作り始めてから4時間あまり、完成した! 回路図は後ほど公開する予定。
裏面。プロトタイプなので、お手軽に単4乾電池一本で動かしてみた。
1.5V -> HT7750A -> 5V -> TM48M033 -> 3.3V
と、一旦昇圧してからシリーズレギュレータで3.3Vを生成。
(ちなみに私はHT7750を使わず、100円ショップのLR6x2→USB5Vから部品を取って移植)
こんな回路なので、電流を測ってみたら220mA@1.5Vと大飯食らいwww 懐中電灯並みの消費電力だ。
【XBeeの接続】
RX入力の3番ピンは3.3Vトラレントであるが、VILが0.35VCC=1.155V以下であればよいので、外側をカソードとして1N4148などの一般ダイオードでインターフェースを組む。(
参考pdf)
TX出力の2番ピンは3.3Vで45mA扱えるので、外付けドライブ回路なしで、抵抗100Ωを2つ使用して、MIDI出力としている。(
参考pdf)
さて、早速キーボードと接続して、monotribeを鳴らしてみるぜ。
おおおおおおおおおーーーーーーー 鳴ったああああああああああ
と、喜ぶのもつかの間、音をこぼしたり、もしくはノートオフされずに音が固定されたり。通信をこぼしている雰囲気。
それから数時間、色々調べていくと
XBee内部ではHalf duplexで処理されているみたいである。Full duplexぽく使うには、rts/ctsを利用する必要がある。monotribeも、Midi Keyboardも
0xF8のMIDIクロックを出し続けているので、忙しい。(追記:
アクティブセンシングは0xFEでしたので、修正しました。)
あらら、これではマイコンなどが必要だ。しかし、諦めない。ならば片方でもいいから通信を限定してみた。
monotribe CN12 XBee 1-10pin
1:IC11-20(/BOOT) 未使用
2:IC11-12(RXD0) <----> 3:TXD
3:IC11-11(TXD0) <--X--> 2:RXD <==== Removed it !!!
4:VDD(3.3V) <----> 1:VCC3.3V in
5:GND <----> 10:GND
6:IC11-29(SCK1) 未使用
monotribeから出てくる信号を使わず、受信だけに徹する事にした。
するとどうだろう、先程までpanicになっていた音が、全くなくなり、とても快適なMIDI演奏を楽しめたではないか!ケーブルがつながっていないのに、monotribeがMIDI Keyboardで奏でられるとは、素敵なことだ!
更に、monotribeからの送信も。
monotribe CN12 XBee 1-10pin
1:IC11-20(/BOOT) 未使用
2:IC11-12(RXD0) <--X--> 3:TXD <==== Removed it !!!
3:IC11-11(TXD0) <----> 2:RXD
4:VDD(3.3V) <----> 1:VCC3.3V in
5:GND <----> 10:GND
6:IC11-29(SCK1) 未使用
こちらも動作に問題なし! monotribeのリボンコントローラを動かしたりすると、接続したMIDI音源が反応して、更に接続されているcakewalkのノートに録音される。MIDIクロックも動いているっぽい。
【結論と考察】
XBeeの仕様により、MIDIデータを単純に送受信として利用する事は、残念ながら難しい。
しかし、データ受信か送信か、どちらか片方を使う条件であれば、使用が可能である。数時間演奏してみたが、問題はなかった。(私の部屋はWi-Fiルータもあるので電波的に条件が良くないのにも関わらず。)
技術を駆使するならば、マイコンなどでspoolingしたMIDIデータを扱えば、XBee一つでも行けるが、XBeeの値段も下がったことだし、手軽に使えるので、XBeeをもう一組使ってIDを変えておき、monotribe一つにXBee2台という贅沢仕様にすれば、MIDIのFull duplex化が恐らく出来るだろう。
私は、MIDI keyboard ->monotribeでしばらく使ってみようと思う。
演奏動画や回路図が出来上がったら、都度公開するので乞うご期待。
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