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【紹介記事】PICでYM3812!【FM音源】2013/10/20 23:23:08


PICでYM3812!(FM音源)

ガチャガチャ「FM音源伝説」をプレイしてみた」では、日本全国にFM音源ファンがこれほど居るとは思わなかった位、予想以上の反響で、アクセスが多かった。
私も、ガチャでゲットしたYM3812があって(写真ではパッケージがボロボロはアレだがw)いずれ鳴らしてみたいと思っていた。



今日、掲示板に、いつも懇親頂いている、音関係ハードウェアの巨匠、ききょうやさんから”FM音源チップYM3812でMIDI音源を作ってみました”の投稿があった。何とPIC16F1829を利用してMIDI経由で音を鳴らす記事を紹介頂いた。PIC16F1829は秋月で150円で購入できる

  →FM3812 FM音源YM3812(OPL2)のMIDI音源を作ってみた(ききょうやさんのページ)



何と、HEXファイルまで公開されている。FMガチャが7月末なので、3ヶ月も経っていない短期間でここまでの機能を動かすのは驚きであり、そして感動でもある。私もPICだけ揃えれば音出しできそうなので、近々製作してみたい。

今後は、GM音源対応用の外付けにEEPROMを使用したり、I2C LCDに情報の表示を充実させる計画があるそうだ。PICのプログラムが分からなくても、FM音源の思いが強ければ、MIDIで鳴らせる事が嬉しい所である。




こちらが動作までの過程。BGMは、製作した回路からの音との事。

私のブログでは、ききょうやさんの記事を以前にも数回紹介させていている。


他にもPIC12F1822によるファミコン音源など、とても面白い記事が満載であるので、ぜひききょうやさんのホームページをご覧いただければと思う。



SC-88VLを分解2013/08/16 21:50:08



ローランドSC-88VL音源が出てきたので、電源でも入れてみるか。
これは1996年4月に購入したもので、SC-88PRO STを購入してからずっと使わなかった物だ。
もう17年も経っているのか! 改めて驚く。


SC-88VL分解

midiを流してみる。問題なし。ボリウムがガリガリしていたが、数回回すとそれも直った。
音も全く遜色なく再生。



という訳で中を開けて観察。wavetableとなるROMが載っている。



日立(現ルネサスエレクトロニクス)H8/510(HD6415108F10)が搭載。20MHz動作。
今じゃ音源がパソコンひとつで、この音源の処理をまかなえる。



液晶コントローラは東芝T7934。これは汎用キャラクタLCDに使用されているHD44780やNJU6420Bと互換があるチップ。



バックアップ電池の電源を確認したら、なんとまだ3.0Vもあった。念のため交換。

当時作ったmidi曲を聴いて色々思いにふける。こんな曲をよく作ったなと我ながら感心した。
色々思い出のある音源だったな。



超小型16チャネルUSBロジックアナライザ logic16を買ってみた2013/03/20 17:37:29



前回「秋月電子で扱っている気になる測定器」で紹介した、超小型16チャネルUSBロジックアナライザ logic16だが、とうとう買ったよ! (・∀・) iPodとか意識した化粧箱入り。



早速オーポン! 中からはビニールに包まれたケースが出てきた。このケースは頑丈な作りで、私がいつも使っているデジカメのZEROSHOCKと構造がよく似ている作り。



ぱかっとな。 ちなみに、上にあるのはおまけのプローブ。これが後で役に立つ。



中身は本体と接続コード、USBケーブル、スタートアップガイドの厚紙が入っている。



これが本体。材質がアルミなのだ。


秋月ロジックアナライザ logic16

裏側はラバーっぽい素材でできている。



重さが意外とあるので、ケーブルの引っ張りで負けて本体が動くとかがないだろう。ただ、使う時はケーブル番号を見ながら使うので、裏側にして使ったほうが便利そうだ。



USBと接続する前に、予めソフトウェアをホームページからダウンロードしてインストールしておく。
Windows XPやMAC OSが使えるのがいい所。
私はXPなので、XPを例に説明しておく。ールが終わったら、そのフォルダを指定する。




ソフトのインストールやドライバーのインストール中に警告がでるが、続行しインストしている。



これでインストール作業は終わりだ。



このアイコンをダブルクリックして起動すると、



本体のLEDがアナログチックに点滅を始める。これで使えるようになったわけだ。


起動直後の画面。操作アイコンが一切見当たらない、まるで最近のandroid端末の様なシンプルな作り。何となく使い方が分かりそうな雰囲気。



早速なにか信号でも見てみるか。今回は手っ取り早くPICkit3に搭載されているSPI EEPROMの25LC256の信号を観測してみよう。



アナライズの項目は色々なフォーマットに対応している様だ。



電圧区分設定。



チャンネル設定。チャンネルは少ないほど速いサンプリングになる。


SPIにして、トリガー条件ををEnable信号にして観測。おおっ! 捕れた! (・∀・)
 (まあ、ロジアナの機能なので当たり前だが・・・)



PICkit3を動かすためMPLABXに付属のPICkit3スタンドアロンツールIPEを動かしている。
Readをすると、波形がキャプチャーされる。プロトコルに応じてデータの数字やACK/NAKの観測が一目で分かる。オシロスコープでは手で波形を数えていた作業から開放される。



16チャンネルもあるので、複合でのデータを取り込むことが可能。スクリーンショットでのpng形式のセーブにも対応。波形の状態もセーブできる。CSV形式などのテキスト出力に対応していないのは残念だが、元々は目で見るツールなので、私の場合は十分満足である。もしかしたら次世代アップデートで対応するかもしれない期待もあるw この部分がパソコンの強みだ。

ちなみに本体が無くても、Start simulator をクリックすれば、デモモードとして動作し、ダミーの波形が出現するので、セーブ機能やメジャー機能などを購入前に確認することができる。




さて、秋月電子で購入すると、なんと1本600円もする超小型クリップが4本も付いてくるという特典があるのだ。2400円分のプローブをつけるなんて太っ腹だね (・∀・)



まずは付属品クリップ。ごく一般的なクリップだが、開いた幅が2mmある。DIP型のデバイスには問題なく足をつまめるが、SOPはチョット危なっかしい。



こちらが、超小型プローブ。開いても1mmちょっと。これはSOPでも楽勝だ。



上の2本が超小型クリップ、下が付属品のクリップ。太さの違いがお分かり頂けるだろうか。
面実装の部品はこの超小型クリップを使うことになるだろう。4本しかついてないといっても、SPIやI2Cバスをみるには十分である。



さて、私は悪い子(?)なので、 手元のT-5特殊ドライバーで開けてみるの巻 (・∀・)



おーぽん!(・∀・)
まあ、予想通りの作り。上からUSBブリッジ、電源、FPGA、保護ゲート群と続いている。
指紋があるのはご愛嬌。ただ全部コネクターが面実装品なので、無茶な応力は避けたほうがよさそうだ。



FPGAはXilinx SPARTANのXC3S200Aを採用。



USBブリッジはHigh-Speed対応のCypressのCY7C68013A-56PVCX。


秋月ロジックアナライザ logic16

これがあれば、今まで面倒だったI2Cやシリアル通信の電文をストレージでまとめて読み込めてデバッグ効率が上がるだろう。

◆特 長
・超小型USBロジックアナライザ。ポケットサイズ(約8センチ正方形・1センチ厚・74g)で
16チャネル対応。手のひらにおさまる高性能ロジアナです。
・最大100MHzサンプリング/各種プロトコル解析/ワイドな信号電圧レンジ
・マルチプラットフォーム(OS):Windows,Mac,Linux
対応ソフトはメーカーサイト(www.saleae.com)から無料ダウンロード
・USBバス給電で外部電源不要(動作時消費電流:約115mA)

◆主な仕様
・入力電圧範囲:-0.9V~6V
・入力信号電圧:1.8V/2.5V/3.3V/5V系
・入力インピーダンス:180KΩ、7pF typ
・サンプリングレート(最大):100MHz(@2ch)~12.5MHz(@16ch)
・サンプル数:1M(100万)~10B(100億)
・解析プロトコル※:I2C,Async Serial,SPI,1-Wire,CAN,I2S,
PCM,UNI/O,Manchester,DMX-512
※ソフトウェアVer:1.1.15(2013年02月現在)にて
・対応OS:Windows(XP-32bit),Vista-32/64bit,7-32/64bit),
Mac(OS X10.4/10.5),Linux(32/64bit Ubuntu等)
・セット容:Logic16本体、テストリード(9線)×2、ICクリップ×18、USBケーブル、
キャリングケース(ケースロジック社製)


  → 秋月電子 超小型16チャネルUSBロジックアナライザ logic16
  → saleae homepage


秋月電子で扱っている気になる測定器2013/03/16 23:19:21



最近の測定機器は性能の割に破格値で買える物が多くなってきた。安い測定機器は昔なら知識と経験に基いて測定結果を考察したものだが、今のは直読でも十分使える。

上図のP-10テスターは1000円で基本機能を備え、改造すればRS232Cの出力もできるので、例えばデータロガーを作るとすれば、これを利用することで自作で一から作るより遥かに精度のよいデータロガーを作ることも可能だ。
  
今回は秋月電子で扱っている測定器の中で最近発売された気になるものを紹介してみる。実験過程や出張、個人開発には十分な威力であるのは当然ながら、メインとしても使える実力を秘めている、そんな格安測定器たちだ。



スペックをみると、測定レンジが広く、コンデンサのESRも測れる様で、このクラスで5000円を切るのはとてもお買い得だ。私はキット型のLメータを持っているが、こういう専用の機器の方が使い勝手が良い。



これはたまげた。どんなことができるかというと、未知の半導体(例えば刻印の消えたトランジスタやダイオードなど)を適当にプローブを繋いでテストボタンを押すだけで、半導体の種別やそのパラメータが分かってしまうのだ。ジャンクと化した部品を整理するのに威力を発揮するだろう。USB接続でデータをとることもできる。しばらく品切れが続いていたが、また入荷されたようだ。


秋月で扱っているUSBロジックアナライザ良さげ

ロジック・アナライザはデジタル回路の解析に欠かせない一つであるが、スタンドアロン型はとても高く、個人では手がでない。パソコンと接続するタイプは表示系や解析系をパソコンのソフトで行うので、比較的安いものでも、そこそこ使える物が多いようだ。



注目は解析ソフトウェア。定番のシリアル通信やマイコンでよく扱うI2CやSPI、1-Wire、CANのすこし特殊な通信やオーディオフォーマットのI2Sまで解析できるのだ。オシロスコープでやるにしても、ロングストレージに取り込んで波形を一つ一つ数える手間を考えると、数字が一発で表示されてくれるのは、デバッグ効率を大いに改善してくれる。


プラットフォームも色々対応してくれているのは嬉しい事だ。
これ欲しいなぁ・・・・ (´・ω・`) 考え中

KORGよりアナログシンセサイザ「MS-20 mini」発表2013/01/24 23:59:36


KORG MS-20 mini 3月発売開始!

日本の誇る世界の電子楽器メーカ、コルグ様。そのコルグ様からなんと、往年の名機「MS-20」の復刻版「MS-20mini」が出るというのだ!

主な特徴

オリジナルMS-20のエンジニアが責任監修。当時のアナログ回路を完全再現。
・2VCO / 2VCA / 2VCF / 2EG / 1LFO構成。
・独特の歪みを持ち自己発振するハイパス/ローパス・フィルター。
・外部信号を加工するエクスターナル・シグナル・プロセッサー(ESP)。
・極めて高い自由度を誇るパッチング・システム。
86%に縮小したミニチュア・サイズのMS-20。
MIDI IN端子とUSB端子を搭載。
パッケージ装丁や同梱マニュアルなど、隅々までオリジナルを再現。
アナログ部分は昔と変わらず、更に現代の部品に置き換えた部品は最終的に当時MS-20に携わっていた技術者の耳により決定されたという妥協しない復刻ぶり。




パッチングシステムは標準プラグから、今風の一般的な∮3.5ジャックに置き換わったり、大きさが86%とシュリンクしている。既にiアプリではiMS-20として登場しているのだが、35年経った今、MS-20がハードウェアとして登場するとは、誰が予想しただろうか。





もちろん、暴れ馬のピーキーなKORGサウンドはそのままで、MIDIインターフェース、USBインターフェースを備え、デスクトップ、ダンス等にすぐアレンジできる所が嬉しい。
発売は3月予定。


新宿電子楽器祭2012へ行ってきた2012/10/07 23:42:39



昨日から降り続いていた雨も、午後からはすっかり止んだので、色々出かけるとしよう。
出かけた先の一つ、新宿電子楽器祭についてレポートする。



都庁方面に向かえば良い事は分かっていたのだが、休日は動く歩道が動いてなかったので、15分近く歩いて到着。芸能花伝舎で行われている。こちらは小学校跡地を利用した多目的会場である。ちなみにはんだづけカフェのある3331も廃校を利用している。

新宿電子楽器祭は、日本シンセサイザー・プログラマー協会(JSPA)主催である。この協会は、YMO全盛期の頃活躍した、あの松武秀樹氏が代表理事を務めている。



まずはメーカー出展ブースへ。ローランド、コルグ、ヤマハなどの有名な所が出展していた。


新宿電子楽器祭2012

中でも目に止まったのが、REONのコレ。



手をかざすと、その影が点灯して、音色が変わっていた。なんという装置だったかは失念。
良く見ると黒の基板がそのままむき出しになっていて、ICが見える。とってもかっこいい。



お次は、一般参加のクリエイターズサロン。
Dubjuana Midnight SystemのDub Sirenという音ガジェット。



TANSU MUSEUM 初期型モーグシンセ「箪笥(タンス)」のiOSアプリをiPadとiPhoneでデモをしていた。少し触らせてもらった。最初に操作のコツがいるが、これだけでアナログシンセになっているのが面白い。コルグのDS-10ぽい操作性。



ノーチラスレコーズ ちょっと地味であるが、機能にビックリ。自分の声をすぐにMIDI変換してしまうのである。マイクで声を入れると、その音階がヘッドフォンで聞くことが出来た。殆どリアルタイムで変換している。このハードウェアがかなめだ。



beatnic.jp リボンコントロールを利用して学研SX-150シンセサイザを鳴らしたり、mountainというMIDI、インターフェース付きアナログシンセサイザの展示をしていた。mountainは青い筐体のもので、先ほどのREONでも販売していた。



米本電音研究所 システムYという変わったシンセシステムを披露。ランプから始まり、モータとかLEDとかインパクト大。人がいっぱい集まって説明を聞けなかったのが残念。



MY PARTY IS DEAD (米本電音研究所内) ◯首の部分が押しボタンや回す所、タッチセンサーになっていて、音程や音量が変化する仕組みになっている。説明しないで傍から見ると、ただの変態に見えるのが難点w



電子楽器博物館 LEDバッジやシンセドラム、そしてマーブルマシンとシンセドラムを融合させた装置のデモを行なっていた。



これがマーブルマシン。youtubeなどでもお馴染みのマシンだ。



そして、念願のLEDのバッジも購入。前から欲しかったので手に入れて嬉しかった。




新宿電子楽器祭の様子を簡単にビデオブログにしてまとめておいた。みんな面白いものを作って本当に楽しそうだった。私も、展示品をいじっていたら、危なくハマる所だったwww
こういう理屈抜きに没頭できる楽器は本当に面白いと思う。


秋月「デジタル照度計 LX-1010B」を買ってみた2012/07/03 23:14:11


デジタル照度計 LX-1010B

秋月電子通商で売っているデジタル照度計 LX-1010Bを購入。



この値段で、性能は悪くない。



早速部屋の照度を。1.3mで141ルクス。部屋の蛍光灯は20Wが4本であるが、色演出の高い蛍光灯を使っているので、ちょっと暗い。



この前購入した27Wの蛍光灯を40cmの部分で測定、582ルクス。蛍光灯は点灯し続けるとどんどん明るくなっていくようである。



屋外で曇で暗いと思っていたが、メータはx10レンジで約3000ルクス。直射日光ならどれくらいなのだろう。曇でも蛍光灯より断然明るい。



やっぱり分解w 分解していないのは今使っているデジカメ位じゃないかと思うほど、大抵の電気製品は中身を見ないと気が済まないw



74HC4066のアナログスイッチ、OP07の低オフセットアンプ、4070BのXORゲートにダイボンディングのLSIが乗っている構成。意外とまじめに作られている。4066でゲインを切り替え、4070でスイッチのゲイン設定でもしているのだろう。調整部分は4箇所。うち一つは多回転。



スイッチ側。部品はスイッチ以外は無い。表示部分へのアクセスはピンクのゼブラゴム。



フォトダイオード。上には青っぽいフィルターがかぶさっていた。



謎のパッドがあるので、オシロスコープを当ててみた。



光が入らない状態はこんな波形。



光が少しでも入り始めたらこの様な波形が出力された。約58ヘルツ。何の信号なんだろうか。



早速ランチャー9改を測定。30センチで475ルクス。まずまずの明るさ。しかも広範囲で明るい。
光の輪の極限部分でも測っても220ルクスある。手元の探し物にはこちらが便利。



改造前のランチャー9。なんと、改造前よりも明るい737ルクス! しかし、光軸を数度傾けるだけで、70ルクスと一気に光量が落ちる。遠く部分的に光らせる用途向きだ。

頻度に使うものでも無いが、光の目安として手元にあるとちょっと便利。



午前11時頃の太陽も測ってみた。太陽光垂直で、ケタ違いの110,200ルクス。太陽すごす。



レトロ鍵盤 YAMAHA PSS-140をレストアして音源を換えてみた2012/07/01 17:22:27





最近、にわかに人気になってきたFM音源。iPadでもiYM2151なんてあるくらいだ。そういうわけで、レトロシンセ、しかもFM音源で、なおかつ安い値段を狙って物色中。 



半月以上前にYAMAHA PSS-170をヤフオクでゲットして、改造しようと思ったが、あまりにも美品だったので、もっと改造してもいいような一つ下のランクのPSS-140も喫茶店でちょっといいコーヒーでモーニングを採れる位の値段でゲット。



外側はさほど汚れていなかったが、中を開けるとかなり汚れており、さすがに全部水洗い。結構ホコリとか色々出てきたよ。



さて、半日程して乾いたので、作業再開。音源がYM2413かと思っていたのだが、中を開けたらYM2420という音源チップ。ん?これはYM2413と何が違うのか?

どうやら、ショルキー(SHS-10)もこれを使っていた様で、ヤマハ製品以外には使われていなかった模様。数少ないこのサイトでYM2420を知る。なるほどデータシートが手に入らない訳だ。

YM2413はMSXや色々なゲームに使われたので、グーグルで調べたら、すぐにデータシートは手に入る。

CPUはXE562B0でYAMAHAオリジナルの42PIN600mil DIP。



アンプは松下AN7140と、PSS-170と同じだった。音量調節はソフトウェアだけで行なっており、チップのアッテネータパラメータだけで音量を制御している。音量を絞ると、ザラザラした音になる。
どこまでもコストを下げた結果なんだろう。



スイッチ基板の腐食とスイッチの劣化が激しいのでオーバーホール。



ボードインコネクター(いわゆる量産時電線を揃えて取り付けるハンダ端子)は色々改造してみたいので、丸ピンソケットに置き換えておく。



鍵盤への配線も、外せるように2mmピッチのメスコネクターにしておいた。



IC2個をICソケット化。これで色々できそうだ。PICでも換装しておもちゃでもできたらいいなと妄想してみる。



YM2420のパターンを追いかけていくと、YM2413とハードウェア的にはコンパチの様だ。ならば、



そのままYM2413に載せ替えてみる。




これが交換した結果。パーカッションこそ似ているものの、音程や音色は似ても似つかない音。
全く別のものと考えたほうが良いだろう。YM2420はYM2413よりポリフォニック数が一つ減っている様だ。(後日追加記事にて訂正)5分56秒後にはPSS-170にYM2420を実装して鳴らしてみている。
これはこれでサーキットベンディングとして面白いという方がいるかもしれない。



ということで、一旦全部元通りにしまい込む。回路図位は起こせそうなので、ちょっとチャレンジしてみようか。


YAMAHA PSS-140レストア

さて、どういうふうに改造していこうか。そのままタンスの肥やしとなるか・・・


2013/7/10追記


madscientさんよりコメントを頂き、解析によるとYM2420のF-number(周波数番号)のLSBとMSBがひっくり返った形で構成されており、それ以外はYM2413と同等の事。



この赤枠で囲った部分の9ビットで構成されているF-Num部分の設定と、Block(オクターブ)のレジスタアドレスが$10~18のD5~D7に割り当てられる。

という訳で、ここまで分かればマイコンを交換してますます挑戦したくなった。今後の課題にしておこうと思う。  ※情報を提供頂きありがとうございました。




レトロなキーボード YAMAHA PSS-170を手に入れた2012/06/13 23:18:00



先日、ヤフオクで今更ながらヤマハのPSS-170をゲット。なんと1000円w ヤフオクは2005年にMP3プレーヤーを購入して以来7年ぶりだった。今では回数制限など細かい取り決めが多くなったのか。

ヤフオクで電子関係を落とす時は、ジャンク品といえども、必ず動作確認が取れているものを選ぶべし。「良くわからないので~ 電池が無いので~ ACアダプターが無いので~ 」というのは、良くて電池ケースの腐食とか断線。大抵は基板故障であろう。汚れなどは、一か八かの賭け。

さて、このPSS-170、1986年発表のモデルである。ヤマハのホームページでは、今でも取扱説明書がダウンロードできる。

PSS-170の親戚はPSS-140、PSS-270、それとSHS-10(いわゆるショルキー)であり、ショルキーはMIDI OUTがあるので、ヤフオクでは今でも高価取引されている。

また、この機種はサーキットベンディングの対象機種で、改造して演奏されたものがyoutubeに色々とあった。改造は至って簡単で、CPUとのデータバス8本を断ち切るだけの簡単な改造である。
たったそれだけで、偶然な面白い音が出る。



今更、なぜこのキーボードと思うかもしれないが、このキーボードはYM2413が内蔵されていて、手持ちの貴重なデバイスの動作確認や音色の参考に使おうと考えた。ソフトも含めて自力で音源ボード作りたいし。


YAMAHA PSS-170美品入手

外見は全く問題なく、27年前の物とは思えないほどの美品。多少ボリウムがガリガリ言っているが、大して気にならず。ACアダプターは無いが、中プラスの9~12Vで駆動、単2電池6本で動く。最初から電池が入っていたので、すぐに動作テスト。




折角なので、音色チェックを兼ねて動作している様子を動画で撮ってみた。録音機能も無ければMIDI機能もない大変シンプルなキーボード。このチープな音がFM音源らしくていい。

自動和音機能があり、コード+黒鍵or白鍵でマイナー&セブンスをアカンプしてくれる。これだけの機能を自作するとなれば、結構大変な作業である。改造しまくろうかと思ったけど、これはこれで保存しようかと思う。基板のICソケット化などは行うつもり。

それから一時間程、演奏に明け暮れるなどww 楽器は楽しいね。ピアニカの様な小さい鍵盤だけど、この手軽さがいいな。

全く別の話だが、Youtubeの投稿でAVCHDであるMTSファイルを直接アップロードできた。但し僅かに音と映像がズレる模様。

この鍵盤にテストモードが存在。一番高い鍵盤(シ、ド)を押しながら電源を入れると、操作スイッチを押すたびに音が出るようになる。おそらく出荷テストをこれで行なっていたのだろう。PSS-170でも同様にテストができた。



さて、当たり前のように分解w ネジを8個外すと簡単に開く。量産効果を最大限出すために、余分なコネクターは一切なし。スピーカーがヤマハ製だった。キーボードの機構は、板バネをつかっており、結構感心させられる。



基板はエルナーと刻印。QX-5FDを分解した時もエルナーだったから、製造はエルナーがやっているのだろう。憶測ではあるが、OEMで設計しているのかも知れない。



YM2413FM音源部分。データーシートは、最近までヤマハホームページにあったのだが今は無い。有志がホームページで公開しているのみである。私は紙資料を入手している。

このデバイス、1998年頃に回路図まで引いて試作までしたが、製品には至らず。丁度知り合いの方に、雅楽か何かのチューニング用の楽器に何かアイディアないかと言われて勧めた事があり、その時は無事製品化したそうだ。商品名は失念。



CPU部分。ヤマハのXC194A0というカスタムチップ。下のIC3はサンヨーのトランジスターアレイで恐らく7セグLED駆動用だろう。サンヨーのデバイスのマークを久々に見た。



オペアンプは一つだけ。この基板、値もシルク印刷されていて、解析をやろうと思ったら楽にできそうな感じである。オペアンプ周りは解析してみたいと思う。



スピーカー・アンプ。松下AN7140(PDF)。5Wも出せる様である。


電源部分は2SC3419と6.2Vのツェナーを使って5Vを生成している様だ。この頃の家電は、3端子を使わないでデスクリート部品の構成による電源が多かった。


キー部分。ホコリや汚れが殆ど無く、あまり使われなかったのではないのかと推測。



まずは、YM2413をソケットに改造する所から始めてみよう。片面基板なのではんだ吸い取り線で十分外せる。



全部のピンを吸い取ったら、ドライバーで持ち上げて感触を確かめながら抜いている。



手持ちのデバイスと並べてみた。ロット番号の読み方は、うろ覚えだが、最初の一桁だけで西暦の末尾と次が月じゃなかったか?10~12がX,Y,Zだったかと思う。内蔵されていたのが1986年11月、手持ちが1987年6月ではないかと思われる。(自信無し)


18ピン丸型ソケットをハンダ付け。この年代のものなので、有鉛はんだを使った。



手持ちのデバイスに差し替えて動作確認。手持ちデバイスは動作OKだ。
さて、100種の音色パラメーターなんて自分で作れないので、このデーターバスにFT245など、何らかのモニターを付けてバスの状態を調べ、音源パラメータを調べてみたいと思う。
やるときは、気が向いた時だなw



KORG monotron Duo/Delayが回路図が公式公開2012/03/19 08:29:03


KORG monotronシリーズ公式回路図公開

昨年末、コルグよりmonotronに2機種追加されてから3ヶ月。カオシレーター等と共に既にDJやサウンドクリエイターから高く評価されているが、何と追加2機種も公式で回路図を公開したのだ!


そもそも製品の内部回路を公開することは決して目新しいことではありません。
数十年前のブラウン管のテレビの多くは、背面に回路図が記載されていました。しかし今やそういった製品は少なくなり、ブラックボックス化した製品が普及する現代では、当時の人々が共有していた“ハードウェアを所有する”という価値観は薄れつつあります。しかし、こと楽器においては、その価値観は非常に重要なものです。内部回路の公開は、その価値観を喚起するきっかけになるでしょう。
もちろん、全てのコルグ製品で同じように回路図を公開することはできません。公開できるものでも、安全性や保証の免責事項についてユーザーの方々 にご理解いただく必要があります。ただしmonotronなどの製品は、その中身が極めてシンプルであるため、必要な技術的知識のハードルは低く なっています。


ついこの前のmonotribeのアップデート方式といい、もはや電子楽器業界を凌駕する異端児コルグ。考える事がとても柔軟。柔軟過ぎる。

実のところ、タケダノヲトMonotron Duo 分解してみたの情報より、korg USAで登録すれば、条件付きダウンロードが出来る事をは知ったばかりであったが、日本サイトでもダウンロード出来ることは本日知った次第だ。


※著作保護のため縮小しています

こちらはmonotron Delay。私のサイトでも一度分解しているが、予想通りの回路図だった。


※著作保護のため縮小しています

そして、こちらがmonotron Duoだ。こちらは未購入だが、予想を反してマイコンが搭載されているのだ。それも高性能16ビットマイコン、テキサスインスツルメンツ社のMSP430G2231
回路図をみると、リボンコントローラ等の値を管理している様だ。midi化や同期化させるのにはおあつらえ向きな回路に仕上がっている。マイコンだから、新品マイコンに張り替えて独自の事をさせるとか夢が膨らむ。コルグはマニアの気持ちをよく分かっている。

monotribe schematic download (analog interface only)




最後にmonotribe。こちらも去年11月に音によるバージョンアップで、フリークを沸かせた。
Version2になった故、隠し機能がパネルを見ただけでは分からず、ユーザーがスイッチ部分に追加機能ラベルを貼り付けるなどして工夫を凝らしていたが、対応が早いコルグ様の事、monotribeoverlayとして、パネルデザインを公開した。
PDF形式とイラストレータ形式でダウンロード可能だが、楽器店でも配布している所がある様だ。

まさに独走状態のコルグ。これからも楽しみな楽器メーカーだ。

→カテゴリーmonotribe(モノトライブ・モノトロン)
→カテゴリー楽器・機器







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