ソースコードを公開しているので、早速私も試してみよう。使用する信号ピンを上に示す。
回路は、
前回PIC32MXマイコンを動かした時のブレッドボードをそのまま利用した。私が組み立てた時点では、ビデオ出力のバッファとして74HC04が利用されていたが、現在ではPICだけで動作する様になった。また、カラーバーストは正確な3.579545MHzが必要ということで、セラロックなどではうまくカラーが出力されないそうだ。
配線を済ませた状態。オリジナルの回路と違う部分は、
PIC32MX120F032B →PIC32MX220F032B
120Ω→100Ω
300Ω→330Ω
640Ω→680Ω
1.2KΩ→1KΩ
2.4KΩ→2.2KΩ
74HC04→74HC14(現在では不要との事)
MPLAB IDE v8.86とXC32コンパイラを使ってビルドしたあと、PICkit3で書き込む。
電源は3.3V必要なのだが、今回は手抜きで2.4Vで動作させてみた。
電源投入。あっさり出力。表示された時は感動ものだ!
文字がスクロールして、カラーバーが表示、サンプルの絵を見ることが出来る。
思ったよりもかなり良い動き。
ちょっとスペックオーバーではあるが、エネループを3つにして3.6Vで動作させたら、色が鮮やかに表示された。220円で購入出来るPICマイコンでカラー表示が出来るのだから、色々な応用が期待出来る。
折角なので、動画にして説明ビデオを作成。スクロールとかきれいに動くのがお分かりいただけるだろう。これは夢が膨らむプログラムだ。
PICでテトリスや
ワンチップブレークアウトゲームが発表されてから、もう10年以上が経つが、新たな可能性を秘めた今後のPIC32MXマイコンに目が離せない。
8/15追記
74HC14(04)を省いたバージョンも試してみた。
ICが一つ無くなるだけでとてもシンプル。これだけでカラーが出せるのは素晴らしい。
PICkit3と繋いで書き込み。どうせ書き込むのだから、MPLABXの使い方も学ぶ。後日ブログで操作方法を紹介予定。
動作させた動画。全く動作に問題なし。とてもコンパクトに作れる。
ビデオ信号出力。カラーバーあたりの波形だ。昔のテレビはこの波形をとても大掛かりな回路で作っていたのが、220円のマイコンでできてしまう世の中になった。
こちらがPICのみのバイナリーコード。
試したい場合は、上記のテキストを全部選択して、メモ帳などでコピー&ペーストして、拡張子をhexにしてからPIC32MX220F032Bに書き込む事で動作確認ができる。
8/23追記 その後、
安定した3.3V電源を作ったので、接続して電流値を測ったら、約34mAであった。これなら電池で十分動作可能である。ボタン電池ではちょっと厳しい。
8/20追記
これはケースにいれて永久保存にして作っておきたい所だ。
これは、ハマるゲーム (・∀・) 面白いので作ってみたら! (`・ω・´)
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