210円+αで作るプローブ型温度計の製作 ― 2010/10/29 01:00:55
「温度プローブって安いのない?」
と言われ、有名所の測定器とかを紹介したが、
「いやいや、もっと安くていいし、大体分ればいいよ」
との事だった。自作パソコンなどでよく使われるマザーツールの温度計なども選択肢にあったのだが、ふと思いついた。そうだ100円ショップなら温度計があるよな。大抵あの手のものは、中がサーミスタ式だから、使えるんじゃね?とか思って買ってきたのがこちら。
こんなものが105円で手に入る時代なのだから脅威を感じる。パッケージをすぐに捨ててしまったので、型番を失念してしまったが、また購入した時にでも型番を調べる事にする。購入場所はキャンドゥ。
100円ショップでもイヤフォンは売っているわけで、これを延長ケーブルとして使おうというわけだ。しなやかなコードであれば何でもOK。モノラルイヤフォンの方が2メートルとか売っているのでそちらの方がお勧めだ。
早速分解。ネジは2本で止まっているだけだからすぐに分解。
裏側にあったサーミスタ。温度に応じて抵抗値が変化する素子である。極性は無い。これを半田ごてで外してしまう。
このセンサーを延長すれば良い訳だ。
さっきのヘッドフォンのコード。予想以上の細い電線。今回はプロトタイプ製作なので、これを使うが、出来ればもっと丈夫な線を使った方がいいかもしれない。
センサーをハンダ付け。
不要になったボールペンの先に取り付け、エポキシ接着剤で固める。
この温度計、サンプリングが30秒単位と、測定器としての使用は厳しいと思っていたのだが、なんと、この2箇所のパッドをハンダでショートすると2秒毎の測定ができる様になるのだ。
今回の用途としては、まさにうってつけである。
その他のショートパッドも色々意味があるようで、摂氏、華氏の選択、交互に単位表示などの設定が可能だ。
更新が速くなるという事は、当然電池の消費も多いので、使わないときは電源を切る様にしてしまおう。電源の配線部分をカッターで切ってしまう。
ケースはスイッチの穴をあけ、
温度計よりも値段の高いスイッチを実装だwww 測定周期を変更しなければ、電源スイッチは要らない。
これで、使わないときはオフできるので、便利に使える。スイッチの部分が表から透過してしまうので、液晶の裏に白い紙を貼り付けたら意外と見やすくなった。
センサーのコードを初めから開いている穴に通し、結び目を作っておく。
外したセンサーのパッドに電線を取り付け、組み立てて完成。電線の極性は無いのでどちらもOkだ。
まだエポキシが固まっていないが、硬化したら削って仕上げる予定。
精度はそこそこ出ている様で、簡易的な使用としては申し分ないだろう。電線を伸ばせば外気温度計とか応用が利きそうである。さて、これを来週渡すとするか。
→ 温度計の型番と3mコードの紹介
コメント
_ じゅん ― 2010/10/29 16:19:07
_ air_variable ― 2010/10/31 00:31:08
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