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超小型16チャネルUSBロジックアナライザ logic16を買ってみた2013/03/20 17:37:29



前回「秋月電子で扱っている気になる測定器」で紹介した、超小型16チャネルUSBロジックアナライザ logic16だが、とうとう買ったよ! (・∀・) iPodとか意識した化粧箱入り。



早速オーポン! 中からはビニールに包まれたケースが出てきた。このケースは頑丈な作りで、私がいつも使っているデジカメのZEROSHOCKと構造がよく似ている作り。



ぱかっとな。 ちなみに、上にあるのはおまけのプローブ。これが後で役に立つ。



中身は本体と接続コード、USBケーブル、スタートアップガイドの厚紙が入っている。



これが本体。材質がアルミなのだ。


秋月ロジックアナライザ logic16

裏側はラバーっぽい素材でできている。



重さが意外とあるので、ケーブルの引っ張りで負けて本体が動くとかがないだろう。ただ、使う時はケーブル番号を見ながら使うので、裏側にして使ったほうが便利そうだ。



USBと接続する前に、予めソフトウェアをホームページからダウンロードしてインストールしておく。
Windows XPやMAC OSが使えるのがいい所。
私はXPなので、XPを例に説明しておく。ールが終わったら、そのフォルダを指定する。




ソフトのインストールやドライバーのインストール中に警告がでるが、続行しインストしている。



これでインストール作業は終わりだ。



このアイコンをダブルクリックして起動すると、



本体のLEDがアナログチックに点滅を始める。これで使えるようになったわけだ。


起動直後の画面。操作アイコンが一切見当たらない、まるで最近のandroid端末の様なシンプルな作り。何となく使い方が分かりそうな雰囲気。



早速なにか信号でも見てみるか。今回は手っ取り早くPICkit3に搭載されているSPI EEPROMの25LC256の信号を観測してみよう。



アナライズの項目は色々なフォーマットに対応している様だ。



電圧区分設定。



チャンネル設定。チャンネルは少ないほど速いサンプリングになる。


SPIにして、トリガー条件ををEnable信号にして観測。おおっ! 捕れた! (・∀・)
 (まあ、ロジアナの機能なので当たり前だが・・・)



PICkit3を動かすためMPLABXに付属のPICkit3スタンドアロンツールIPEを動かしている。
Readをすると、波形がキャプチャーされる。プロトコルに応じてデータの数字やACK/NAKの観測が一目で分かる。オシロスコープでは手で波形を数えていた作業から開放される。



16チャンネルもあるので、複合でのデータを取り込むことが可能。スクリーンショットでのpng形式のセーブにも対応。波形の状態もセーブできる。CSV形式などのテキスト出力に対応していないのは残念だが、元々は目で見るツールなので、私の場合は十分満足である。もしかしたら次世代アップデートで対応するかもしれない期待もあるw この部分がパソコンの強みだ。

ちなみに本体が無くても、Start simulator をクリックすれば、デモモードとして動作し、ダミーの波形が出現するので、セーブ機能やメジャー機能などを購入前に確認することができる。




さて、秋月電子で購入すると、なんと1本600円もする超小型クリップが4本も付いてくるという特典があるのだ。2400円分のプローブをつけるなんて太っ腹だね (・∀・)



まずは付属品クリップ。ごく一般的なクリップだが、開いた幅が2mmある。DIP型のデバイスには問題なく足をつまめるが、SOPはチョット危なっかしい。



こちらが、超小型プローブ。開いても1mmちょっと。これはSOPでも楽勝だ。



上の2本が超小型クリップ、下が付属品のクリップ。太さの違いがお分かり頂けるだろうか。
面実装の部品はこの超小型クリップを使うことになるだろう。4本しかついてないといっても、SPIやI2Cバスをみるには十分である。



さて、私は悪い子(?)なので、 手元のT-5特殊ドライバーで開けてみるの巻 (・∀・)



おーぽん!(・∀・)
まあ、予想通りの作り。上からUSBブリッジ、電源、FPGA、保護ゲート群と続いている。
指紋があるのはご愛嬌。ただ全部コネクターが面実装品なので、無茶な応力は避けたほうがよさそうだ。



FPGAはXilinx SPARTANのXC3S200Aを採用。



USBブリッジはHigh-Speed対応のCypressのCY7C68013A-56PVCX。


秋月ロジックアナライザ logic16

これがあれば、今まで面倒だったI2Cやシリアル通信の電文をストレージでまとめて読み込めてデバッグ効率が上がるだろう。

◆特 長
・超小型USBロジックアナライザ。ポケットサイズ(約8センチ正方形・1センチ厚・74g)で
16チャネル対応。手のひらにおさまる高性能ロジアナです。
・最大100MHzサンプリング/各種プロトコル解析/ワイドな信号電圧レンジ
・マルチプラットフォーム(OS):Windows,Mac,Linux
対応ソフトはメーカーサイト(www.saleae.com)から無料ダウンロード
・USBバス給電で外部電源不要(動作時消費電流:約115mA)

◆主な仕様
・入力電圧範囲:-0.9V~6V
・入力信号電圧:1.8V/2.5V/3.3V/5V系
・入力インピーダンス:180KΩ、7pF typ
・サンプリングレート(最大):100MHz(@2ch)~12.5MHz(@16ch)
・サンプル数:1M(100万)~10B(100億)
・解析プロトコル※:I2C,Async Serial,SPI,1-Wire,CAN,I2S,
PCM,UNI/O,Manchester,DMX-512
※ソフトウェアVer:1.1.15(2013年02月現在)にて
・対応OS:Windows(XP-32bit),Vista-32/64bit,7-32/64bit),
Mac(OS X10.4/10.5),Linux(32/64bit Ubuntu等)
・セット容:Logic16本体、テストリード(9線)×2、ICクリップ×18、USBケーブル、
キャリングケース(ケースロジック社製)


  → 秋月電子 超小型16チャネルUSBロジックアナライザ logic16
  → saleae homepage


コメント

_ knight ― 2013/03/23 09:19:04

 このロジアナ、優れものですねえ。出来れば、ロジアナを持ち出してのトラブルシューティングは、避けたいものですが、無ければ辛い居ですね。XilinxとCypressの組み合わせですか。今様ですね。
 エアーバリアブルさんのブログ、毎日、楽しく拝見しています。お勉強も頑張ってください!
(・v・)/

_ air_variable ― 2013/03/24 00:30:28

GUIが簡単ですぐに使えたのが良いですね。
I2Cを使うことが多いので、専用のツールを手に入れました。

_ 胴長おじさん ― 2016/12/15 17:31:31

はじめまして、参考になりました。
私のパソコンでは、ツール・ソフトの画面色彩が大変暗いのですが、見やすく変更は可能でしょうか?

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