車のシガプラグからUSB電源5Vの変換が105円?! ― 2009/10/29 23:59:59
さて、またまた目に留まる商品を発見した。それが、この「DC充電器」なる、車のシガプラグから5Vを作り、USBコネクターに出力するという物だ。以前にもこの4ポート出力のしっかりしたものを買い求めたが、これは、その1ポート版である。それにしてもこれが105円かよ。中身は大した回路じゃないんだろうなと思いつつゲット! メーカは、SDカードリーダライタと同じエコプラス製。 これが全体。まあ一見何の変哲も無い無難な形ではある。 ヒューズホルダーと思わしき部分をひねって開けてみる。なんだ、ヒューズは無いのか。まあ、105円だからな。早速分解。ドライバー一つでこじ開けられる。やっぱり超音波接着はされていない。 いとも簡単に分解。回路は定番のDC/DCコンバーターであった。これで105円かよ!秋葉原で部品揃えるだけで500円以上はかかるぞ。
ん? よく見ると ヒューズ半田付けかよ! あり得ない機構だなwww 恐らく、金型を間違えたか、間違えた金型で作られたケースを無理やり使うために、バネとヒューズをハンダ付けしたと思われる。手作り感全開だなwwww
こんなのが100円ショップで利益が出せるんだろうから不思議だ。 ICは昇圧・降圧で定番のMC34063(pdf)を使っていた。恐らく中国製と思われるが、このICは単品でも105円じゃ買えないわけだが・・・・・
とにかく、これで12V→5Vの回路として105円でそのまま利用ができる。また回路を変更すれば、先ほどのデータシートの通り作れば5V→12V変換の部品取りとしても使用できる。 DC/DC電源を作るときの材料として利用するのは面白いだろう。
それにしても、こういうのを格安で量産する中国がいる以上、電子立国日本は、もう過去の話になりつつありそうだ。
これを、なるべく少ない部品で改造した記事
12Vから1.5~10Vにする降圧型はこちら
5Vから6~15Vにする昇圧型はこちら
コメント
_ Pota ― 2010/04/25 22:17:58
_ air_variable ― 2010/04/25 23:32:26
回路に使われている部品を見ると、5V300mA位は取れそうですが、
まずヒューズがハンダ付けされた段階で、ヒューズが既に劣化していると思います。あれは、電流が流れる熱で溶断する仕組みですので。
ヒューズホルダーにして使えば特に問題ないかなと思っていますが、所詮100円ショップの物なので、こんなものかなと思っています。ヒューズフォルダーとヒューズで秋葉原で買うと100円以上になるので、100円ショップで同じものを買い求める方がよいというのも、
このご時勢の現象なんでしょうね。
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やっぱり値段なりですかね。