買っておいてずっとしまってあった
XBee。これは何をするものかというと、特別な免許がなくても、シリアル通信を無線で飛ばすことが出来るのだ。用途次第で大変便利なものである。
色々な機能を持っているが、一番使われるのが対向のシリアル通信だろう。
ただ、扱いにくいことに、このXBeeのコネクターのピッチが2mmピッチであり、ブレッドボードなどで使うには更にゲタを履かせてICピッチ標準の2.54mmピッチに変換するなどの処理が必要になる。
これらを手軽に使えないかを考えてみた。
どちらもピン数が多く出ているのだが、実はたったの4本で必要最低限の事ができるのだ。
XBeeに至っては、左側の列のコネクターしか使わない。それなら変換ボードを作ったり、購入しなくても何となく出来そうだ。
というわけで、PHコネクターの出番。こちらは秋葉原ならネジの西川の2階にある。10ピンタイプを購入。コンタクトピンも購入しておく。圧着は
ハンドツールがあればそれに越した事は無いが、ホビーと割り切れば、ハンダを流して止める手もある。民生品に広く出回っているコネクタなので、ジャンクから圧着してある電線を探す手もある。
片方はXHコネクターのコンタクトピンを圧着。こちらの圧着難易度は簡単な方。このコネクターにジャンプワイヤーを差し込めばブレッドボードなどにも使えるし、Arduinoなどのコネクター等にも差し込める様に出来るだろう。
ケーブルの長さは、電源ノイズなどを考えると出来るだけ短い方が良いが、使用目的に応じて各自調整して欲しい。
XHコネクターは6ピンを2つ使ったが、5ピンと6ピンに分けるとよい。XHコネクターのピッチは、厳密には2.5mmなのだが、このピン数なら誤差範囲内だ。
コネクターの物理的な1番がXBeeの10番になるが、こうする事で、出っ張りがモジュールと干渉しなくなる。
別の角度から。
これをこの様に秋月USBシリアルモジュールと連結。これだけで完成だ!!手軽すぎる。しかもコネクターなので、使いまわしが出来て便利。
ビフォアーアフター。ね、簡単でしょ!
実際に使うときは、空きピンがショートしないように対策し、ケースなどにホットボンドなどで仮止めすると良いだろう。
※補足
・手持ちのXBeeはファームウェアをアップデートしないと使えなかったのでアップデートした
(アップデートにはネットの接続環境が必要で5分程度掛かる。
試してないがC:\Program Files\DigiにあるファイルをオフラインのPCに使えるかもしれない)
・対向のIDを71,72とした
・ボーレートを19,200bpsとした
・秋月USBシリアルモジュールを同じパソコンで使うには、
MPROGでPIDを書き換える
資料:
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