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東レ 浄水器 トレビーノ カセッティ MK203X を分解してみた2012/08/24 23:59:50



浄水器のカウンターがゼロになった。交換したのが7月なので2ヶ月も経たないでの交換。
氷を作ったり、麦茶にしたり、麺類が多かったから浄水を使う事が多かった。



600リットルを通した後のフィルターは目に見える程汚れている。いつもはここで新品フィルターの交換で終わりにするのだが、この浄水器を買ったのが2007年9月。もう5年も使用しているものである。

フィルターはまめに交換しているのに、本体が5年も使ってなにもメンテナンスしてなんだから、ちょうどいい機会なので分解掃除してみることにした。


浄水器の中を分解掃除

中を分解。ドライバーで1箇所ネジを外し、マイナスドライバーでケースを開けていく。
予想通り汚れていたが、思ったほどひどい状態でもなかった。台所用洗剤と古い歯ブラシを使って部品一つ一つを掃除してく。



シャワー部分は、水垢が蓄積して穴からの水量がマチマチだったので、穴を1つずつ爪楊枝で掃除していく。



これがカウンター部分。左右の白い部分に突起部分がある所が押しボタンスイッチ。シリコーンゴムで防水が施されている。スイッチごとシリコーンで埋めて防水する技法は、防水対策をする何かに応用できそうだ。



基板は、樹脂で封止されて完全に防水されている。マイコンは52ピンタイプのマイコン。型番などは読み取ることが出来ない。8ピンのデバイスは恐らくEEPROMで、現在の使用水量とカートリッジの情報が入っていると推測される。電池を抜き取っても記憶されている訳だ。



水量計の部分。水車が入っていた。



水車には磁石が取り付けてある。



水車の部分が収められているパイプにセンサーがついている。2本の線で接続されているので、おそらくリードスイッチと予想される。リードスイッチは意外にも動作周波数が高く、500Hzまで動作する。水車は水量計測の他に、マイコンの電源が入るきっかけを作っている。



掃除が終わってひと通り観察したので、組み立てる。



赤さびは綿棒で結構落ちる。このサビなどが、フィルターで綺麗になってくれる訳だ。



パネル部分は、シールで液晶部分と接着されていたようだが、粘着力が無くなって乾いていた。
液晶部分は完全防水なので、貼り付けなくても問題ない。



組み立てなおして完了。



元に戻して動作テスト。これ以前の浄水器はカウンター無しを使用していたが、カウンター付きの方が無駄なくカートリッジを使う事ができる。これで一つスッキリ。

この浄水器MK203はロングセラーでカートリッジも比較的安いのでオススメな浄水器である。
水道水と浄水器の水は、はっきりと味が分かる程変わる。コストは1200リットルで6000円位(実際はもう少し安く買える)で、1リットルあたり5円。水を買うよりも断然お得なのである。

コメント

_ Jyo ― 2012/08/27 03:22:18

なるほど、浄水器の構造が良くわかりました。
普通スーパなどで売っているミネラルウオータ等の水と比べてどの程度の味ですか?
例えば煎茶とか、コーヒを沸かしてみればわかるかな?
味噌汁の味ででも見当がつく。
以前東京の飲食店で和食を食し不味かった事があります。
ミネラルウオータと同じ程度ならリッター5円とは安いが。

しかし我々にとってコスト1200リッタ6000円とは驚きです。
東京(全国)の水の高さにびっくりしました。

当方は地方、豊富な地下水を井戸ポンプでくみ上げて使っています。だからコストは殆どゼロ。
水質は国内の名水と同じです。
だから当地(日本には多く名水が伏流水として存在している)にもビール工場、コカコーラ、酒造メーカが多い。
地下水位の高い所では汲み上げなくても自噴している。
多分南極、北極の氷と同じ水質と思う。

地方にもよい所が多い、我が家の冷蔵庫で造った、この井戸水の氷でで、今晩スコッチでオンザロックを作り飲もうかな~。

_ air_variable ― 2012/08/27 12:26:06

浄水器を通した水は、無味無臭になり、これをそのまま氷にすると、殆ど透明な状態の氷に仕上がります。それだけ色々な物質が除去されます。
蛇口で残留塩素を0.1mg/L以上確保させるために、原水側ではどうしても高めの塩素を入れる事になるので、カルキ臭は仕方ないと思います。水道管、マンションの貯水タンクの老朽(法令では10㎥以上は年一回の清掃義務)など色々な要素も水質の要素の加わると思います。

浄水器は、それらの不安を一気に解消してくれるので、とても安い対策と考えます。

_ Jyo ― 2012/08/27 19:25:42

以前に東京の一流ホテルのレストランの料理で味噌汁などの味がおかしいと思った。
カルキの匂いではなく、かび臭いとか腐ったような?匂いがしたというか表現できないほど複雑な味だった。

水道水は殆ど全部軟水の筈。それに比し地下水は硬水。
地下に浸み込む前は同じ雨水であるが地下水層の鉱物をを通る際、酸素が少なくなり地下水層からミネラル分などが溶け込む。
そして美味しい味になる?。
だから地下水で風呂を沸かした場合一番風呂に入る人は体がチクチクし皮膚に小さな泡が発生します。

現在のハイテクには超純水が欠かせない。文字通りH2O。
以前に、それよりかなり純度の落ちる水を分析したことがあります。
当時技術がなく電気伝導度が低く、PHもシリカも測れず苦労したものです。それで沸かしたコーヒ等全く美味しくなかった記憶があります。

_ 戦後史の激動 ― 2012/09/29 16:35:47

赤さび、で私もブログに書きました。今後ともよろしくお願いします。

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