電池が無くなるにつれて、だんだんと暗くなっていく。
電池が4本もあって、電池が無くなる度に4本も充電するのは面倒。
この2つをクリアするべく、昇圧回路を使って電源を安定させる事を思いついた。既に
居酒屋ガレージ日記で、定電流化している記事がある。回路を作っても良いのだが、電池込みで609円で買える携帯電話充電器がコンビニに置いてある。これを利用しない手はない。
これを簡単に流用することにしたので、定電圧動作でLEDを点灯させることに。
これは約4年前に購入したタイプの物。インダクタがチップであるのと、平滑コンデンサもセラミックコンデンサの小さい物だけだ。100mA以内であれば使える。最初こちらで製作したが、コイルを交換しても数分で故障した。今回の用途には使えない。
こちらはつい最近購入したもの。コイルが大きく、部品は結構良くなっている様だ。今回はこちらを採用。昇圧ICの刻印がL50と書いてあるSOT23-5パッケージとだけで、素性が分からないがやってみよう。
早速分解。携帯のコネクターは特に必要ないので、この様にマイナスドライバーを入れてテコをいれてやれば取れる。
出てきた端子を端子台にすればハンダ付けも楽だ。左から制御端子(GNDで出力開始)、真ん中が5V出力、右がGNDである。これはFOMA端子なので、他の端子の場合は調査が必要。
この様に端子を利用して両サイドをハンダ付けしておく。GNDを入れる部分となる。
端子のプラスはX15と見えている側がプラス。これはポリスイッチで、過電流で流れなくなり、一度電源を切ると再度元に戻るリセッタブルヒューズ。マイナス側は取り外しておく。
プラス端子を適当な長さでカット。少し曲げておく。
失敗例。最初の試作。古いタイプで作っている。単純に電池部分に電池を、出力部分にLEDを接続。めでたく点灯。点灯して喜ぶのもつかの間、ここで重大な欠点が! (´・ω・`)
このつなぎ方だと、昇圧回路がずっと動作してしまい、いざという時に電池が無くなる可能性があるのだ。
成功例。何度か試行錯誤して改造した方法はこちら。左右の制御ピンとGNDをショートして、それをスイッチの部分まで引っ張っていった。動作中は基板が暖かくなるので、浮かすようにして配線したほうが良いだろう。LEDの抵抗は7~10Ωと200mA以下にしておく。流しすぎると壊れる可能性があるからだ。(私の場合は47Ωを6本並列で約7.8Ωにしている)
これで完成。ただ、まだ作りたてなので、暫く使って様子をみる予定である。
フル充電のエネループ約2.5Vで出力が4.8V、1.2Vでも3.6Vの出力。電池が少なくなっても明るさがさほど変わらないのが良い。そして電池が2本で済む。当然電池には600mA位は流れるので、計算上で3時間程度しか使えなくなるが、そんなに長時間使う目的でないので問題ない。
追記:実際はもっと点灯するようで、3時間経っても一本あたり1.1V以上の残量。
これで部品のハンダ付けのスポットライトとして活躍してくれる。
あれ、今日はマイコンのハンダ付けをしようと思っていたのだが (´・ω・`)
LED気になりだしてね、LED工作しちゃったよ (´・ω・`)
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