XBeeは2mmピッチなので、一般的な2.54mm基板にそのまま実装できず、変換基板などを利用する事が一般的だが、
こちらのプロトタイプでも紹介した通り、必要なピンだけ使うなら、実装出来るのである。これは変換基板不要なので経済的に大いにメリットがあるし、製作難易度もグッと下がる。前回はさらっと説明しただけであったので、その作り方を紹介する。
まずは回路図と部品表。
XBee x 1
丸ピンソケット2.54mm 20P(40p)一列 x 1
抵抗 330Ω x 2
LED x 2
タクトスイッチ x 1
熱収縮チューブ1.5mm 5mm程
配線材 若干
リセットスイッチは緊急復帰に使えるかもしれないと思い、とりあえず付けてみた。
今回はコレをバラして使う。バラすコツはセンターより少しずらしてビニール袋の中で割ると部品を紛失しない。
丸ピンのコンタクトだけをニッパーなどで取り出し、必要なピンに挿し込む。更に、固定用として角のピンにも丸ピンを差し込む。ピンを押しこむときは、割り箸などで押し込むと楽。リセットもつけると合計7本立てることになる。
そして1.5mm程度の熱収縮チューブを2番ピンに根元までかぶせる。一応隙間があるが、ショートしない対策。
基板にゆっくり挿し込む。当然ピッチなど合わないので斜めになるが、着脱は可能になる。
反対側。こちらは基板を支えているのが目的の丸ピン。
位置を決めたら、部品が搭載されたままはんだ付けする。まずは四隅。次に2番ピンは熱収縮チューブがしっかり被さっているか確認してはんだ付け。その熱で自動的に縮まる。残りもはんだ付けして固定。
一旦抜き差ししてみる。着脱が出来れば、まず成功。注意として、XBeeは必ず差し込んだままハンダ付けする事だ。配線中に丸ピンがズレてしまったり抜けてしまう防止である。
ハンダ付けして抜いてみる。合計9カ所。後でLEDをつけたので3つ連なった部分が出来たが、これを見て作る方は3連で行ったほうが楽。
こちらも、先程の理由同様に配線時はソケットに差し込んだまま配線する事だ。
実体配線。慣れた人なら1時間程度で全部終わると思う。
追記:XBeeを1メッシュ内側にずらすと、メッキ線だけで配線が可能となる。
さて、完成だ。
モニターLEDがあるのでXBeeへの送受信がわかりやすい。
これでX-CTUで複数のXBeeを設定変更する治具となる。やっぱり専用基板にすると便利だ。
追記:12番(CTS)-16番(RTS)は接続しておいたほうが良い。ポートの設定で万一衝突しても問題ないように100Ωで接続しておいた。X-CTUでRTS/CTSを使用するに設定して、ボーレートを誤った場合への対応となる。
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