知り合いからルームランプLEDが壊れたと渡されたので修理するか。
一応これ、
INTECというメーカのルームランプLEDで、従来のタングステン式のランプを外して、そこから電源を取る仕組み。渡された時は既にケーブルが断線。
断線を直して12Vに繋いだが点灯しない。どこか壊れているな。
基板をまず観察。左側のSC59(SOT23)辺りはどうやら2回路入りのショットキーバリアダイオードの様だ。この製品、極性を気にしないで接続できるのを売りにしているが、このダイオードが両方ともオープンモードで壊れていたので、回路に給電されなかったわけだ。
というか、電流容量足りてるんか?w
あと、回路は2N3904と2N3906を利用した定電流回路になっていて、ツェナーで10V位から動作するようになっていた。
手持ちの部品にSC59パッケージのショットキーバリアがない。
FETによる逆接続による保護回路にしようと思ったが、ちょうどいい大きさのFETの在庫が無かったので、手持ちにあったショットキーバリアCMS01(東芝)を一つ入れておいた。方向が決め打ちになるが、幸い中間ハーネス構造の製品なので、点灯する方向に接続してもらえばいいかw
では不良の部品を2つ外して、片方はGNDジャンパー、もう片方はダイオードをつける。
半田したリードは車中の振動で金属疲労を起こし断線しやすいので、速乾型エポキシ接着剤で電線の根本を固めて修理完了。これをやるだけで断線トラブルは未然に防げる。是非試してみよう。車中グッズは高温になりやすい部分が多いので、ホットボンドは使わない方が吉。
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