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プロの回路図からノウハウを学ぶ2012/06/24 09:32:10



30年以上前のブラウン管式テレビのキャビネットは木製を採用、裏側には回路図が貼り付けてあったものが大多数だった。私が小学生の頃でも実家でもテレビが2回程壊れた事があり、出張修理でハンダゴテを当てて部品と真空管を交換していた光景に見入っていた。今思えば、こんな田舎でも、電気屋さんが普通に真空管の回路図を見て、現場で修理していた時代があったのかと驚かされた。

その回路図であるが、最近の電気製品は、メーカー修理前提になっているため、回路図殆ど見ることがない。あっても、ちょっと古めの電子レンジやエアコンなどの布線図程度である。

ところが、このサイトだけは違った。三菱重工の加湿器のサイトの取扱説明書・仕様書のダウンロードが、電子工作マニアを狂喜乱舞させるほどのデータが入手できるのだ (;゚∀゚)=3ムッハー

回路図を公開した、あの世界のコルグだけかと思ったら、やってくれます三菱重工。



仕様書をダウンロードすると、全機種の実体配線図が惜しげも無く掲載。廉価版の加湿器はPICマイコンを使っている事がこの回路図でも分かった。


プロの回路図からノウハウを頂く

メーカが公開している回路は、修理サービスの利便性を高めるためと思うが、この時代になっても回路図が拝見できるのはとても貴重である。

回路図を見ていくと、色々と面白い事が分かる。例えばトライアックの駆動に廉価版はトランジスターを使っていたり、交流電源のゼロボルトになった部分を検出する回路がベースで取り出すなど、教科書や学校では教わらない現場ならではの回路になっている。入出力のインターフェースの組み方を初め、ノイズ対策や安全対策がどのように実施されているかの参考に、とても役立つものである。

随分昔の話になるが、製品を普及させるため、回路図を含めた技術の公開を行った事がある。会社に説得する苦労もあったが、結果的に良い方向へいざなわれた。ソフトウェアのノウハウが守られ、どこで利益を出すのかはっきりと計画すれば、ハードウェアの公開は、むしろプラスになることが多い。回路図自体は著作権は無いので、どんどん参考にすると良い。(基板データとして同じものを作った場合は侵害になる。解釈を参考。)

公開された回路図を全部じっくりと眺めていると、各企業の特色が分かってまた面白い。



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