最近、にわかに人気になってきたFM音源。iPadでも
iYM2151なんてあるくらいだ。そういうわけで、レトロシンセ、しかもFM音源で、なおかつ安い値段を狙って物色中。
外側はさほど汚れていなかったが、中を開けるとかなり汚れており、さすがに全部水洗い。結構ホコリとか色々出てきたよ。
さて、半日程して乾いたので、作業再開。音源がYM2413かと思っていたのだが、中を開けたらYM2420という音源チップ。ん?これはYM2413と何が違うのか?
どうやら、ショルキー(SHS-10)もこれを使っていた様で、ヤマハ製品以外には使われていなかった模様。
数少ないこのサイトでYM2420を知る。なるほどデータシートが手に入らない訳だ。
YM2413はMSXや色々なゲームに使われたので、グーグルで調べたら、すぐにデータシートは手に入る。
CPUはXE562B0でYAMAHAオリジナルの42PIN600mil DIP。
アンプは松下AN7140と、
PSS-170と同じだった。音量調節はソフトウェアだけで行なっており、チップのアッテネータパラメータだけで音量を制御している。音量を絞ると、ザラザラした音になる。
どこまでもコストを下げた結果なんだろう。
スイッチ基板の腐食とスイッチの劣化が激しいのでオーバーホール。
ボードインコネクター(いわゆる量産時電線を揃えて取り付けるハンダ端子)は色々改造してみたいので、丸ピンソケットに置き換えておく。
鍵盤への配線も、外せるように2mmピッチのメスコネクターにしておいた。
IC2個をICソケット化。これで色々できそうだ。PICでも換装しておもちゃでもできたらいいなと妄想してみる。
YM2420のパターンを追いかけていくと、YM2413とハードウェア的にはコンパチの様だ。ならば、
そのままYM2413に載せ替えてみる。
これが交換した結果。パーカッションこそ似ているものの、音程や音色は似ても似つかない音。
全く別のものと考えたほうが良いだろう。YM2420はYM2413よりポリフォニック数が一つ減っている様だ。(後日追加記事にて訂正)5分56秒後にはPSS-170にYM2420を実装して鳴らしてみている。
これはこれでサーキットベンディングとして面白いという方がいるかもしれない。
ということで、一旦全部元通りにしまい込む。回路図位は起こせそうなので、ちょっとチャレンジしてみようか。
さて、どういうふうに改造していこうか。そのままタンスの肥やしとなるか・・・
2013/7/10追記
この赤枠で囲った部分の9ビットで構成されているF-Num部分の設定と、Block(オクターブ)のレジスタアドレスが$10~18のD5~D7に割り当てられる。
という訳で、ここまで分かればマイコンを交換してますます挑戦したくなった。今後の課題にしておこうと思う。 ※情報を提供頂きありがとうございました。
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