たまに使うエネループ充電器。去年買い換えたのだが、100均で売っているアルカリ乾電池が安く、またニッケル水素の弱点である電圧が1.2Vということもあって、電動ドライバーやマウスなどの一部しか出番が無くなってしまった。それに、モバイルバッテリーを利用する事が多くなったので、だんだんと使われなくなる傾向なのだろう。
この新しいエネループ充電器「BQ-CC73」は以前の充電器ではできなかった個別充電に対応している。あと、充電状態を4系統独立して表示するLEDを搭載。
エネループの他エボルタ二次電池も保証している。充電アルゴリズムが改善されたのか、昔のエネループではエラーで充電できなかったのも充電できるようになった。
端子形状。マイナス側はちょっとコンパクトになったが、単4と単3両方使用できるようになっている。
プラス側は単4専用に突起物をつけて、より接触を確実にしている。
これを使えば
【警告】
ブログ内容で製作・改造・分解記事について、研究や学術の目的のために公開しているものです。十分な電気工作の知識を学習の上、全て自己責任で行ってください。
お決まりの(´・ω・`)
保証オワタ \(^o^)/
今回も片面基板か!
電源の給電部分。315mAがはんだ付けされている。
プラグは前回エネループと大差ない接触方式。
スイッチング電源コントローラーOB2338(
pdf)
こちらはAS358というオペアンプの様だ
(pdf)
基板にはRT1,2の2つの緑色の部品がみえている。温度センサーのサーミスター。
これがなんと、
プラスチックのケースにシリコングリスが塗られていて、そこに差し込まれていた。樹脂でも熱結合を良くするためにシリコングリスを塗る事があるのか。初めて見た面白い手法と思った。
LEDの取り付け、やけに下側に曲げてあるなと思っていたら、
これは、ワザと曲げている事が分かった。LEDの乳白色の光誘導板はLEDのくぼみに入れるようにできているのだが、おそらく問題があったのだろう。光軸を細い所に全部調整してあった。
これはこのロットだからかもしれないので、今では直っている可能性がある。
分解して思ったことは、安全上でも性能上でも大きな改良がなされている。
サンヨーのエネループ時代に買った充電器と比べると、性能が格段と良くなっているので、充電しなくなったエネループでも新しい充電器では充電してくれる可能性がある。
充電器は新しいのを使った方が良いと感じた。
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