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210円+αで作るプローブ型温度計の製作2013年版2013/03/24 23:56:56


210円で作るプローブ型温度計の製作

ある人から、「お金をかけないで土の温度を測れないか」という相談を受けた。そういえば昔100均の温度計を改造して組み合わせてそんなの作ったな。




精度はだいたいでいいという事なので、内蔵のサーミスタを延長してつけるだけにした。
早速100均へ。温度計とイヤホン。イヤホンはコードだけを利用。3mと長く、太さも扱いやすい。



購入元はキャンドゥ。早速分解。ん?何かちょっと変わっているな。Ver1.4と書かれた基板は、サーミスタがチップ部品になっている。



以前のバージョンはリード型のサーミスタ温度センサーが使われていた。形が変わっても機能には変わらないだろう。チップサーミスタ部品を外す。サーミスタには極性がない。



イヤホンコードを両方カットしてハンダ付け。ちなみに、丸いスイッチ接点は使用されていないが、外周と内周をショートさせる事に摂氏(℃)と華氏(°F)と交互に切り替わる。
センサーを3メートルも引き出して大丈夫かと思ったのだが、それなりの精度を保っている様だ。
電池の持ち具合を考えると、おそらくサーミスターの抵抗変化とコンデンサの組み合わせによるチャージ/ディスチャージの時間をマイコンで計測する回路を採用していると思う。



プローブはボールペンのつつを使って、エポキシでセンサー部分を固めて、更に防水加工を施した。プローブテスト。説明上では-5℃~50℃とあるが、実際は54℃まで表示してくれた。
サーミスタの代わりに半固定抵抗器をつけて調べる方法もあるだろう。



電池側のハンダショートパッドが1列に並んでいる。簡単に意味を調べてみた。
左から(1)(2)(3)(4)(5)
(1)(2)表示更新設定 全部オープンで1分単位、(1)(2)ともクローズで2秒
 ※2秒単位にすると電池も60倍早くなくなるので、乾電池にするか電源スイッチをつける。
(3)オープンで摂氏、クローズで華氏
(4)オフセット調整? +5度程持ち上がった
(5)オートパワーオフ設定? 電源を入れて数分したら液晶が消えた

本気で解析をしていないが、こんな機能があるようだ。特に2秒単位での温度更新モードがあるのは、色々応用ができそうだ。


そういえば、100均温度計を色々詳しく調べているこの方の存在を思い出したw


2013/8/22追記


センサーのハンダ付け。今回一番製作難易度が高いところ。電線をニッパーでむいた後、ライターなどで炙って細い糸を焼いておくと幾らかハンダメッキが楽になる。



筒は、ストローでも芯を入れれば代用できる。手っ取り早く綿棒2本www できれば竹串とか丈夫で湿気を吸わない物の方が良い。



これを2ミリ程引っ込めて、配置し、



ホットボンドで充填して防水固定。



電線のもう片方は、穴の開いている裏側から通して結び目を付けて基板にハンダ付け。



完成!! 3メートル延長してもそんなに誤差は出ない。是非お試しあれ(・∀・)
土の温度測定とか、外気の温度測定に使えるよ。







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