今年は仕事がお盆と重なり、夜遅くに帰宅したが、帰りの荻窪駅で出くわした事を書きとめよう。

中央線の下りエスカレーターを降りて改札に向かう途中での出来事。
私は左に寄って手すりにつかまり下りていた所、その中腹付近でなにやら鈍い音が。
振り返ると、右側レーンでキャリーバッグが高速で転がっているではないか。

説明の関係で図が簡単であるが、実際の距離は約4倍位ある。落としたと思われる場所はエスカレータ乗り場の最初からと思われる。「落ちた危ない！」という言葉もなくアルミの取っ手が縦に回転して、何人かを抜いて自分の近くまで迫ってきた。ドンキーコングの樽が斜めに落っこちてくる位のスピードだ。

前方の安全を確かめ、何とかタイミングを見計らって、止める事は成功した。（治りかけのアバラには響いたが）

そのままホールドしたキャリーバッグを落とした本人にエスカレータ上で渡したが、次の瞬間耳を疑った。

　　　　　　　　　「あーいま荻窪」　「ちょっと遅れちゃってね」

落とした男は20歳台半～後半位。落としたことにわびる事も無く、ケータイで話続行中。
もし、この暴走キャリーバッグが人にぶつかったら大惨事だったのに、その意識が全く無いのだろうか。怒りを超えて呆れてしまった。

まあ、なんにせよ大きな事故にならずに済んだのでホッとしている。