ついうっかり、パソコンのキーボードに麦茶をこぼしてしまった。急いで拭き取り、水分を振り落として切ったつもりだったのだが、暫くしたら、シフトキーが押されっぱなしの状態に。これはいかん。
ついでなので、分解掃除。
分解掃除は以前の方法と全く同じ、ジャブジャブ水で洗った。見かけは綺麗になった。メカ部分を乾燥させている間、キーボードのフィルムを点検。
シートには麦茶が毛管現象でパターンの間に吸い込まれていたようだ。麦茶の電気抵抗だけでも導通するようだ。濡れた布で拭きとって、良く乾かしてみる。
キッチンペーパーで余分な粉を拭き取る。ティッシュよりも、キッチンペーパーの方が毛羽立たないし、指紋取りなどに最適だ。キムワイプのある家庭は少ないだろうw
基板。なんとなく掲載。
接点部分も鉛筆でこすって、ペーパーで拭き取る。
部品が乾いたので、一旦全部もとに戻す。押さえつけるゴムがへたっていたので、隙間テープを使ってかさ上げする。
キーボードを使う前は、必ずチェックした方がよい。全部のキーが使えるからこそ快適に使えるわけだ。チェックするソフトはメモ帳などだとファンクションキーやシフトキーなどがチェックできない。
そこでキーボードチェックができるものが必要だ。
ちょっとトリッキーであるが、
ダウンロードファイルの拡張子をcabにして、
explzhなどのCABファイルが解凍出来るソフトで
mskey.exeを取り出してくるだけでOKだ。
なお、お使いのキーボードがMSインテリキーボードやインテリマウスを使っている方なら、ファイルを指定して実行でmskey.exeと打つだけでこのツールが使えるはずである。
適当なフォルダにmskey.exeを入れておいてダブルクリックすれば動作する。
使い始めに上図の様に設定しておくと「→」や「ALT」キーも普通に見れるようになる。
ミュートやボリュームなどの未定義キーが押された場合は何も反応しないが、それ以外のFキーや全角キーなど殆どすべてのキーを調べることができる。
さて、それでキーボードを調べたら、いろんなキーが使えない。これはどうしたものか。
テスターで丁寧に調査したら、原因が分かった。スイッチ側パターンがどうやら断線してしまったらしい。何らかの方法で接続すればいいが、これはハンダ付け出来ない素材。さすがに鉛筆でパターンも復活は不可能だ。
手持ちに捨てずに取っておいた固着した
コンダクティブペンがあった!後ろのほうをカッターで切り、爪楊枝を入れたら、まだ使える成分があった。このペンの値段は安くない。
見かけは切れているように見えていない部分だが、茶色く変色して、テスターで導通の無かったこの箇所に溶剤をぬってドライヤーで乾かす。
念の為、ポリイミドテープで保護。
復活! このキーボードが使いやすいから中々手放せない。ただ、色々とガタがきているから、今度壊れたら、買い換えるかな。調べたら結構いま安く買えるのね。
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