無さそうだ。私の教本では全部圧着スリーブで書かれていた問題だが、これは4極差しこみコネクターを使う指示になっていた。
スリーブは3つ、◯刻印が2箇所だ。間違えないようにマーク。複線図は大体4分程掛かった。練習でもそれくらいだから、まずまずの成果。早速ケーブルをカットしていく。やり直しが利かないので緊張する。
練習を2回行なっているので、3度めは余裕。寸法も練習と全く同じだった。最初に一番面倒なランプレセプタクルの輪っかから始める。楽勝だなw
次に厄介な端子台。5センチでむいて、電工ペンチで慎重に寸法合わせをした。スリーブ端子も電工ペンチ幅でカット。いつもは目分量だが、合格には急がば回れだ。
楽勝なんて思っていたら、ここで信じられない出来事が!! 圧着で
「ここは2mmと1.6mmだから 小マークだ」と心で言っているのにも関わらず、なんと、◯マークで圧着。圧着しながら「おおおおおおおお のーーーーーーー」と騒ぐ。客観的な視点で手が勝手に圧着工具を握った (´・ω・`) ありえねええええええええ 放置すると重大欠陥で即不合格。
既に他の圧着端子は付けてしまったし、差込コネクターもついた状態。全部外すにはリスクがありすぎる。急遽、スリーブを根本から切り、圧着できる最低寸法で採寸して被覆を剥いて修正。
何度も何度も圧着工具を確認して今度は小圧着完了。他の所より2センチ程短くなったが、テープ幅の20ミリ以上確保されていればOKなので問題なし。軽欠陥と重大欠陥の情報を知っていてよかった。
上の写真が、最初の圧着だ。練習しても本番ではこんな予期せぬハプニングがあるという戒めも込めて記念に持ち帰ってきたwww
指差し確認しながら作業。最後に名札を端子盤にくくり付けて製作終了。作り終えた時は33分だった。残る7分はメジャーで長さを測って確認。何度も接続部分を確認。スイッチとコンセントの順番を確認。これでもう間違いが無いと確信した38分頃、工具と散らかった物を支給袋に集めて片付ける。
殆どの人は出来上がっていたが、こんなギリギリでもネジの支給を求める人などがいた。12時10分に試験終了の合図。ここからは一切製作物を触ってはいけない。わまりを見渡したら殆どの人は完成していた。
途中退出もできないし、退出カードをもらって退出する仕組み。外部持ち込みでの製作物のすり替えなどを防止する処置であろう。15人一列毎にカードを配っては会議室出口で札を回収した。
問題用紙は持ち帰りOK。
やっと終わった安堵感。
思えば3月に受験を決意してから4ヶ月にも及ぶ試験勉強。とても長く感じた。2回の試験があることと、技能という時間内に製作するという普通の国家試験では味わえない緊張感があった。
恐らく大丈夫であるが、2ちゃんねるの資格全般にある第二種電気工事士で不安な書き込みがあったので、チェックがてら貼っておこう (´・ω・`) ボクハダイジョウブダ
受験票に手書きで今回の技能番号を書く欄があるけど、ちゃんと忘れず書いた?
マークシートの番号大丈夫? 鉛筆で書いた?
試験地とか本名を漢字で書いた?まさかボールペン?
圧着マーク合ってるよね?ね?合ってるよね?
ボックス打ちぬいてないよね?
端子盤仮止めのままとか無いよね?
取付枠のカシメ、中途半端じゃないよね?
スイッチとコンセントの順番大丈夫だよね?
ランプレセプタクルと引掛けシーリングの位置大丈夫だよね?
ちゃんと色あってる?Wの方に白入れた?
最後に寸法測った?
札に番号と氏名書いて、製作物に括りつけた?付けてないと採点されないよ。
差しこみコネクター奥までチャント差した?銅線見えてないよね?
取付枠は上下裏表大丈夫だよね?
いやいや、不安を煽るわこれ (´・ω・`) 多分大丈夫だw
今回一番活躍したホーザンP-956。今では3芯2.0mmもむけるP-957が主流。
この工具では、今回の課題の3芯2.0mmでむけないので、
電工ナイフ登場。
最初は使わないなんて書いたが、最後にはこれがすごく便利だと分かった。食わず嫌いみたいなものだったな。逆に合格クリップは、最初にゆっくり勉強するには便利に使っていたが、練習最後の方では全く使わなくなった。慣れると時間のロスになってしまったからだ。
切り方は色々あるみたいだが、私は、まず机の上で平らな部分をくっと押し込んで切込を入れて、そのまま横をクルッと回して、裏側も同じように傷を入れる。
先端の電線の中の被覆の間にナイフをサクッと差し込んで、あとは自然に刃を送るだけ。りんごの皮むきのイメージ。刃で怪我をすることもまず無い。
あとは手で簡単にむしり取れる。練習すれば本当に簡単に出来る様になる。今年後半で受験する人や以降に受験する人の参考になればと思う。
久々の開放感 (・∀・) まずはお疲れ オレw (`・ω・´)
「今までの経費」
●受験料 \9,300
●参考書
オーム社第二種電気工事士筆記問題集 \1,470
電波新聞社 第二種電気工事士技能試験 \1,890
●工具
HOZAN 電気工事士技能試験 \10,308
●材料
平成24年度「準備万端 全13問分の器具セット」 (送料無料)\10,500
平成24年度「準備万端 全13問分の電線セット」 (送料無料) \5,800
VVF2C×1.6mm 10m (楽天市場てるくにでんき) \700 送料 \700
【小計】 \40,668
●交通代
筆記 電車560、バス420 計 \980
技能 電車420、バス420 計 \840
【合計】 \42,488
「合格後にかかる費用」
申請手数料 \5,200
交通費(新宿迄)\740
【今回の第二種電気工事士に掛かる合計金額】 \48,428
なんとか5万円以内で収まりそうである。
追記:7/30
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