2000年頃に秋月電子から購入したパチンコ液晶(絶版)+
RGBコンバータユニットを押入れから見つけたので、これを使おう。
ソースコードとHEXファイルは、作者のサイトからダウンロードが出来る。
しかし、ソースコードのビルドをしてみたら、cgrom.hが無いというエラーになってしまったので、同梱されているntsc1.hexをPICkit2で書き込むことにした。
→2/3 追記:現在は同梱済み。但し、プロジェクトは個々で作成する必要あり。
PICkit2で読み込んだ時、ワーニングとして、幾つかのconfigが設定されていないので、標準設定にするというメッセージが出るが、書き込みは正常に行われる。
作者の回路図を元にブレッドボードで製作。FETはちょうどいいのが無かったので、2SC1815を使ってエミッターフォロア構成にした。写真ではベースの抵抗1KΩが映っているが、これがあると映像がなまってしまうので、トランジスタのベースとPICを直接接続した。
抵抗も、手持ちの関係で以下に変更。
50Ω→47Ω、270Ω→220Ω、800Ω→680Ω
セラロックの真ん中は配線の都合でプラス接地にした。
10分で完成w
さて、いよいよパチンコ液晶の電源オン! PICkit2の電源供給オン!
うっひょうー出た出た!キャラクター!! ( ・∀・) MZ系の懐かしいやつだ。
作者では5Vで動作させているそうだが、私は動作は3.3Vで行った。
最初画面がぼやけていると思ったが、ベース抵抗を外したら、
結構いいんじゃない? PICでキャラクター表示なんて、なんか嬉しくなってくるよ!
波形を見てみた。
PDS5022SでAutosetを実行したら、NTSCとして検出。波形も0.6V/0.6Vと悪くない。映像の輝度を考えるとむしろ理想的じゃないかな。
それじゃ、今度は液晶テレビの映像入力も試してみよう。
うおおおおおおお
くっきり。適当に配線しているのでちょっとゴーストがかっているが、ちゃんと作ればきちんと表示しそうだ。
これくらいハッキリ読めたら、全然問題ない。このPICの中身ちょっと覗いたが、ルーチンはPICC18を使っているが、表示部分は結構アセンブラでゴリゴリ作られている。シリアルコンソールとして動作させるには、別のPICを繋げて動作させた方が手っ取り早い感じがした。
これは早く作りたいな。あと、作者さんにはcgrom.hの件を質問する事としよう。
PICでキャラクターを表示できるので、夢が広がったよ。
これと同様の機能が30年前に発行されたこの本では、
こんなにもデバイスが必要で、複雑だったのだ。それが、一つ数百円のPICと簡単な回路で実現できるのだから、世の中進歩したものだ。
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