Windows Live メッセンジャーの罠 ― 2009/06/13 16:30:29
どれだけ痛いかは、例を挙げてみよう。
1.kenさんの知り合いがtaroさんで、メッセンジャーでやり取りしている仲。
2.taroさんの知り合いがHanakoさんで、メッセンジャーでやり取りしている仲。
3.kenさんとHanakoさんは面識がない。
ある日、taroさんとHanakoさんががマインスイーパフラグで遊んだことがあり、お互いの更新情報には
「taroさんがマインスイーパフラグをプレイし、Hanakoさんが勝ちました」
などと表示されるようになった。ここまでは、知り合い同士のゲームの対戦履歴が表示されている位なので良しとしよう。
ところが後日、kenさんはtaroさんとメッセンジャーを繋いだとき、kenさんの更新情報で見たものは、なんと
「taroさんがマインスイーパフラグをプレイし、Hanakoさんが勝ちました」
と表示された更新情報である。最初に書いた通り、
3.kenさんとHanakoさんは面識がない。
これにはtaroさんは慌て、kenさんはHanakoさんの存在を知ってしまう事になるわけだ。冗談みたいな本当の話なのである。本当にどうでも良いメッセージでプライバシーを晒されるわけなのだ。場合によっては人間関係に影響がでてしまう。大げさでない。
メッセンジャーを利用している人は、早速設定を確認して欲しい。まず、メッセンジャーを起動し、ユーザー名の▼をクリックして、オプションを選択する。
次にパブリックプロフィールの編集をクリックする。ここからネットでの管理情報になる。
すると、個人情報を管理するページになる。友達をネットで作りたい人ならともかく、私の場合は知り合いの連絡でしか使わない。そういう用途でメッセンジャーを使う人にとって、つながりの機能は煩わしいし、問題を起こすだけなので、早速設定を変更しよう。上の部分のプロフィールをクリックする。
そして、オプションを選択すると、全部チェックされている。なんだこれ?!必要最低限のチェックにとどめ、保存をクリックすると、メッセージが表示されるので、表示していたページに戻る。
次に、あしあと帳。こんな所に書かれる=第三者に見られているという事だ。これも余計なお世話な機能である。早速これも使えないように設定してしまう。アクセス許可の編集をクリックすると設定画面に移る。
ゲームの履歴もこんな機能は要らない。望んでもいない。相手の名前をクリックすれば相手のプロフィールが見える。履歴を一斉にクリアする事が出来ないというお粗末な画面。一つ一つ青い丸印をクリックして消していく。
更に、上のホームを一回クリックして更に同じ事をする。
これで、とりあえずは必要最低限のメッセンジャー機能のみが利用できるようになった。更に仕上げとして、メッセンジャーの設定のレイアウトで、更新情報を表示しない事でシンプルになる。
もっとプライバシーを守りたければ、IDを複数使って管理することに越した事はない。これが最も確実で簡単な方法だ。
mixiといい、youtubeもそうだし、Googleマップの個人住所の流出といい、利用者が気をつけていないからとか言われるが、一番の落とし穴を作っているのは、提供する側に問題があると私は思っている。もっと分りやすい設定を望む。
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