手っ取り早く動作させたかったので、以前制作した浜松フォトニクスのD3372を外し、電圧が約380V取れる部分を探してカソードに接続。管はヒューズフォルダーを2つに切って接続。後で気がついて直接接続していたのを5.6MΩの抵抗を入れた。
動作させてみると、よく反応する。1分間に21カウント。D3372の10倍以上の反応を示す。こっちの方が実用的な装置が出来そうだ。
ガイガー管の比較(歩数計は高速化対応済)
D3372
バックグラウンド 1.6~2.5cpm(1時間計測で累計を60で割る)
マントル(キャプテンスタッグM型ブリスター入り厚紙より管上 3回計測)45~57cpm
J305br
バックグラウンド 22~27cpm(1分計測x10回)
マントル(キャプテンスタッグM型ブリスター入り厚紙より管上 4回) 1,172~1,342cpm
私の持っていた歩数計は古いバージョンだったが、原理は同じと思い、チャタリング取りのC3のコンデンサを外し、クロック調整抵抗は100KΩとすることで、100Hzに高速化できた。
CPMで言えば6,000cpm。パルスが数珠つなぎに来ると読みこぼすかもしれないが、これだけ追従させられれば取り敢えずは問題ないだろう。将来的にはマイコンでパルスをスプーリングしてやれば良い。余談だが、改造にはDSO nanoのオシレータ出力が大活躍だった。
当然クロックアップなので、電流が3.5uA→80uAに増える。これくらいならボタン電池でも良いのだが、モニター電池も僅かだったので、電池にて動作させている。
改めてマントルを計測。マントルは、1分間でなんと1306回!!バックグラウンドの50倍以上の線量だ。こんなに出ているのか。
動画を見たほうが、動作が良く伝わるだろう。動画では、1,342cpm。ちなみにこのマントルはγ線で大体0.4μSV位だそうだ(
注意:yahoo知恵袋より 個人的にはこの数字はどうなの?と疑問である)。マントルは本来ランタンに使うもので、毎日身につけるわけでも無いので、正しく扱えば健康に害を及ぼす被曝は考えられない。
電圧はD9のカソードから取り出すと、約380V取り出せる。5.6MΩの抵抗を入れて使用する。JP1はオープンで。
この実験で、実用的な装置は、感度の良いこの管を使う事としよう。これなら短時間で色々調べられそうだ。また、極小LCDを使って実用的になるよう目安のμシーベルト表示などもやってみたいな。
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