第二種電気工事士の資格を取るんだ!! そう決めたので早速行動に移す。
数十年前まではモグリ工事士でも、簡単な電気工事は無資格でやっていた所も多かったのは事実だ。免許を持っていればコンセントの交換やブレーカーの交換(追記:交換作業は資格不要)、照明器具の増設などが合法的に行える。今まで持っていなかったのが不思議なくらいだ。
前回の説明では、筆記試験の合格後、技能試験があるから、いま技能試験の対策しても無駄では?と思われるかも知れないが、まず筆記試験のやる気を出すために、手で触ってみたかった事と、こういう対策グッズや教本は、需要が多くなった時に品薄になる可能性が十分あるので、先に購入したわけである。
このセットひとつあれば、その他の工具は要らないはずだ。単品で揃えると意外と高い物が、セットで1万円ちょっとの出費で済む。私が持っている工具と重複するものが何点かあるが、一番の目玉であるVA線ストリッパー(
P-956)と圧着工具(
P-737)だけで8000円以上すると思うので良とした。詳しくは、
ホーザンから発売されている電気工事士技能試験セットのサイトをご覧あれ。
では、私がすごく( ・∀・)イイ!!と思った工具3種類を紹介しよう。
これがVA線ストリッパー(
P-956)。これひとつで被覆向きやカットが簡単にできて、プライヤーとしても使える。また、100ミリまでのスケールと12ミリのゲージが印刷されているので、素早くケーブルを加工できる点が良い。試験はもとより、現場でも十分使える仕様に仕上がっている。
練習用にVA線も買ったので早速使ってみる。挟んで引っ張るだけ。最初は中の被覆にキズを付けてしまったが、何度か練習するとコツが分かる。挟んでちょっと緩めながら引き抜けば綺麗に仕上がる。すごく簡単。
こんなに綺麗に剥けて、たったの10秒。
内部の被覆も2本同時に剥くことができる。1.6mmでも2.0mmでも対応。また、ケーブルの切断もこれで行える。そんなに握力をかけなくても簡単に加工出来る。
差し込みコネクターやスイッチなど、ゲージを必要とする所も、印刷を目安に素早くむける。
試しに電工ナイフでやってみた。電線から導線を出すまでに1分近く掛かっている。
(´・ω・`) 試験でこんなんやってられんわ
試験は時間との勝負。ナイフの出番はまずないだろう。おまけ程度の位置付だが、希に必要なので工具セットには入れておく方が良い。
お次は圧着工具(
P-737)。よく見るのが30センチ以上の長い圧着工具だが、かさばる上に値段が結構するのだ。こちらは全長20センチと小型だ。小型でもラチェット構造になっているので、簡易圧着工具と違い、しっかり圧着される。無論、ラチェット型でないと試験に受けられない。というのは、
○、小、中と、この刻印が判定の基準になるからである。小さいながらもしっかりした作りで、やはり、普通の工具としても活躍出来る。
この工具は、間違えて圧着した時にラチェットを外す練習はした方が良いだろう。試験の時に慌てなくて済む。
こちらは「
合格クリップP-926」という物だ。文字通り、試験合格に導く便利グッズ。限られたスペースと時間で手早く仕上げるためには、自分の能力を高めるには時間が足りない。そういう場合は良い工具やグッズで時間を短縮する方が適切だ。こちらは5個あるので大抵は足りると思う。
さて、今年の出題。13問の配線が予め公開されるが、より理解するにはこういう教本を買うほうが良い。(国家試験全般として言えるが、こういう必勝本を買わないと逆に色々面倒である)
私が選んだ本は、電波新聞社の「第2種電気工事士技能試験すいーっと合格」
ネットで公開されていた内容を、より深く、より詳しく説明しているので、この一冊でOKだろう。
巻末には、切り離しできる練習帳が付いていた。
ああ、なるほど。これなら早く理解できそうだ。
対策グッズの購入は、お早めに。
追記:数日遅れて全13問分の技能を練習できる電線と器具が到着。ケーブルが結構な量あってちょっと重たい。狭い私の部屋に試験終了まで鎮座するのは仕方がない。教本と教材がこれでひと通り揃ったので勉強に取り掛かるとしよう。
ホームセンターや秋葉原で一つ一つ買い集める事ができるが、通販を利用すると手間がかからず的確な物が必要な分量で買えるから無駄が無い。これらのパーツは、実際に使用できるパーツなので、試験が合格したら、自宅の古いスイッチやコンセントを交換しても良いだろう。
第二種電気工事士 筆記試験まであと 77日
第二種電気工事士 技能試験まであと132日
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