[][mobile][Homepage][BBS][Blog][YouTube][asablo]

過去の記事の検索が簡単にできるよ (・∀・) 例 ランチャー9
カスタム検索

KORG monotribe改造記(1) 無線でMIDIデータを飛ばしてみる2011/09/08 23:55:05



前回の記事では、KORG monotribe分解記事から、有志の解析が進み、まさかのMIDI入出力があるという事実が判明した。
MIDIの改造を見ているとMIDIの物理コネクターである4ピンのDINコネクターをアルミダイカスト製の筐体にボーリングし、取り付けている。

いやあ、私にはまだそんな勇気がないっす (´・ω・`)
かといって、電線をひょろっと出すのも、せっかくのフォルムが台無しだし。

それじゃ、この前買ったシリアル通信を無線にしてくれるXbeeが使えないかも考えたのだが、


X-CTUツールのボーレート設定は、たったの7種類しかなく、MIDIのボーレートである31,250bpsに対応させるには、マイコンなどでバッファリングでもしないとダメなんだろうなと思い込んでいた。

ある日、何気なくネットを徘徊していたら、似たような事を考える人がいて、MIDIの無線化の記事を見つけた。そこで目にしたものは?




な、なんと!!! XBeeそのまま使っているやん!!! 驚き!
詳しく読んでいくと、ATコマンドで変則ボーレートを設定出来るというのだ。




また、X-CTUバージョン5.2.7.5は、任意ボーレートを打ち込めば、簡易コンソールになることが判明。Baudのプルダウンメニューには7種類しかないが、そこに直接31250と直接打ち込めば、このボーレートで動作する。つまり、X-CTUツールだけで全部出来る。
当然ながら、XBeeは2つ必要。USBシリアル変換はXBeeを設定する時に使用する。


monotribeを無線MIDI化

そうと分かれば、もう迷うことは無い。接続だ。予めボーレートを31,250bpsに変更したXBeeをPHRコネクター6極と10極のハウジングに、たった4本の線を配線すれば良い。


 

ハーネスはこんな感じ。10ピン側の配線で、PHR-10の物理的1番目がXBeeの10番目になっているので注意。 →なぜそうしたか?理由

   monotribe CN12                  XBee 1-10pin
 1:IC11-20(/BOOT) 未使用
 2:IC11-12(RXD0)   <---->   3:TXD
 3:IC11-11(TXD0)      <---->   2:RXD
 4:VDD(3.3V)             <---->   1:VCC3.3V in
 5:GND                     <----> 10:GND
 6:IC11-29(SCK1)  未使用

ハウジング 日圧 PHR-6PHR-10 
コンタクトピン 日圧 BPH-002T-P0.5S
秋葉原では、ネジの西川2階に在庫あり。
特に電源の入れ間違えは致命傷になるので慎重に。





とりあえずはテストなので、厚めのビニールに基板を入れて、放り込んだだけw 筐体はアルミなので、電波を遮蔽してしまうのだが、幸い裏ぶたはプラスチック。ここから電波が漏れてくれればと期待し、一旦ネジ止めする。



さて、蓋をして、もう一つのXBeeをC-CTUツールと接続してみる。スイッチオン!




おおお!!!まさにMIDIの電文コードだ。F8はケーブル切れのチェックをするアクティブセンシング。リボンスライドを触ったりすると、電文が変わる。詳しい事はこちら
ここまで確認出来たら、MIDIインターフェースの口を作れば完成だ。



English Version (Machine translation by excite)

XBeeをハンダ付けしないで手軽に使ってみた2011/06/12 23:59:06



買っておいてずっとしまってあったXBee。これは何をするものかというと、特別な免許がなくても、シリアル通信を無線で飛ばすことが出来るのだ。用途次第で大変便利なものである。
色々な機能を持っているが、一番使われるのが対向のシリアル通信だろう。

ただ、扱いにくいことに、このXBeeのコネクターのピッチが2mmピッチであり、ブレッドボードなどで使うには更にゲタを履かせてICピッチ標準の2.54mmピッチに変換するなどの処理が必要になる。

左手のボードは、おなじみ秋月FT232RL USBシリアル変換モジュールで、USBから仮想シリアルポートとして、これまた手軽に扱える。こちらは2.54mmピッチの600mil幅でブレッドボードにそのまま使える。

これらを手軽に使えないかを考えてみた。

どちらもピン数が多く出ているのだが、実はたったの4本で必要最低限の事ができるのだ。

XBeeに至っては、左側の列のコネクターしか使わない。それなら変換ボードを作ったり、購入しなくても何となく出来そうだ。

配線やドライバーの手順などの資料は、古典回路屋Xbeeを参考にさせていただいた。
この方は、一昨年の電子工作コンテストでぷよぷよを自作した方のサイトである。



というわけで、PHコネクターの出番。こちらは秋葉原ならネジの西川の2階にある。10ピンタイプを購入。コンタクトピンも購入しておく。圧着はハンドツールがあればそれに越した事は無いが、ホビーと割り切れば、ハンダを流して止める手もある。民生品に広く出回っているコネクタなので、ジャンクから圧着してある電線を探す手もある。
また圧着済み市販品としてAitendoのケーブルが利用出来る

片方はXHコネクターのコンタクトピンを圧着。こちらの圧着難易度は簡単な方。このコネクターにジャンプワイヤーを差し込めばブレッドボードなどにも使えるし、Arduinoなどのコネクター等にも差し込める様に出来るだろう。

ケーブルの長さは、電源ノイズなどを考えると出来るだけ短い方が良いが、使用目的に応じて各自調整して欲しい。



XHコネクターは6ピンを2つ使ったが、5ピンと6ピンに分けるとよい。XHコネクターのピッチは、厳密には2.5mmなのだが、このピン数なら誤差範囲内だ。




コネクターの物理的な1番がXBeeの10番になるが、こうする事で、出っ張りがモジュールと干渉しなくなる。



別の角度から。



これをこの様に秋月USBシリアルモジュールと連結。これだけで完成だ!!手軽すぎる。しかもコネクターなので、使いまわしが出来て便利。


XBeeを手軽に使う方法

ビフォアーアフター。ね、簡単でしょ!



たったこれだけで、これを2つ作ればパソコン同士でシリアル通信ができる。設定は最初に紹介したサイトに詳しく説明されている。

実際に使うときは、空きピンがショートしないように対策し、ケースなどにホットボンドなどで仮止めすると良いだろう。

※補足
 ・手持ちのXBeeはファームウェアをアップデートしないと使えなかったのでアップデートした
  (アップデートにはネットの接続環境が必要で5分程度掛かる。
   試してないがC:\Program Files\DigiにあるファイルをオフラインのPCに使えるかもしれない)
 ・最新のX-CTUを使用した
 ・対向のIDを71,72とした
 ・ボーレートを19,200bpsとした
 ・秋月USBシリアルモジュールを同じパソコンで使うには、MPROGでPIDを書き換える
 資料:
 ・XBee設定ツールX-CTU







Google
www Blog HP BBS


air_variableサイトをまとめて検索 
カスタム検索
[][admin][mobile][Homepage][BBS][Blog][YouTube][asablo]