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雑誌Stereo2011年7月号FOSTEXスピーカーを組み立ててみた2011/06/19 11:07:22



本日朝に予約していた雑誌Stereo2011年7月号が届いた。



去年より一回り大きいパッケージ。




去年は口径6.5センチだったのが、今年は8センチ。スピーカーキットが入っている箱が大きくなったが、雑誌は従来通りB5サイズ。箱は去年同様簡易エンクロージャとして使用できる。




去年は雑誌記事の中に組み立て方が掲載されたが、今年は8ページ分の組立説明書として別になっていた。こちらの方が扱いやすい。


Stereo2011年7月号FOSTEXスピーカ付

こちらがキットの中身だ。スピーカーはP800.去年同様、発砲スチロールの入れ物に透明保護カバーがかかった梱包だ。



こちらは去年のP650。磁石やボイスコイルの径、キャップは同じ。構成物は変わらないが、フレームやコーン紙の大きさが違う。低音重視の設計となったので、コーン紙の含浸材やダンパーエッジの材質も異なるそうだ。




右がP650をスピーカーボックスに入れたもの。大きさの違いが分るだろうか。ちなみに、P650はパソコンのモニタースピーカーとして使用している。


 

 

組立説明書を一通り読んでみたが、製作手順は去年と殆ど変わらない。そういうわけで以前アップした動画が少しは参考になるだろう。


組立の様子
※注意するポイントなどを説明しているので、詳しくは付属の組立説明書をご覧下さい。



まず、封を切ったら、何はともあれ、内容物の確認だ。数量違いや不良が無いかを今一度チェックする事は基本中の基本なので、面倒くさがらず是非実践しよう。

道具はカッター、ドライバー、つまようじ、ティッシュ、綿棒、ピンセット、定規。予めギャップゲージは加工しておくと良い。



パーツ類は使う直前まで発泡スチロールに入れておく。製作は2本同時進行が良いだろう。



ボンドは結構適当に塗っているが、ネジ止めするので問題ない。




もし間違えて180度ひっくり返っても性能には影響しないが、やっぱりかっこよく作るには位置を合わせた方が良い。



ネジ止め後、ボンドは少しはみ出るが、下手にいじってコイルの溝に入ってしまうと大変なので、そのままで良いだろう。



ボイスコイル部分。この方向はP650の時に間違えた。この写真の向きと端子の向きをよく確認しておく事だ。このあたりは組立説明書をよく読もう。




内側にはボンドを多めに塗る。そしてギャップゲージを差し込んだボイスコイルを静かに溝に差し込む。位置は慎重にあわせる。



P800では、前回のP650の捻って触れないようにする方法と違い、ボールペンなどの丸いものを使って位置決めする方式。



この様にして引き出し位置を確定させる。P650には無い説明。




軽くといっても心持ちテンションが高い感じ。



端子に巻きつけるときは、やっぱりピンセットはあった方が良い。コードの端が外側になるようにする。



電線処理を行った後の状態。



コーン紙を取り付けるが、接着剤をつける前に一度位置を確認すると良い。




コーン紙とボイスコイルの接着。ノズルをつけて、コーキング材で隙間を埋めるようなイメージでボンド付けしていく。ボンドがギャップスペーサーに付かないように行う。




ボイスコイルの接着が済んだら1時間は放置。その間に掃除やら箱の穴空けなどを行っておけば良いだろう。大体ここまでで、1時間位の作業量である。



約1時間後、ボンドが乾いた事を見計らってギャップゲージを静かに抜く。抜いた後、コーン紙を軽く押してスムーズに動くかチェック。ゴミも中に入っていないことを確認。
最後の難関、キャップ付け。更にボンドでボイスコイルとコーン紙の所にボンドを流し込み、そこにふたをする様にキャップを付ける。



これで完成だ。ボンドが完全に乾くまで数時間放置しておくのが良いだろう。



このスピーカーキットは、ハンダ付けをしなくても楽しめるのだが、半田ごてを持っている人なら、接触抵抗を減らす上でもハンダ付けを行った方が良いだろう。




とりあえず音を聞きたい場合は、ダンボールで仮組してみる。梱包ダンボールを簡易スピーカーボックスにするとき、フレームが大きくなって重くなったのか、断り書きとして「垂直に立てずにお使い下さい」と記載されていた。

ここまでで、作業としては2時間位、乾燥時間を入れると3~4時間で完成する。
今回は製作までとしたが、音出しについても近々レビューしてみたい所である。



今回の付録のFostex P800は、低音を意識したスピーカーとの事との事。エンクロージャーを自作するのもよし、コイズミ無線で扱っているφ80タイプの箱(バスレフ密閉オリジナル)を買ってもよし、これからFostexが販売しようとする箱を買ってもよしと、色々なスタイルで楽しんで頂けるだろう。

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