なにげにツイッターを見ていると、
NTT技術史料館へ訪問していて、リアルタイムに写真とかが送られてきていた。
三鷹駅からだと関東バスNTT武蔵野研究開発センタ行きが出ている。
受付では首からぶら下げるカードを渡される。
建物は地下1階から3階の構造。地下より上に行くにつれ、逓信時代以前の歴史から現代から宇宙に向けた未来の歴史を学ぶことができる。
また、各フロアでは個別技術を展示している。展示はとても幻想的な照明で迎えてくれる。
ベル研究所のパクリから始まった電話機の説明から始まり、色々な電話機やテレックスなどが展示。具体的な歴史や時代との流れは、壁に大きく年表が貼ってあってとても分かりやすい。
昔は電信柱などなく、そこらへんに生えている松の木をそのまま利用していた様だ。
1923年9月1日の関東大震災では、電報を無料に利用できるようにしたり、社会貢献はいち早く行われていた。
電話の発展の過程でも、オペレータの事、工事の事、不動産の事などを詳しく学べる。
実際使われていた交換機などがそのまま展示されていて、メカ好きにはたまらないだろう。
保守関係の教育についても、その重要性は逓信時代からいち早く行われていた。
交換機のフレームがドーンと鎮座している。圧巻。
リレーやラッピングワイヤによる配線もインダストリアル・インテリアの模倣を奏でる。
基準信号発生器がモータとカムの動力で作っていた時代。もはや工芸品だ。
こんなレトロなものがいっぱいあって、私のブログでは紹介しきれない位いっぱいある。
基板も惜しみなく展示。これはほんの一部。
何を言っているのか分からないが、半導体レーザでのスクイーズドのユニットの中身。
手作り感満載の基板が最先端テクノロジーを支えている。
音声合成装置。今なら記憶素子が安く、CPUなどが高速なので何てことない技術であるが、当時としては限られた部品を組み合わせて色々と試行錯誤していたらしい。
普段目にしている電線なども、実物で詳しく説明している。
というわけで、写真撮影は200枚以上、滞在時間は2時間弱であったが、時間が全然足りず、閉館間際に駆け足で見学したところも多数。少なくても3時間くらいはあった方が良い。
説明が前後してしまったが、写真撮影はOK、SNSは人の写りこみさえ注意すればOKとの事。
帰り際に簡単なアンケートに答えると、もれなくレトロ電話機のペーパークラフトがもらえる。
こんな素晴らしい史料館ではあるが、あまり知名度がないのかガラガラであった。ボランティアの説明員がいる場合は、一緒に管内を案内してくれる。
NTT技術史料館は、家族でぜひ行ってもらいたい。ただ、お父さんが一番はまるかもしれないのでご注意w
NTT技術史料館は毎週木・金曜日13:00~17:00(予約不要)入館料:無料。
平日なのが残念ではあるが、休みを取ってでも見学する価値はある。
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