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ロストテクノロジーデバイス2017/02/04 14:28:39

最近放置状態が続いているブログではありますが、また書く気になってきましたので、
そろそろ再開しますw


久々のブログなので、やっぱりインパクトのあるものを紹介したい所。
というわけで、普通ではめったに手に入らないと思われる物を紹介しよう。


コアメモリーユニット

まずは、コアメモリー。百科事典や参考書などでは見たことがあるものの、実際手にしたのは初めてである。これはとある方から頂いた。ありがたい。
半導体メモリー以前のメモリーは、このコアメモリーが主流だったのだ。




さらにこの部品は、構造上、機械化ができず、手作りである。部品というより、編み物に近い。



お次は光電子増倍管。フォトマルともいう。浜松ホトニクス製。つい最近まで使用されていた電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope)の部品であり、スーパーカミオカンデに使われている素子もその一種だ。検出する部分は横からと頭からがあるが、こちらはヘッドオン型という頭からの検出。



構造は、入ってきたダイノードと呼ばれる電位の違う反射板みたいなものが、電子なだれが起きて最終的に増幅される仕組み。そのまま使う場合と、入光部分に蛍光塗料を塗布したものやシンチレーターで光に変換して取り出す方法がある。



ダイノードといわれる電極は約100V程度の電位をかけていき、だいたい1kV程度までかけるのが一般的な使い方の様だ。



光電子増倍管に代わる半導体として、ピンフォトダイオードがあるが、検出感度は管の方が断然によい。管を液体窒素で-192℃まで冷やせば光の粒を一つ一つ数えられると頂いた先生から説明を受けた。すごい、未知の世界だ。この管も頂いた。先生ありがとうございました。



あと、貴重な管の写真を。こちらは先生秘蔵の一つだけなので拝見させていただくのみであったが、なんと、EMI社の管なのだ。一般的には東芝EMIといえば、あああのEMIかとわかるだろう。
実はEMI社はCTスキャナやX線を手掛けていた時代があったのだ。私も先生から聞くまでは全く知らなかった。Wikipediaにはその記載があるようだ。
貴重な部品を拝めることができて本当に満足だ。


コメント

_ edy ― 2017/02/04 19:56:48

きれいですね、コアメモリ。確かに編み物ですね。
昔々日本橋のジャンク屋で見たことがあります。買っておけばよかった〈笑
よく見ると基板上に18x12とあります、コアを数えたら確かに18x12でした。
コア一つで1ビットですから216ビット。そんな時代だったのですね。

_ air_variable ― 2017/02/05 10:46:21

edyさん、どうもです。
コアメモリは手に取って見たのは初めてです。
巻く手順が厳格化されていて、手の込んだデバイスと思いました。
32GBのSDカードが1000円以下で買えるので、さらに10年後はどうなっているのか見当もつかないです。

_ かずや ― 2017/02/07 01:03:35

コアメモリ懐かしです。
新人の頃使ってました。たしかA4サイズぐらいの基板にびっしりで4Kだか8Kぐらいたったような。不揮発性だったので紙テープからHEXを読み込ませて使ってました。まだ、フロッピーさえもほとんどなかった時代です。

_ airvariable ― 2017/02/11 18:55:27

コメントありがとうございます。
テレビゲーム、BCL、マイコンベーシックマガジンと育った私にとって、コアメモリやパラメトロン計算機は、もはや百科事典で読むくらいの歴史的な装置となってしまいました。
紙テープは、小さな工場のマシニングでは油が掛かっても読めて、テープが切れても張り付けられるから、現場にはうってつけと工場長の言葉を思い出しました。
フロッピーはCP-Mで動かした8インチ、会社で5.25、そして3.5インチと変化して、今はフロッピーがない時代になりました。
歴史の流れの中に生きていると実感します。

コアメモリはネットで検索するとドライブ方法とか分かるようなので、今のうちに資料だけ集めておいて、時間が取れたらマイコン(笑)で動かしてみたいと思います。

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