[][mobile][Homepage][BBS][Blog][YouTube][asablo]

富士通 Life Book MH30/G をWindows10にしてみた2019/05/04 15:08:15


富士通 Life Book MH30/G を分解してみた

妹よりパソコンでネットをやろうかなという話が。今まで使っていたパソコンだと遅いという事だったので、とりあえず預かってきた。機種は富士通 Life Book MH30/Gでwindows7 starterがインストールされて、2年縛りのOffice2010が入っているモデル。他ににWiMaxなどの通信に対応。



コアがATOM CPU N475 1.83GHzなので、今となっては本当に非力なマシン。
メモリーは最大でも2GBまでである。ハードディスクは電池を外せばねじ2本で引き出せるようになっている。



というわけで、まずはAmazonから最安値のメモリーHynix純正 PC3-8500(DDR3-1066) SO-DIMM 2GB ノートPC用メモリを購入。



ねじ一つで止まっているねじを開けて換装。開けた瞬間2つ入るかと錯覚したが、Wifi兼WiMaxの無線モジュール専用スロットだ。



とりあえずWindows7で起動。無事認識。少し使ってみたが、最初よりは多少起動とかが速くなったかな。でも、すぐにハードディスクがガラガラいっている。



ならば、Windows10を入れてみる。8GB以上のUSBメモリーにインストーラーを入れるだけなのでお手軽である。サイトはこちら。ツールを使うを選択すればよい。

Windows10を入れるときにBIOS画面で起動順番を変更する必要がある。電源投入後すぐにF11 を押してUSBメモリーHDDを先頭にして起動順番を変えてセーブ。
Windows10インストーラー入りのUSBメモリーを挿して電源を入れなおせば自動的にインストールが始まる。この時、自動的に再起動して同じ表示になる事があるので、その場合はUSBメモリーを抜いて電源を入れなおせば続行する。




だいたい3時間位かかったが、Windows10 32ビットにアップグレード完了。いくつかのアプリケーションなどは削除されたが、まあ問題はない。



速度はというと、やっぱり重い。Youtubeとかの表示が144pでやっと動作する程度。他のアプリの動作もクリックして数秒待たされるので、パソコンとしては全く快適に使えない。
だめだこりゃw




何か開くたびにタスクが99%とかになる。これでは使いものにはならないだろうな。



というわけでお次はSSD化。ハードディスクはモーターでディスクを回しているから速度に限界がある。これが半導体なら劇的に改善されると見込んだわけだ。

外したハードディスクは再利用できるようにハードディスクケースを購入。SSDが3080円、ケースが605円と、とっても安くなったものだ。実験する程度の投資として十分だ。



ハードディスク換装。バッテリーを外し、ねじ2つを取り、薄い透明のプラスチックを引っ張るとハードディスクが取り出せる。透明なカバーをSSDに付け替えて差し込むだけで良い。
ただ、注意しなければならないのは、ハードディスクの厚みが9.5mmに対して、SSDは7mmなので、底面に這わせるように差し込む必要がある。



こんどはWindows10のクリーンインストール。カスタムインストールを選択すればよい。
クリーンインストールなので色々質問事項があるが、難しい質問はないので、粛々と選択すればよい。



クリーンインストールの場合は、2時間かからなかった。ある期間が過ぎるとライセンス認証を聞いてくるが、今入れてもOK。ライセンス認証の番号は、このパソコンの裏側に張り付けてあるWindows7の番号で良い。ただ、ライセンス認証の時は暗号や復号している様で、3分ほど時間がかかる。そのまま放置だ。



ちなみに、CrystalDiskMark6_0_2でベンチマークを実施してみた。圧倒的にスピードの改善がある。これは期待できそうだ。




結果は、ネットサーフィンは多少もっさりと動くが、ハードディスクの時と比べると劇的に変化があった。起動時間も速い。DVD再生も検証しておこう。

そういえば、Windows10はDVDプレイヤーが別売で、クリーンインストールした場合は、何らかの再生アプリをいれないとならない。いつもはVLC media playerを使っているが、意外と処理が重い様で、とても快適な動作には至らなかった。いくつかのソフトを試した結果、Media Player Classic - BE(MPC-BE.1.4.5.x86-installer)が軽くて快適で良かった。

あと、マウスが標準のPSマウスなってしまうので、Synaptics ポインティングデバイスドライバー (32ビット版)を手動でインストールし、更にデバイスマネージャー上のPS/2互換マウスのドライバーを手動更新する必要がある。これでタップ動作をオンオフできる。
タップがオンでも構わない場合は特に対応しなくてもOKだ。





まあ、お決まりの分解写真w キーボードの爪を丁寧に外して、ケーブルをラッチから外すところから分解が始まる。裏のねじはすべて外す。



基板は2ヶ所のねじで筐体と固定されていた。



主要部品。蟹さん以外は良くわからないw




とまあ、これはDVD再生機として手渡すとして、新しいPCを買う事を勧めるようにするw
もし、同じ機種をお持ちの方がいれば、参考になればと思う。

今回購入したもの


コメント

_ 山村 ― 2020/03/20 20:33:15

無事にwindows10にできましたがメモリ不足のエラーがでて再起動してしまいます!ちなみにramは2gにあげてます!御指南お願いします!

_ air_variable ― 2021/03/16 22:15:11

山村さん、コメントが1年越しになって失礼します。もう読んでないかもしれませんが、お答えしておきます。
Windows10の場合、物理メモリーを4GBまで増設しないと安定して動作しない様です。結局のところ、私のPCも遅くて使用に耐えられないので、残念ながら処分してしまいました。

_ まさ ― 2021/12/07 23:32:25

私も同じLifebookMH30を持っており、LinuxのOSを入れていまだに使っています。キーボードを交換しようとネットを検索していたところ、こちらのページにたどり着きました。うまく分解できず困っております。キーボードは裏のねじを全部取って表のパネルを外して交換しようとしているのですが何かに引っかかってうまく分解できませんでした。表パネルが外せなくてもキーボードの爪が外せればキーボードだけ表から外せるのでしょうか?
もうすでに処分されたとのことですが、ご記憶に残っておられましたら、外し方、教えていただけないでしょうか?

_ air_variable ― 2022/01/02 13:15:08

まささん
ずっと自分のブログを放置していて返事が遅れました。
このPCは既に処分してしまっているので、記憶しかないのですが、裏のねじを取れるものは全部外した後、ツメが強く引っかかっているので、精密ドライバーのマイナスや薄いプラ板などを利用して外すこととなります。上側からはずしていったと記憶しています。

_ まさき ― 2022/01/04 17:50:35

新年おめでとうございます。
キーボード上側の爪にギターピックを差し込み、上側にはがすようにすると外すことができました。お忙しい中、ご回答ありがとうございました。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
全角で「あ」をタイプしてください。Japanese language only.

コメント:

トラックバック





[][admin][mobile][Homepage][BBS][Blog][YouTube][asablo]