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Amazonで激安ロジックアナライザーを買ってみた2019/01/12 23:30:38



Amazonで激安のロジックアナライザーがあると聞いて、物は試しで購入してみた。
なんでもこれ、サエラのソフトが動くと噂。ちなみにサエラのLogic16は所有していて分解写真を公開している。今は廃版で、現在は秋月でプロトコル解析に特化したLogic4と全チャンネル0~5VのADコンバータ付きLogic8が購入できる。


Amazon激安ロジックアナライザー

さて、やってきました。価格の割にアクセサリーが意外とちゃんとしたのが付属。USBはMini Bタイプ。ロジアナプローブはメス-メスのヘッダーソケットが付属していた。私が買ったときは1150円。2週間かかっても良いのなら888円というのもある様だ。



分解。といっても手で簡単に開く。Cypress社の1チップマイコンEZ-USBとコンフィグ?ROMの構成。信号入力部は抵抗だけと割り切った設計になっている。これで3.3Vと5V系の信号が使える。
LEDは青色一つが実装されている。



裏側。



本家サエラと比べてみる。



サエラ Logig16なら入力保護が入っているし、ミアンダ配線(等長配線)されているから、高速信号の解析も耐えられる設計だ。



手っ取り早く波形を見るために、880Hzの信号を観測してみることに。
本当ならI2Cとか信号解析でもやる方が、レビューとしては親切だろうけど、今回はサクッと確認のためなのでw



デバイスマネージャーはサエラのドライバとして認識しているw 大丈夫か。いや大丈夫じゃないんだろうなw



サエラのソフトで動作させてみた。周波数パフォーマンスがLogic8より劣っているので、起動時にサンプリング周波数を落とすダイアログが出た以外は普通に観測完了。
しかし、サエラのソフトは使ったらだめだろうと思うよw



というわけで、Amazonのレビューにもあるように、Sigrokのソフトをダウンロードすることに。



インストールが終わったら、まずドライバーを入れる。上の赤い囲みをクリックすると、



ドライバーをインストール画面がでるので、そのまま赤枠をクリックしたらインストール完了。



なんだ、同じじゃん!インストールしてもサエラのドライバーになってるw ここら辺は本当にグレーだなw
※1/14追記 Zadidツールを使わないで、最初にサエラのアプリをDLしてからインストール、更に、激安ロジアナをUSB接続して、ドライバーとして
C:\Program Files\Saleae LLC\Drivers
を読み込むとドライバーが入る。ただし、これは非正規なやり方であり、現在色々調査中。
情報があればコメントください。

※1/15 ネットに有効な情報がありました。
24MHz 8チャンネル USBロジックアナライザ 調べました
ここによるとドライバーは2種類で、3つのケースが存在するようです。



Pulse Viewがインストールされているので、それを立ち上げる。あっけなく動作。サエラのUIほど優秀ではないが、一通りの機能は入っている。ちゃんと880Hzを表示。



あと、プロトコル解析がこんなにある。I2Cとかシリアル解析なんてよく使うから重宝すると思う。
入力部分が簡単にできているからどれだけの耐久性があるかは分からないが、個人的にちょこっと使用するのなら使えるツールと思う。それに多チャンネルの時代よりI2CやSPI、シリアルなどの精々3本位のプロトコルを見る方が最近のトレンドだろう。




DSO Nano version 3.64(BenF)にアップグレード2013/08/15 18:55:42



たまに持ち歩いて今でも便利に使っているDSO Nano V1。V2も販売終了し、現在はV3暫くぶりにDSO Nanoの情報を調べると、既にファームウェアバージョンが3.64まで上がっていた。
変更は、SDカードがSDHCに対応したらしい。これで古いマイクロSDカードを探さなくても良い。
というわけで、ダウンロード(ZIP)してインストール。



最初から入っている純正ファームは正直いってユーザーインターフェースが使いにくいのでBenFバージョンに入れ替えるのがオススメだ。 BenF いいよ! (・∀・)



インストール方法は、過去の記事を参照してDfuSeをインストールする。
過去記事では、古いリンクのため、STマイクロのこのページへ飛び、STSW-STM32080のdownloadをクリック。zipはこちら) DfuSeが3.0.3になっている。
DfuSe_Demo_V3.0.3_Setup.exe をクリックしてインストールする。



以前のDfuSeをインストールしている場合は一旦アンインストールしてからインストール。

DSO NanoはUSBを繋いでおき、下キーを押しながら電源を入れるとDFU SEが使える状態になる。なお、PICkit2やゲームコントローラがUSBに差し込まれていると稀に起動しないので、その場合は一旦USBから外す。



DfuSe3.0.3の場合



DfuSe3.0.0の場合

そして、seeedstudioからダウンロードしたファイルを解凍し、それぞれのファイルを使って
DSO BenF LIB v3.53.dfu
DSO BenF APP v3.64.dfu
と合計2回書き込みを行う。チェックする部分などは過去記事を参照の事


DSO Nano version 3.64

さて、2つのファイルを書き込んでから電源を切って、再度電源を入れるとバージョンが上がったことが確認できる。



SDHCに対応した以外は機能は変わらないが、これから一般的になるSDHCカードに対応したのは安心感がある。



思えば個人輸入したDSO Nanoで、追加スイッチまで付けて改造したりして、まだまだ現役で使っている。1チャンネルでDCレンジで帯域も音声位しか測れないが、機動性はいいオシロだ。
一つ持っていても全く損は無い。




超小型16チャネルUSBロジックアナライザ logic16を買ってみた2013/03/20 17:37:29



前回「秋月電子で扱っている気になる測定器」で紹介した、超小型16チャネルUSBロジックアナライザ logic16だが、とうとう買ったよ! (・∀・) iPodとか意識した化粧箱入り。



早速オーポン! 中からはビニールに包まれたケースが出てきた。このケースは頑丈な作りで、私がいつも使っているデジカメのZEROSHOCKと構造がよく似ている作り。



ぱかっとな。 ちなみに、上にあるのはおまけのプローブ。これが後で役に立つ。



中身は本体と接続コード、USBケーブル、スタートアップガイドの厚紙が入っている。



これが本体。材質がアルミなのだ。


秋月ロジックアナライザ logic16

裏側はラバーっぽい素材でできている。



重さが意外とあるので、ケーブルの引っ張りで負けて本体が動くとかがないだろう。ただ、使う時はケーブル番号を見ながら使うので、裏側にして使ったほうが便利そうだ。



USBと接続する前に、予めソフトウェアをホームページからダウンロードしてインストールしておく。
Windows XPやMAC OSが使えるのがいい所。
私はXPなので、XPを例に説明しておく。ールが終わったら、そのフォルダを指定する。




ソフトのインストールやドライバーのインストール中に警告がでるが、続行しインストしている。



これでインストール作業は終わりだ。



このアイコンをダブルクリックして起動すると、



本体のLEDがアナログチックに点滅を始める。これで使えるようになったわけだ。


起動直後の画面。操作アイコンが一切見当たらない、まるで最近のandroid端末の様なシンプルな作り。何となく使い方が分かりそうな雰囲気。



早速なにか信号でも見てみるか。今回は手っ取り早くPICkit3に搭載されているSPI EEPROMの25LC256の信号を観測してみよう。



アナライズの項目は色々なフォーマットに対応している様だ。



電圧区分設定。



チャンネル設定。チャンネルは少ないほど速いサンプリングになる。


SPIにして、トリガー条件ををEnable信号にして観測。おおっ! 捕れた! (・∀・)
 (まあ、ロジアナの機能なので当たり前だが・・・)



PICkit3を動かすためMPLABXに付属のPICkit3スタンドアロンツールIPEを動かしている。
Readをすると、波形がキャプチャーされる。プロトコルに応じてデータの数字やACK/NAKの観測が一目で分かる。オシロスコープでは手で波形を数えていた作業から開放される。



16チャンネルもあるので、複合でのデータを取り込むことが可能。スクリーンショットでのpng形式のセーブにも対応。波形の状態もセーブできる。CSV形式などのテキスト出力に対応していないのは残念だが、元々は目で見るツールなので、私の場合は十分満足である。もしかしたら次世代アップデートで対応するかもしれない期待もあるw この部分がパソコンの強みだ。

ちなみに本体が無くても、Start simulator をクリックすれば、デモモードとして動作し、ダミーの波形が出現するので、セーブ機能やメジャー機能などを購入前に確認することができる。




さて、秋月電子で購入すると、なんと1本600円もする超小型クリップが4本も付いてくるという特典があるのだ。2400円分のプローブをつけるなんて太っ腹だね (・∀・)



まずは付属品クリップ。ごく一般的なクリップだが、開いた幅が2mmある。DIP型のデバイスには問題なく足をつまめるが、SOPはチョット危なっかしい。



こちらが、超小型プローブ。開いても1mmちょっと。これはSOPでも楽勝だ。



上の2本が超小型クリップ、下が付属品のクリップ。太さの違いがお分かり頂けるだろうか。
面実装の部品はこの超小型クリップを使うことになるだろう。4本しかついてないといっても、SPIやI2Cバスをみるには十分である。



さて、私は悪い子(?)なので、 手元のT-5特殊ドライバーで開けてみるの巻 (・∀・)



おーぽん!(・∀・)
まあ、予想通りの作り。上からUSBブリッジ、電源、FPGA、保護ゲート群と続いている。
指紋があるのはご愛嬌。ただ全部コネクターが面実装品なので、無茶な応力は避けたほうがよさそうだ。



FPGAはXilinx SPARTANのXC3S200Aを採用。



USBブリッジはHigh-Speed対応のCypressのCY7C68013A-56PVCX。


秋月ロジックアナライザ logic16

これがあれば、今まで面倒だったI2Cやシリアル通信の電文をストレージでまとめて読み込めてデバッグ効率が上がるだろう。

◆特 長
・超小型USBロジックアナライザ。ポケットサイズ(約8センチ正方形・1センチ厚・74g)で
16チャネル対応。手のひらにおさまる高性能ロジアナです。
・最大100MHzサンプリング/各種プロトコル解析/ワイドな信号電圧レンジ
・マルチプラットフォーム(OS):Windows,Mac,Linux
対応ソフトはメーカーサイト(www.saleae.com)から無料ダウンロード
・USBバス給電で外部電源不要(動作時消費電流:約115mA)

◆主な仕様
・入力電圧範囲:-0.9V~6V
・入力信号電圧:1.8V/2.5V/3.3V/5V系
・入力インピーダンス:180KΩ、7pF typ
・サンプリングレート(最大):100MHz(@2ch)~12.5MHz(@16ch)
・サンプル数:1M(100万)~10B(100億)
・解析プロトコル※:I2C,Async Serial,SPI,1-Wire,CAN,I2S,
PCM,UNI/O,Manchester,DMX-512
※ソフトウェアVer:1.1.15(2013年02月現在)にて
・対応OS:Windows(XP-32bit),Vista-32/64bit,7-32/64bit),
Mac(OS X10.4/10.5),Linux(32/64bit Ubuntu等)
・セット容:Logic16本体、テストリード(9線)×2、ICクリップ×18、USBケーブル、
キャリングケース(ケースロジック社製)


  → 秋月電子 超小型16チャネルUSBロジックアナライザ logic16
  → saleae homepage


秋月電子で扱っている気になる測定器2013/03/16 23:19:21



最近の測定機器は性能の割に破格値で買える物が多くなってきた。安い測定機器は昔なら知識と経験に基いて測定結果を考察したものだが、今のは直読でも十分使える。

上図のP-10テスターは1000円で基本機能を備え、改造すればRS232Cの出力もできるので、例えばデータロガーを作るとすれば、これを利用することで自作で一から作るより遥かに精度のよいデータロガーを作ることも可能だ。
  
今回は秋月電子で扱っている測定器の中で最近発売された気になるものを紹介してみる。実験過程や出張、個人開発には十分な威力であるのは当然ながら、メインとしても使える実力を秘めている、そんな格安測定器たちだ。



スペックをみると、測定レンジが広く、コンデンサのESRも測れる様で、このクラスで5000円を切るのはとてもお買い得だ。私はキット型のLメータを持っているが、こういう専用の機器の方が使い勝手が良い。



これはたまげた。どんなことができるかというと、未知の半導体(例えば刻印の消えたトランジスタやダイオードなど)を適当にプローブを繋いでテストボタンを押すだけで、半導体の種別やそのパラメータが分かってしまうのだ。ジャンクと化した部品を整理するのに威力を発揮するだろう。USB接続でデータをとることもできる。しばらく品切れが続いていたが、また入荷されたようだ。


秋月で扱っているUSBロジックアナライザ良さげ

ロジック・アナライザはデジタル回路の解析に欠かせない一つであるが、スタンドアロン型はとても高く、個人では手がでない。パソコンと接続するタイプは表示系や解析系をパソコンのソフトで行うので、比較的安いものでも、そこそこ使える物が多いようだ。



注目は解析ソフトウェア。定番のシリアル通信やマイコンでよく扱うI2CやSPI、1-Wire、CANのすこし特殊な通信やオーディオフォーマットのI2Sまで解析できるのだ。オシロスコープでやるにしても、ロングストレージに取り込んで波形を一つ一つ数える手間を考えると、数字が一発で表示されてくれるのは、デバッグ効率を大いに改善してくれる。


プラットフォームも色々対応してくれているのは嬉しい事だ。
これ欲しいなぁ・・・・ (´・ω・`) 考え中

デジタルオシロスコープがあるだけで開発がとっても楽しくなる2013/02/11 23:03:54

オシロがあるだけでデバッグ楽しい

只今デバッグ中。I2Cの波形一つ解析するにも、波形を取り込んで拡大してPositionジョグをぐるぐる回していけば、データの素性が分かる。当時3万ちょっとで買ったPDS5022は4年近く使用しているが、とっても役に立っている。このオシロスコープが無ければ自宅での開発はとてもではないが無理に近かった。本当に重宝している。使いすぎているせいか、最近ちょっとPositionのジョグ動作がホンの少し逆に動く事があるが、一旦オーバーホールしてみるかな。

3万位出せば最近は、実用的なオシロが買える。マイコン野郎にはオシロは是非1台持っておきたい所だ。

   持っていると幸せなるぜ! m9っ(・∀・) !

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100円でPDS5022SのUSB部分をスッキリ!2012/01/15 05:39:13



PDS5022Sは、私の電子工作で地味ながらも活躍している頼もしい測定器。購入してから2年半も経っていたのか。十分元を取っているかそれ以上の活躍だな。高圧プローブを使えばガイガー管の電圧も測定できたりと使用用途が広い。




さて、こんな安くて頼もしい測定器なのだが、購入時から気になっていた部分。それが、このUSBだ。ここにパソコンと接続すれば、波形を取り込む事ができるので、使用頻度が結構高いのだが、このUSBの形状はAタイプのメスコネクターが搭載されている。本来ならBタイプを使うべきなのだが、そのタイプの違いは許容するとしよう。



問題はその位置である。裏側に配置されているので、USBコネクターを接続すると、



後ろのスペースがこんなにも開けないとならない。このスペースが勿体無い。
筐体を分解した時は中がスカスカなので、横からコネクターを出す改造もできるのだが、既製品に穴を開けるのは最終手段として、もう少し考えてみた。


       |
   \  __  /
   _ (m) _あ、そうだ
      |ミ|
    /  `´  \
     ('A`)
     ノヽノヽ
       くく


そうかLアングルの変換コネクターがあればいいのか。市販の物もある(下のPRで紹介)のだが、これくらいなら作ってしまえ。USBコネクタAオスUSBコネクタAメスを用意。こちらは秋月で購入しても、一つ50円なので合計100円でできる工作だ。



余分な樹脂を切り取り、ツメを折り曲げて、L字に配置。端子の番号を確認しつつ、2つのケースをハンダ付けして止めて、あとは端子4つをハンダ付けすれば出来上がりだ。10分で完成。




1番ピンの簡単な合わせ方はオスとメス同士を軽く差し込んで確認し、抜きながらクルリと回転させながら確認しておくと、端子を間違えずに確認が可能だろう。マジックで印を付ければ、なお良い。



100円でできるUSB方向変換アダプタ

これをUSBケーブルの間に装着。



あんなに出っ張っていて存在を主張していたUSBケーブルが、




まあ、なんという事でしょう。こんなにも薄くシンプルに。
USBコネクターの厚み分はあるが、約5センチの奥行きを確保できる。




端子の半田部分がむき出しだが、気になるようであれば、テープやホットボンドなどで絶縁すると良いだろう。市販品よりも更に小さく出来た。




使用前。




使用後。壁にほとんどぴったり付けることができるので、机を更に広く使えるようになった。5センチの奥行きは大きい。100円で幸せになったよ。PSD5022Sに限らず、USBの方向変換アダプターは安く簡単に自作できるので、色々試してみてはどうだろう。




2013/1/17追記:USB方向転換アダプタは100均でも扱っているようだ。



裏面。



可動範囲はねじりで180度位。内部は電線で接続されているので、頻度に回すと内部断線をおこすかもしれないが、100円で買えるのは便利だ。





MPLAB IDE付属のシミュレータMPSIMでの注意事項(時間計測)2011/10/08 20:31:58

最近BBSでちょっとした騒動が起きた。これは、PICを使う人に有益になると思うので、ブログでも紹介しておくとしよう。

twitteで、正確なPICによるタイマーの事があったので、以前私が使ったタイマー1とCCP1を使用して、正確なインターバルタイマーのソースコードの一部をBBS上に公開した。

その後、PICの事で以前からお世話になっているnatuさんより設定に違いがあるご指摘を受けることになる。

     設定値はマイナス1してCCP1に設定

これが今回の焦点となった。


何度かBBSにてやり取りを行い、私も簡単ながら途中で検証も行った。MPLABにはソフトウェアシミュレータMPSIMが搭載されていて、ステップ実行やステップ時間をブレークをかけて検証ができる便利な機能がある。

まずこの機能での表示をが正しいと思い込んだのが、今回の真偽を惑わされてしまった原因になってしまった。上記は、計算値をそのままCCPレジスタにセットしてインターバルタイマーとした時のMPSIMの結果である。計算通りの割り込みで、一切の疑いも掛けていなかった。ところが、それをマイナス1すると、当然この結果が変わってくる。



チップでも試してみた。このチップは「ES」(エンジニアリングサンプル)で、知人が何か不完全な機能があるから注意してといって貰った物。そしてこのチップのDIP版があったので、会社の空いた時間にササッと確認。このES品の内蔵クロックが±5%の範囲にはいっておらず、更に現象を不確定にすることに。



MPSIMでTimer計測をする時は注意を!

とにかく、natuさんは古くからBBSなどに来る方の質問に答えて頂いたりしている御方である。
適当にアドバイスする事など考えられない。ひとつひとつ事実を知る事が大事である。

まずは、実機作成だ。といってもブレッドボードであるが、不確定要素を排除するために、高精度の水晶発信器KTXO12.8MHz(秋月の絶品)を使用。デバイスは16F877Aを使用し、PICkit2でオンラインでバッグ出来るようにする。もちろん、電源周りにも配慮し、最短距離配線とパスコンは欠かさない。1時間程度で組み上げる。



出来上がり。これにRC0出力で割り込みが入る毎にポートを反転させるようにした。

覚書:LCDを延長でつなぐとき、2,1,4,3,6,5,・・・という数え方になる。




タイマー関係のセットCCP1CON=0x0b
そして、タイマー値を計算値の0x0fa0からマイナス1した 0x0f9fをセット。




RC0出力を利用してここにオシロスコープをあてて周波数を観測。
20ms、つまり50Hz出ればOK。




まずは、MPSIMで動作させてみる。

        9.991250mSEC

あと1カウント足りない。何度コンティニューしてもそうだ。

では、実際に動かしてみる。




ジャスト50Hz! 一寸の狂いも無し。 マイナス1するのが正解という証拠である。




1msも試してみた。同じ様にマイナス1。これも正しい。
ちなみに、それぞれマイナス1しなかった場合は、この周波数より高めになる。



【結論】
・CCP1を使ったコンペアーモードでタイマーを動かすときは、設定値-1とする。
MPSIMの計測はバグである。実機で確認が必要。
・MPLABは神様ではない。過信しない。
・精度の高いデバイスで測定する事。
・そもそも、決めつけないで柔軟な発想で考える事。




私が公開したプログラムは、実際使われているが、30秒程のイベントを10ms単位で動作させる装置で使用していて、その誤差が4000/3999 ≒ 1.00025 であったので、問題が出なかったが、もし、今回この問題が明るみにならなかったら、きっとまた使う所だっただろう。

今回は、勉強させられた一件であった。


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natuさんに助言を頂いたのにも関わらず、私の思い込みも加担して、数日間気持ちが晴れない状態を過ごされたと思います。大変失礼しました。また、embeddedarkさんには、情報が不完全であったことをお詫びします。




秋月電子通商で売っている高圧オシロスコーププローブを使ってみた2011/06/05 01:15:02

秋月電子通商で売っている高圧オシロスコーププローブを買ってみた

ガイガーカウンターを駆動させる回路は高圧回路が必要になるが、簡単に調整するには高圧プローブを使ってオシロスコープで観測するのが手軽である。秋月電子に100:1のオシロスコーププローブが置いてあったので、購入しておいた。店内の所在は、店の一番奥の左手にある網にぶら下がっている。

取扱説明書

価格は3,000円。「HONG KONG TEXAS CO,,LTD」という中国のメーカー。型番はTX3125。1.2KVまで使用できる。

プローブと付属品

付属品一式。このプローブは汎用のBNCであるので、色々なオシロスコープに接続できる。
もちろんDSO Quadでもこのような変換アクセサリーを使えば使える。DSO nanoなら、これを使えば良い。

今回はOWON社PDS5022Sに接続してみた。

x100

PDS5022Sは、プローブの倍率設定が出来るので、CH1メニューでx100にセット。

キャリブレーション端子

この様にキャリブレーション端子に接続して、プローブのBNCコネクター側にあるトリマーコンデンサを付属のドライバーで回して調整。

キャリブレーション

これが正しくキャリブレーションされた波形。

x1000

PDS5022Sは、なんとx1000までの設定があるんだよな。

周波数によって扱える電圧が異なる

高圧プローブは、周波数によって扱う事の出来る電圧が異なるので注意だ。また、PDS5022Sの場合、プローブのGNDが絶縁されていないので、商用100Vに絶対に接続しない。プローブが焼けたりする可能性がある。どうしても観測したい場合は、DSO Quad(DSO nanoは直流のみなので不可)などの電池で駆動している装置や、オシロスコープの入力が絶縁入力されているものを使用するか、コンセントを1:1の絶縁トランスで分離する。

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DSO Quadが到着!!!2011/04/18 23:45:06

      \    キターーーーーー !!/
       \                /
        (∀)(∀)(∀)(∀)(∀)(∀)(∀)
        (∀)(∀)(∀゚)(∀゚)(∀)(∀)(∀)
        (∀)(∀)(∀゚)(∀゚)(゚∀)(∀)(∀)
        (∀)(∀゚)(∀゚)(∀゚)(゚∀)(∀)(∀)
       (∀゚)(∀゚)(∀゚)(∀゚)(゚∀)(゚∀)(∀)
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    (゚∀゚ ) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚)(゚∀゚)( ゚∀゚)
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1月1日に注文してから4ヶ月以上、ついにDSO Quadが届いた。送料無料オプションだったのでシンガポールから配達された模様だ。



早速小包を開封。



パッケージの封印シールが既に切れているが、検閲があれば手紙が入るので、恐らくこのシールはもろく、輸送中の歪みで切れたと思われる。




早速中身の確認。DSO Nano同様、電池を自分で取り付ける組立式。
本体、電池、プローブセット2本。


ん?デジタルプローブが無い。早速Blogに書き込んだら、後ほど配送するための無料クーポンをつけたとの事。



なるほど箱の内側にクーポンコードが書いてある。



これか。質問しなかったら危なく捨てる所だった。




大きさは10センチより小さい。



裏蓋は樹脂にアルミが貼ってある。フタ自体はツメで止まっており、ドライバーなどで開けると電池ハウジング部分がある。丸い6つの調整部分は、プローブの位相補正用のトリマーコンデンサーだ。出荷時は調整されていないようで、自分で調節する必要がある。




Li-Po電池。3.7V、1300mAh。シールされている。出荷時期によっては1000mAhの人もいるそうである。



ポリミイドテープで絶縁された部分から、コネクターが付いたケーブルが出ている。この薄さと大きさで1.3Ahもある。




それにしても薄いなぁ。



エンジニアリングサンプルという事なのでコネクターに差し込むときは極性に十分注意が必要だ。もしかしたら逆になっているかもしれないからだ。こちらのサイト様では逆実装だったようだ


このように電線を畳んで収める。まあ、その前に最後の方に書いた調整をしてから行う事になるだろう。

追記:フタの開け方について、私は強引に空けていたが、押しながらスライドすると開けられる事をこのサイトにて知る。これは教えてもらわないと分らない。



まずは電源を入れると、ビープが鳴り、バージョンとシリアル番号が表示される。


DSO Quadが到着!!!

そして表示される。出荷時の電池は半分くらいだった。それにしても小さいな。良くこれだけの筐体に詰め込んだよ。




付属プローブは一般的なオシロスコーププローブ同様、先端が外せる仕組み。




接続部分は、ちょっと特殊な形状。



CH-Aに接続してみた。Wave Outも搭載されており、同一の形状である。矩形波以外にもサイン波を出力できる。



操作ボタン系。ジョグスイッチが2つ搭載。ジョグスイッチはちょっと押し込みにくいかな。




Wave Out端子に接続してみた。200KHzの出力だが、一応追従している。ただ、まだ波形表示に問題がありそうだ。トリマーを回して直せるのかな?
というわけで、トリマー調整。デジタルプローブがないので、プローブを2つ繋げて、Wave OutとCH-A/Bと調整していく。



トリマーコンデンサーの回路図上の場所。意味は横河電機のサイトを見たほうが詳しい



実際の位置。C1AとC2AはフォーラムによるとX10プローブの時の調整の様である。追記:seeedstudioより調整マニュアル(zip)が公開された。




絶縁型のドライバーで調整が必要になる。鉄で出来た精密ドライバーはNG。竹やプラスティック棒などを削って作ると良いだろう。プラスチック棒などがあれば、コンロなどで先を温めて、プラスネジに押し付けて、冷えたら簡易ドライバーが出来上がる。




こうやって、見ながら回して調整。基本的にトリマーコンデンサーはストッパーが無いのでクルクル回る。


こんな波形だったのが、


ご覧の通り!!! ただ、ちょっと調整が面倒だけど、調整用にシールド板をわざわざ空けてくれたのには感謝する。



サイン波も20Kまでなら出力してくれる。まあ少しいびつだが、そもそもOSCもDACで出しているので仕方ない。


お次は分解写真。ネジが4箇所で止まっているのでそれを外し、ゆっくり基板を引き上げる。



こちらが表面。LCDの裏には部品が無いと思われる。



裏面。シールが貼ってあったが、撮影時にはがしてある。
コネクターの半田が中々乗らなかったのか、半田が盛り上がっている。



もっと鮮明な大きい画像を見たい方は上の写真をクリック。


今の所のウィークを書くと、
・ジョグボタンが押しにくい。
・ユーザーインターフェースに慣れが必要。
・スタンド位はつけて欲しかった。
・トリマーは工場で設定して欲しい所。
・ビープを切る設定が欲しい。→ 設定で0~100%の音量調整ができる。
・デジタルプローブが付いていなかった。(後でクーポンコードで無料購入)
・x10プローブは? 仕様ではx10についても書いてある
・電源を切ると設定が初期値になる。

まあ、エンジニアサンプルと分かって購入しているし、$159で買えたのは安いかなと思う。

ファームの更新は⇒|| みたいな印を押しながら電源を入れ、その後更新するファイルを放り込んで行くことで更新されるようだ。アドレスを示す*.adrを入れて、確認ファイルが生成されて、そのadrのデータを入れて、確認ファイルが生成される事を確認して行きながらの作業となる。


DSO Quadリソース
DSO Quad販売(第二期エンジニアリングサンプルの販売を行っている。5/15以降出荷)
DSO Quad サポートページ(最新のファーム、FPGAデータが提供される)


DSO Quad is ready to ship!2011/04/05 21:35:29

DSO Quad is ready to ship!
いよいよ出荷開始。DSO Quad is ready to ship!
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無料配送便を使ったので、到着が15日~25日程かかる見込みである。今月中に到着予定。Fedexを使った方なら3~4日で到着するだろう。




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