今日はしばらくぶりに2ちゃんねるを訪ねてみた。私がよく見る所の一つに、
PIC専用のスレ(リンク)がある。2ちゃんねるなので駄文も多いのだが、有効な情報もサラっと書かれていることもあり、見逃せないスレッドの一つだ。昔はIE等で見ていたが、宣伝を避けるためJaneという専用ブラウザで読んでいる。
それを見ていると、
ん?美咲フォント?
8x8ドットなら
恵梨沙フォント(えりさ)じゃないのか?と思いグーグルへサイトを見つける。
恵梨沙フォントは、人間の曖昧な認識を逆に利用し、8x8ドットだけで第一水準漢字、第二水準漢字を表現する画期的なものであり、商用でも例えばS○NYなどポータブル音楽再生機器に採用した程である。
サイトの説明によると、恵梨沙フォントとの違いが述べられており、
一部の記号を除いた全ての文字は7*7ドットの範囲に収まっているため、 文字同士を隣接させても行間・字間が確保できます。
なんと、実質7x7ドットで描いているのである。
恵梨沙フォントは8x8ドットいっぱいに表現しているので64ドットが使えるが、美咲フォントは49ドットと制限がきつい。
こんなので表示出来るのか?と思ったが、
サンプルを見ると、おお、普通に読めているし、フォント同士に間が入っているから美しい。エリサフォントはこうはいかない。これはゴシック体。
明朝体もある。人間の頭は凄いな。熟語や言い回し、漢字を知っていればいるほど認識率が高くなる。個人的にはゴシック体の方が読みやすいかな。
それに、もっと驚いたのは、
6x8ドットのタイプ「k6x8」もあるのだ。こちらも実質は5x7ドットで書かれている。キャラクターLCDのCGRAMに定義しても面白いかもしれない。CGRAMは8文字しか登録できない制限があるが、小さいLCDでスクロールさせるなどの用途は十分ありだろう。
恵梨沙フォントは一昔前に一世風靡したヒューレットパッカードのハンドヘルドHP200LX用として、美咲フォントはシャープポケコンPC-E500用としてそれぞれ開発された経緯であり、漢字の出ない装置に如何にして表示させるかという熱意から生まれたものであろう。
もし、今後組み込みで漢字を出す必要性がある場合は、この美咲フォントを検討するのも一考である。
おまけ
自分の持っている唯一の今でも動作するポケコン。1981年発売のPC-1500。こんな古くても関数電卓で扱う関数が使える。
中はメモリーを増設した自分の配線以外にも、最初から複雑な配線がされている。当時はこういう配線は珍しくなかったんだろうな。何となく当時の事を思い出した。
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