PICkit2でPIC12F1822 (16F18xx enhanced PIC)を書き込む方法 ― 2011/02/18 23:59:32
前回のPIC関係の記事で12F1822のサンプルプログラムを公開したが、その時、PICkit2による書き込み方法を説明していなかったのでここに紹介しよう。12F1822に限らず、こちらでも紹介したエンハンスト・ミッドレンジの16F18xxが使用出来る様になる。
まず、最新のPICkit2アプリケーションであるv2.61.00をダウンロードして、インストールする。方法は私のホームページで紹介しているので、そちらを参考にして頂くとして、インストールが終わったら、更に
マイクロチップテクノロジー社のこのページより、上の囲みのデバイス定義リストをダウンロードして、PICkit2のインストールされているフォルダー上のPK2DeviceFile.datと入れ替える。
※最新は1.62.14 (2012/1/30時点 zip)
標準では
C:\Program Files\Microchip\PICkit 2 v2
にインストールされているはずである。古いPK2DeviceFile.datを適当に名前を変更し、新しくダウンロードして解凍した「PK2DeviceFile-1.62.xxxx.dat」の名前をPK2DeviceFile.datにする。
もしくは上書きでも良いだろう。
PICkit2を接続し、デスクトップに出来たPICkit2のアイコンから起動する。もしデバイスが繋がっていれば、自動認識で新しいデバイスが表示されているだろう。

Help -> Aboutよりバージョンの確認ができ、上の表示であればOKだ。

使用できるデバイスを確認するために、上記部分を選択する。
更に、Midrange->1.8V Minを選択すると、

PIC16F1933,PIC16F1936,PIC16F1938,PIC16F1939,PIC16F1823も使えるようになっている。
なお、デバイス定義リストが古いと、

当然表示されない。

古いデバイスファイルだと1.61.00という表示になっている。
というわけで、PICkit2があれば、新生PICを書き込める。これで開発環境に不安が無くなったので、ドンドン開発していこう。
追記 2011/3/5
このデバイスファイルを使う事で、16F1825と16F1829が対応可能となる。
アップデート 2011/4/11
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