昨年末、コルグよりmonotronに2機種追加されてから3ヶ月。カオシレーター等と共に既にDJやサウンドクリエイターから高く評価されているが、何と追加2機種も公式で回路図を公開したのだ!
そもそも製品の内部回路を公開することは決して目新しいことではありません。
数十年前のブラウン管のテレビの多くは、背面に回路図が記載されていました。しかし今やそういった製品は少なくなり、ブラックボックス化した製品が普及する現代では、当時の人々が共有していた“ハードウェアを所有する”という価値観は薄れつつあります。しかし、こと楽器においては、その価値観は非常に重要なものです。内部回路の公開は、その価値観を喚起するきっかけになるでしょう。
もちろん、全てのコルグ製品で同じように回路図を公開することはできません。公開できるものでも、安全性や保証の免責事項についてユーザーの方々
にご理解いただく必要があります。ただしmonotronなどの製品は、その中身が極めてシンプルであるため、必要な技術的知識のハードルは低く
なっています。
※著作保護のため縮小しています
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回路図をみると、リボンコントローラ等の値を管理している様だ。midi化や同期化させるのにはおあつらえ向きな回路に仕上がっている。マイコンだから、新品マイコンに張り替えて独自の事をさせるとか夢が膨らむ。コルグはマニアの気持ちをよく分かっている。
最後に
monotribe。こちらも去年11月に音によるバージョンアップで、フリークを沸かせた。
Version2になった故、隠し機能がパネルを見ただけでは分からず、ユーザーがスイッチ部分に追加機能ラベルを貼り付けるなどして工夫を凝らしていたが、対応が早いコルグ様の事、
monotribeoverlayとして、パネルデザインを公開した。
PDF形式とイラストレータ形式でダウンロード可能だが、楽器店でも配布している所がある様だ。
まさに独走状態のコルグ。これからも楽しみな楽器メーカーだ。
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