『電子工作コンテスト』授賞式&交流会 ― 2009/11/28 23:13:29
交流会や説明会は合計で2時間弱であったため、時間があっという間に過ぎてしまい、他の出展物を見る前に時間切れになった感じであった。また、態々来ていただいた方々へ、十分な説明が出来なかったのも反省点として残る。今度こういう催し物がある時は、リーフレットやURL名刺位は用意しよう。 ノミネートの紹介。プロジェクターの調子がおかしくなったり、受賞順番や受賞作品と賞状の内容が違ったりというハプニングもあった。 これが最優秀賞の「コイルガン戦車 - 1/24 RC ストームタイガー」(IDK氏)である。走行モータをPWMでコントロールする事で、無段階変速で動作している。更に、これにはパチンコ球を自動充填して、数段重ねたコイルで玉を加速させ発射させる装置が内蔵されている。動画では、ジュース缶に穴が空くくらいの威力である。その他の受賞は、恐らく月曜日辺りに運営から発表があるはずだ。 自分の出展したD級オーディオパワーアンプ。中を見せるようにフタを開けている。自分の出展していた写真を取り忘れたorz なので、私の作品はじゅんさんのページをご覧頂ければと思う。
単独で出展していたが、運営よりコラボを持ちかけられて、 このように、イメージガールREREさんのウェアラブルの光ジャケットと、PICnome Twins(Yamamo2氏)とのコラボレーションが実現。 中々の盛り上がりだ。ちなみに、REREさんのウェアラブルジャケットが断線したので、急遽出展者の何方かがハンダ付けで直したというMakeのノリもあった。 単独では、このような装置で、音をシーケンシャルかつ大胆に演奏するものである。
さて、出展されている作品で見ることが出来た作品を紹介しよう。中にはエントリー外の作品もある事をご了承いただきたい。
【PICマイコンで】ゲームウォッチ作ってみた【東方】めぐりむ めぐる氏
これは、見ると欲しくなる。サイトで技術公開しているとの事だ。PICマイコンでここまで出来るのかと感心してしまう。フルアセンブラで仕上げたそうだ。 同じくめぐりむ めぐる氏のNTSCビデオ信号ではちゅねねぎ振り。PICマイコン一つで絵を出せるのは驚いた。音もでる。 ぷよぷよ(自作グラフィックボード)bepper氏
懐かしい日立製HD46505を使ったボードである。マルチタスクで動かす事も兼ねて2人でも動作する。ゲームも面白いが、この手作りと、映像回路を勉強されてこそ、こういう物が出来るのであって、基礎を踏襲されている。とても面白いものだった。 コンピュータから無線でDMX制御するデバイス MATHRAX LLC.
パソコンのユーザーインターフェースアプリから、USB→PIC→無線モジュールと経由して、大型の調光装置を動かす装置である。無線は1Km以上伝送できる。調光装置が市販なのは、壊れた時にすぐ代替できるということで、さすがはプロのご意見と思った。実はこのお方、私のホームページ開設時位から存じていたのだが、今回お会いするのが初めてである。今では芸術とテクノの融合で精力的なご活躍をされていて、代表作にリモクマなどがある。 ライントレーサー じぇーけーそふと氏
市販のライントレーサーロボットではあるが、磁石を埋め込むだけでその方向性がガラリと変わる奇抜な発想である。ホワイトボードにも張り付くので、何かの応用にできそうだ。 ハプティックデバイス「SPIDAR-mouse」を作ってみた ハプティック技術推進協議会
これは動画だけでは分らない装置である。マウスでパソコン上の初音ミクがネギで箱をウニウニすると、その重さがマウスに伝わるのだ。 今使っているマウスを誰かが動かしている感覚が新しい。DCモータ4つとPICマイコンを使い、テンション制御、フォース制御をこなしている。実に良く出来たものだ。 300円液晶で作る簡易ロジアナと模型用音源搭載ボード搭載TAMIYA GT-R(R35) いえなが氏"
FRISK型MP3プレーヤ いえなが氏
秋月で扱っている、あの300円カラー液晶を使ってロジックアナライザーを実現。簡易型といっても、とても良く出来た作品である。スキルの高さを伺える。模型の車に実車同様のサウンドを入れると、模型が更に楽くなる。
以下の作品は、残念ながらデモや説明を見られなかった物であるが、簡単に紹介しておこう。
ソーシャル目覚し時計 cigarcook氏
mixiで誰かがネットを通じて目覚ましを鳴らすという、面白い装置である。裏にLCDがあり、誰が起こしてきたかが分る仕組み。 燃費監督・・・組立 張果老氏
車の燃費を管理する装置だそうだ。完成度は高い。 まるいものが歩いてみた いしわたり氏
なんともかわいらしいロボットである。よたよた感がたまらない。ロボットロボットしていないのもポイントだ。
その他にも、私のお隣では、賞を2つも受賞した方がいらっしゃった。物凄く小型で多機能のMP3プレーヤー(ちあき氏)を展示されていたのだが、写真を撮り忘れてしまった。現物を見たときには完成度が高く、本当に驚きだ。
他にもまだ展示物はあったのだが、設置、説明としているうちに撤収になってまい、残念ながら交流を行う事も出来なかった方もいらっしゃった。次回何らかの形でお会い出来る事を期待したい。
帰りは、どこかで懇談でもとも思ったのだが、スピーカーを持ちながら飲食店に入るのも気が気でないので、真っ直ぐ家に帰った。 ちょっと横になったら、疲れたのか寝てしまった。とにかく、今回の収穫はプライスレスであった。またの催し物でお会い出来る事を。
※今回、お時間を頂いて展示を見学に来られた方々には、色々至らない部分があり恐縮です。そして大変感謝致します。色々とありがとう御座いました。またスピーカーをお借りしたSさんには、ご来場も含めて重ねてお礼を申し上げます。
コメント
_ WXR ― 2009/11/29 11:14:31
_ air_variable ― 2009/11/29 14:38:53
手厚い対応が出来なくて失礼致しました。
製作されたLCDメーターは大変きれいにできており感動致しました。
このコンテストで、色々なモチベーションの種類があると感じました。
私は、常に新しくというより、趣味でずっと続けていられるように
やっていこうと思っております。
暫くはVUメータを弄っていると思います。基板化とオフセットの問題がクリアされたら、一つの区切りにしようと思っています。
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設計・開発者でもあるエアーバリアブルさんにお会いすることができ、嬉しく思っています。
Web 上でしか見られなかった初音ミクオーディオメーターや他作品の実物を見ることができて
貴重な体験となりました。エアーバリアブルさんの情報がなければ行動もなかったと思います。
どの作品も思い入れや思想が詰め込まれており、たいへん素晴らしかったです。
燃費監督やTimpy Rev8.0 には脱帽。表面実装部品には関心するばかりでした。
いろいろと有難うございました。