本棚を整理していたら、懐かしいものが。PICバスを策定した資料だ。以前勤めていた会社から、捨てるからあげるよと貰った物だ。1992年。
1995年、私はノートPC開発で忙しい時期を送っていた。ISA全盛時代であり、まだUSBすらない時代である。ノースブリッジ、サウスブリッジは殆どがインテル、たまにVIAなどが使われた。
1998年位になると、PCI搭載のパソコンが劇的に流通し、使われ始めたのは良いが、大変だったのは周辺ボードメーカー。ノウハウが無くPCIがよくわからないとかで、ISAカードをPCIに再設計するビジネスが流行った時期でもあった。PLX9050を代表とするISA-PCIブリッジを入れてISA化して設計したり、後期では、PCIネイティブなチップが出てきたり、FPGAがすでにPCIをサポートしていた。
そんなPCIも、PCI Expressなどになり、レガシーポートとなってしまった。フロッピーだって、今ではワードやエクセルなどのデータ保存アイコンで生き残っているだけだ。
マイコンという部分から四半世紀、たった四半世紀なのに、今ではWiFiとスマホ。データ通信は瞬時に終わる。データすら全部クラウドの時代だ。これからどんな進化を遂げるのだろうか。
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