1996年秋頃購入した東芝リブレット20。元祖リブレットの初めの超小型パソコンだ。
今でもまだ使える電池を2本持っていて、親指のポインティングデバイスの替えゴムも予備がまだある。
かなり使い倒したパソコンであるが、
最近これを引っ張り出してSSD化したりして遊んでいた。小さくてポートリプリケーターを付ければCOMポートやプリンターポートが引き出せるので、開発のデバッグなどに意外と重宝していた。
それでも、このポートリプリケーター、意外に邪魔な存在で折角の薄い(?)リブレットを厚くする。それに、これはインターフェース回路なんて載っていない。リブレット本体側にRS232CレベルコンバータICが載っているのである。
ならば、もっと便利に改造だ。プリンターポートもJTAGとかのインターフェースで使いたいので、ポートリプリケーターも使えるように改造する。
改造の考え自体は簡単。単に信号線を引き出すだけである。TX、RX、GNDだけでも良かったのだが、制御線を含めた8本とグラウンドの合計9本を引き出すことにした。
高さの高いナットを2箇所回して金属カバーを外せば、コネクターのハンダ面が現れる。この頃の製品は、まだ鉛フリーでないので、ハンダが乗りやすい。
51~100側のみの配線となるが、ピン数を数えるのが大変なので、0と5毎にマジックでマークしておくと配線が楽であった。
接続情報
DSUB9>100pin
1>78
2>80
3>75
4>74
5>GND
6>79
7>76
8>81
9>82
これを平たくなるように並べてからテープで止める。
これがCOMポートのレベル変換ICのMAX3243CAIだ。このピンから信号を取るよりはコネクターから取った方が幾らか楽だろう。
予め調べておいたピン番通りに配線。DSUB9オスは、基板用のLアングルタイプを削って足を伸ばして使っている。
100均エポキシ大活躍。ちょっと硬化時間が遅いがキニシナイ。
エポキシ接着はテスト後に行う方が良い。ポートリプリケーターがあれば、DSUBの同じピンを動通テスターで調べればOK。各ピンへのショートチェックも行った。
隙間があるのでここの部分に電線を通す事ができる。グラウンドは、このネジ止めのパッドの隅をハンダ付けしてDSUB9の5番目に接続。
切った筐体とのアタリをみながら、硬化する前に位置あわせする。
時計用電池も、何かのリチウム電池で代用。手早くハンダ付け。
まあ、どうでしょう。リブレット20にシリアルケーブルが付きますた。
スマートすぐる!!!
これでポートリプリケーターを使わなくても、シリアル通信が出来る様になった。
まだまだ活躍するよ!!
おまけ
根元から1mm残してカット。切る時、管を押さえつけると管が割れる事があるので、軽く手を添えるようにして切る。
絶縁ゴムとかはパズルみたいなものなので、考えながら組み立てるんだよね。
やっとの思いで組み立てるも、
青い!!! 明るくはちょっとなったけど、やっぱり色が良くないので、元に戻したとさ。
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