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ヤマハPiaggero「NP-12B」のヘッドフォン端子修理2019/03/22 16:32:00


ヤマハPiaggeroのフォン端子修理

一昨年の暮にヤマハデジタルキーボード「NP-12B」を購入して1年以上が経つが、買って数か月したときにヘッドフォン端子がガリガリいうので、抜き差ししたりして対処していた。

ここ数か月で更にガリガリ音がひどくなってきたので、色々調べたらヘッドフォン側でなくて、この本体のジャックに問題がある様だ。



あまりにも気になるし、左右の音の大きさもふらふらしている。保証も切れてるし直すとするか。
というわけでたくさんある裏のねじを外してオープン。ヘッドフォンジャックは6.3φのジャルコ製のが使われていた。



コネクターは2つ。6ピン側はケーブルを入れてあるだけのコネクターなので、両サイドの爪を上に持ち上げればリリース。2ピン側は引っ張るだけでOK。



スピーカーとヘッドフォンをメカスイッチで切り替える構造のため、GND、左、右信号以外に、2回路2接点スイッチの合計9端子ある。



まず外そう。はんだ吸い取り線ではんだを足しつつハンダを吸い取り。マイナスドライバーで引き抜く。片面基板なので落ち着いてやれば外れる。



今回のJALCOの部品はYKB21-5078(pdf)と思われる。外した部品を観察すると、接点が少し黒ずんでいる。ヘッドフォンとかのインピーダンスは16Ωから32Ω程度なので、数Ω位の接点抵抗ができるだけでも音質に響く。
これを直すことをあきらめて新しい部品にした方がよさそうだ。
といってもJALCO部品は一般では普通には手に入らない。



現実的な部品ではマル信のMJ-188LPD-8Cが千石電商で買える。さすが楽器部品を取り扱っている店ならではである。マル信のホームページ




端子形状も回路も同じ。



外形や高さについても全く問題無し。互換品として使用できる。



JALCOのは全部プラスチックだったのが、マル信のは口元が金属でできているので耐久力アップ。外の金属はGNDでなく、あくまでも剛性をアップするためである。



早速取り付け。こういうのは、取付前に電線類を接続してからねじ止めした方が楽である。



まったく違和感なし!むしろ高級感が出てきた。

JALCOの部品は、2012年に東北タツミJALCOの部品事業譲渡を受け引き継いだ格好だ。

楽器系のジャックやプラグは傷みやすいので、交換事例は多いと思う。
千石電商は、ずっと昔からエレキギター系の部品を取り揃えているので、オーディオ系の電気周りで困っていたら千石電商で部品を探すと良いだろう。エレキギター好きには2階はたまらないはずだ。



デジタル顕微鏡G600を買ってみた2019/03/10 20:03:37



歳をとると目が良く見えなくなってきて、はんだ付けをする時も一苦労。今まで老眼鏡マイクロスコープ等を試しているが、メガネは装着感があるし、マイクロスコープはモニターと手元の二つを交互に見るし、なによりパソコンを立ち上げる億劫さがあって使わなくなってしまった。

Amazonを徘徊していると、ディスプレー付きのデジタル顕微鏡と称する製品が5000円弱で買える事を知って早速購入。レビューが多くて一番安いものにしてみた。



AmazonではMicroscopeとかinlightとかのメーカがあるが、おそらく中身は一緒じゃないかな?
1080pまで対応、SDカードを入れたら動画や静止画が撮れる。



中身。本体、USBケーブル、USBのAC電源、それと吸盤付きスタンド。スタンドは、どんなザラザラな場所でも強力にくっつく素材になっている。



カメラ側。照明LEDにカバーが付いている。カバーは引っ張れば外れる。真ん中がカメラ。接着剤で固定されている様だ。



横はLEDライトの光量調整つまみ、マイクロSDスロット、ミニUSBコネクター。今ならマイクロUSBコネクターにしてほしかったところ。付属のUSBケーブルは1mなので、欲を言えば1.8mはあった方が嬉しい。



裏側は、スタンドにひっかける爪が付いている。 USB充電で約4時間、使用時間は6時間以上との事。ただ、LEDの照明を使った場合は、もっと短いんじゃないかと思う。



さて、実際使ってみた。確かにはっきり映る。



最短焦点距離は15mmからとあるが、最大は90㎜位までで、それ以上は被写体から離すとボケてしまう。まあ、90mmも離れてくればはんだ付けの作業は安全にできそうだ。



だけども、そうなるとこのスタンドでは斜めになってしまい、映像がちょっと見えにくくなる。



こういった段差を利用すれば垂直に近い状態になってよい。



こんな風に垂直なら違和感なく画像が映し出せる。ただ、LED照明の光量調節が、明るい所から少し回すと一気に暗くなってしまうので、調整の意味があんまりないw
後で自分で何とかするかw



というわけで、専用の台を買ってみた。なぜか個別で買った方が、付属で売っているのよりも安いという現象がw



さすがは専用台だけあって、きちんとつくられている。アルミの削り出し、頑丈な台でこれが2500円で買えるのは驚きだ。



昇降つまみに、ブレを抑えるつまみもついている。



今度は垂直にジャストフィットット!安定感抜群だ。


Inlight デジタル顕微鏡 4.3インチHD LED 1080P

この距離なら、安全にはんだ付けができる。ルーペも要らないし、パソコンを起動しなくてもいい。画面を見ながらはんだ付けすれば良いのだ。画期的!



倍率は1倍、



2倍、



4倍まで対応するが、4倍はノイズが多い。まあ、4倍は使わなくても特に不都合はない。



SDカードを入れたら動画も静止画も撮れる。静止画の場合、シャッターボタンを押すとき本体が必ず揺れてしまうので、ブレブレな写真がw せめて短時間のセルフタイマーでもついていればよかったと思う。自動コマ撮り機能か動画で撮影すれば良いかな。

また、SDカードは手持ちのカードで64GBのSDHCは認識してくれなかった。2GBではOK。試してないが、32GB以下なら大丈夫かもしれない。あまり大きな容量のSDカードは使えない。どこまでの容量まで対応するかは後日追記したいと思う。



USBをパソコンに接続すればカメラとして使用できる。CAMERAVIEWERというフリーソフトを使用すれば表示ができる。

ただ、問題として、2~3秒周期で水平に縞のノイズが入り込む。なのでPCカメラ用としてはちょっと不向き。



さて、中身でも確認しようw
4本のねじを外せば簡単に分解。電池部分には「注意、静電気に敏感な素子。静電対策されている作業場以外では開けたり触ったりしない事」とある。多分これ、電池を止めたくて使ったシールなんだろうなw



ピント調節はピニオンギアがそのまま光学系を操作している。キーボードは単純なつくりなので、シャッターを外だしにする改造とか簡単にできると思われる。



ぺりぺりぺり(`・ω・´) 紙かよ! リチウムポリマーは2500mAh 3.7Vと表示。はんだ付けかよw
せめてコネクターにしてくれw



FFCコネクターからケーブルを外す。赤いのは水晶発振子。基板は2018/10/12とあるので、結構新しい感じだ。



BDGA725-P63QJと刻印されているデバイス。詳細不明。



T25S80は8MビットSPI  NORフラッシュの様だ。(PDF
メモリー結構積んでるな。



LED輝度調節ボリウム。下の赤い線はコネクターを介してLEDに直接配線されている。
この調節がちゃんと動けば結構いい感じなんだけどなw
上の方は空いているコネクターがあるけど、本来はここがリチウムポリマーのコネクターだったんだろうか。あと+Rと-Rは不明な端子。


Inlight デジタル顕微鏡 4.3インチHD LED 1080P

というわけで、実際使ってみた感じ、はんだ付けがとてもしやすい。チップ部品でもモニターを見ながらはんだ付けできる。表示のタイムラグがないのと、パソコンが無くてもすぐ使えるのがいいと思った。

良い点(*´ω`)
値段が安い。
パソコンが無くてもすぐに使用できる。
LED照明を別途用意しなくてよい。
スタンドの安定性がまあまあいい。
90mmまで離すことができるから、はんだ付けしやすい。

イマイチな点(´・ω・`)
付属スタンドだと、斜めになってしまう。
LEDの照明調節に難がある。
静止画を撮るとき振動でブレる。
USBコネクターがミニB。
SDHC マイクロSD非対応。
時計合わせで秒だけなぜか合わせられない。
LCD画面の輝度調節がない。
アルミ台付きのセットの方が別売で買うより500円高い。

総評:値段の割に結構いいんじゃない?

真面目なデジタル顕微鏡を買うと3~5万円くらいするから、これくらいの投資ではんだ付けが楽になるのであれば、よろしいんじゃないでしょうか (*´ω`)




タイニーアーケードゲーム「スペースインベーダー」2019/03/09 21:47:45


タイニーアーケード スペースインベーダー

久々におもちゃを買ってみた。手のひらに収まるアーケードゲーム機「スペースインベーダー」
Amazonの日本サイトから買えるが、アメリカからの発送なので船便で約2週間くらいかかった。

これ、ちゃんとジョイスティックやボタンでゲームができるのだ。れっきとしたタイトーライセンス品。音がリアルで凄く懐かしい。この大きさなら部屋にあっても邪魔にならないね。



演出も中々凝っていて、上部パネルがちゃんと光る!芸が細かい。単三電池3本が付属。
電源の切り忘れでもパワーセーブモードに勝手になってくれる。



早速分解。この基板一つでカラーLCDを表示させているのか。
この基板のA,B,C,Dと書かれている部分で一つだけゼロΩ抵抗でショートしてあるのか・・・

おや、だれか来たようですw

電子工作を趣味としている特権なので、いろいろやってみてね(*´ω`)



※改造は自己責任で
0テストモード
1ミス〇ックマソ
2パッ〇マソ
4ギャ〇クさん
8イソベーダ
これ以外 起動なし

2019/6/2追記






スピーカーオンオフ対応



0テストモード
1デグダグ
2風呂っがー
3がらが
その他N/A






海外で売っている温水シャワーの構造がやばい!2019/03/04 00:05:49


海外で売っている温水シャワーの構造がやばい

みんな大好きYoutube。最近ぶっ飛んだものを発見した。家電などのレビューをするDiodeGoneWildさんのチャンネルから。

これはお湯が無くても電気の力でお湯にすることができるシャワーヘッド。220V仕様。



この中で瞬間的にお湯にするらしいのだが、これを開けると、




は?アース線が鎮座しているだけ。プラズマクラスターかw
そしてこのフタも開けてみると、









はああああああ??????
電熱線がまんま裸ででてるじゃん! 端子もむき出し!

    水、 入る よ ね (´・ω・`)




例えば、手に持っているこれはマグカップ用の湯沸かしヒータだけど、電気が露出しているところなどなく、安全に使用できる。これが普通の設計なのだが、こいつは220Vもかかっている電源が常に水につかっている状態で使われる。



原理はシャワーヘッドに溜まった水の圧力でスイッチが入って電熱線で沸かす仕組みだ。
画期的

そうじゃないwwww  なぜ直接水につけたし!?(´・ω・`) そして、リーク分をあの緑色のアース線で電流を回収する力業。



ちなみに、動作中はアース線に0.17Aも流れている。日本だったら漏電ブレーカー一発で飛ぶし、そもそもそういう論議でもないw



アースを施工されていても絶対に浴びたくないw 怖すぎるw



動画を見るとコスタリカとかグアテマラとかで使われている事例を紹介しているが、アース線がつながってなかったりして本当に危険だ。

冗談みたいな本当に実在する温水シャワーヘッドだったのが衝撃だった。



 




動画の方では、より詳しく説明していて、温度は電力を食う割にさほどあったかくないとか、Part2では投稿者自信が体を張った検証もしているw
こんなんで命を落とさないでくれと願うばかりだ。

もし、海外旅行で、シャワーヘッドに電線が出ているものがあったとしたら、避けた方がよいだろう。つうか、こんなもの売るなよw


エネループ・エボルタ急速充電器BQ-CC73分解2019/02/17 15:26:43


エネループ充電器分解

たまに使うエネループ充電器。去年買い換えたのだが、100均で売っているアルカリ乾電池が安く、またニッケル水素の弱点である電圧が1.2Vということもあって、電動ドライバーやマウスなどの一部しか出番が無くなってしまった。それに、モバイルバッテリーを利用する事が多くなったので、だんだんと使われなくなる傾向なのだろう。



この新しいエネループ充電器「BQ-CC73」は以前の充電器ではできなかった個別充電に対応している。あと、充電状態を4系統独立して表示するLEDを搭載。



エネループの他エボルタ二次電池も保証している。充電アルゴリズムが改善されたのか、昔のエネループではエラーで充電できなかったのも充電できるようになった。



端子形状。マイナス側はちょっとコンパクトになったが、単4と単3両方使用できるようになっている。



プラス側は単4専用に突起物をつけて、より接触を確実にしている。



これを使えば

【警告】
ブログ内容で製作・改造・分解記事について、研究や学術の目的のために公開しているものです。十分な電気工作の知識を学習の上、全て自己責任で行ってください。 
お決まりの(´・ω・`)




保証オワタ \(^o^)/



今回も片面基板か!



こちらは従来エネループ充電器の中身。こちらの過去記事に詳細



心臓部の8ビットMPU。EM78P374Nという台湾のELAN MICROELECTRONICS製。
一般には仕様書を出していないようだ。(PDF



電源の給電部分。315mAがはんだ付けされている。



プラグは前回エネループと大差ない接触方式。



スイッチング電源コントローラーOB2338(pdf



こちらはAS358というオペアンプの様だ(pdf



基板にはRT1,2の2つの緑色の部品がみえている。温度センサーのサーミスター。
これがなんと、



プラスチックのケースにシリコングリスが塗られていて、そこに差し込まれていた。樹脂でも熱結合を良くするためにシリコングリスを塗る事があるのか。初めて見た面白い手法と思った。



LEDの取り付け、やけに下側に曲げてあるなと思っていたら、



これは、ワザと曲げている事が分かった。LEDの乳白色の光誘導板はLEDのくぼみに入れるようにできているのだが、おそらく問題があったのだろう。光軸を細い所に全部調整してあった。
これはこのロットだからかもしれないので、今では直っている可能性がある。


分解して思ったことは、安全上でも性能上でも大きな改良がなされている。
サンヨーのエネループ時代に買った充電器と比べると、性能が格段と良くなっているので、充電しなくなったエネループでも新しい充電器では充電してくれる可能性がある。
充電器は新しいのを使った方が良いと感じた。





マイクロUSBケーブル修理2019/02/02 01:22:55



千石電商で買ったカモンの2mUSBケーブルが認識しなくなった。今買えば150円と安いケーブルなのだが、すぐ使いたかったし、以前にUSB マイクロBコネクタを買ってあったので、直して使うことにしよう。ちなみにコネクターは263円カバー無しなら秋月で60円



まずはmicro B側をニッパーでカット。



線をニッパーで丁寧に取り出す。銅線と網線があるが、この網線、ハンダが付かないw最近のケーブルはこういうハンダが付かないタイプが多くなった様だ。



壊れた側を観察。上から +V(赤)、-D(白)、+D(緑)、4番目は端子がなく、5番目がGND(黒)。
分解したのは、電線の色が全然違っているかもしれないので、確認のためだ。



コネクターにはんだ付け。このタイプは裏側に3ピン分出ていて、上から5,3,1。


マイクロUSBケーブル修理

表側が上から2,4となっている。ちなみに4番目はIDピンでOTGケーブルでなければ特に何もつながなくても良い。



このコネクター、正規に配線するなら、シールドグラウンドをケースへはんだ付けするのだが、ハンダが全くのらない。カッターで削ってものらない。熱に弱い部品なので、諦めてGNDに共付けすることにした。



最後にケーブルが根本で切れないように、テーピングするのだが、アセテートテープを切らしていたので、代替品としてシールテープで代用。柔らかく、薄く巻けるので、結構いい感じだ。



カチッとはめて完了。



自作したUSB電圧計もOK。デバイスも認識した。これは、USB電圧ブースターで、電圧が不安定な環境でも確実にスマホとかモバイルを充電してくれる。尤も最近はモバイル端末の電源性能がよくなってきたので、これを使う場面はめっきり減ってしまったがw
この製作記事については下にリンクをつけておいた。一台作っておくと何かと重宝する。




Amazonで高評価の格安LEDライト分解2019/01/25 19:25:22



5年位前なら私が頒布していたLEDライトも、最近では安く高機能で明るいLEDが手に入るようになった。今のLEDライトはどんなのがあるかとAmazonでみていて、高評価のついているLEDライトを試しに買ってみた。



電源スイッチがない!というのはタッチスイッチで、メカスイッチが全くない。棒の頭を触るだけで点灯。



素早くタッチするごとに、昼光色→白色→電球→点滅→オフとなる。点滅は正直いらないのだが、用途が懐中電灯なので、まあ仕方ないか。この細さなので、隙間とか照らせてすごく明るい。

取り扱い説明をよく読まないと分からないのだが、点灯中に長くタッチすると、暗い方向へ、一旦指を離して再び長くタッチすると明るい方向へ変化する。一度決まった明るさは覚えている。



そして便利だなと思ったのが、この筒は鉄でできていて、付属品の磁石つきホルダーにくっつく。
自分のパソコンの上に読書用としてホルダーをつけて、



これがなんとも便利。蛍光灯と比べて若干暗めかなと思うが、使い勝手が良いのがいいな。
昼白色よりも白色点灯の方が明るい気がするが、理由は後程。

専用ケーブルによるUSB充電で3時間充電で8時間使えると書いてあった。
充電中は赤ランプが点灯と説明であったが、コネクターを注意してみないと赤が点灯しているか分かりにくい。緑はもっと分からないw

説明書によればUSB充電をしながら使用しない事が書いてあった。どんなハードウェアなんだ?
そうか、じゃあ分解するか(`・ω・´) おいw



というわけでさりげなく分解w といってもひっかけてある部分を押し込めば外れるので、分解難易度低めだった。
LEDは白20個、電球色20個の合計40個。電池は18650タイプのおそらくリチウムイオン電池。



LEDの抵抗は22Ωが13個。ん?13個、40で割り切れない。もしやと思って回路を調べたら、22Ωが一つのパターンで並列接続になっているw つまり22÷13=1.69Ωとして電力を稼いでいるのだ、これだけ安いから一つ一つのLEDに抵抗なんて入れてられないのかw

これで、昼白色が若干暗くなる理由が解けた。1.69Ωを40灯で点灯か20灯で点灯している違いなので、見かけは20灯の方が明るく感じる。もしかしたら、全点灯の時にPWMをコントロールしているかもしれない。

あと、電池。この電池は刻印がされていないから、安全的にちょっとどうなのって感じではある。
(今に始まったことではないが)



さて、お次は回路の方。これはLED基板の裏側。2系統のPWM発生とタッチスイッチのインターフェースを持った専用のコントローラでHC8T046P。この手のLEDライトでは意外と使われている様だ。



LEDドライブはG2304というあまり聞きなれないNCH FET。これが3.6Aも流せる。GOFORD社。



そして、こちらがリチウムイオン充電ICのTP4056P。中国では割とメジャーな充電ICの様だ。



奥はLED2つとACアダプタコネクタが見える。



電池の容量を測定。初期状態の電池は4.04V。リチウムイオン電池なら上限4.35Vまでで通常は3.7V。リチウムイオンかどうかも、刻印がないので分からない。



電池がない場合は、USBだけでの電圧は4.26V。



電池がない場合に昼白色で最大点灯時、3.87V。この時充電ICからは可聴範囲の発振音がきこえる。外部電源だけで使うには、この充電回路をなんとかすれば良いという事になるか。


Amazonで人気のLEDライト分解

分解してみて分かったことは、すべてを中国のパーツで賄っているという事。半導体の発達はすさまじく、LEDコントローラ、FET、充電ICのどれをとってもそれなりの実績のある部品を使っている。

ただ、電池が野良っぽいので、充電しっぱなしで点灯はしない方が良いかな。




Amazonで激安ロジックアナライザーを買ってみた2019/01/12 23:30:38



Amazonで激安のロジックアナライザーがあると聞いて、物は試しで購入してみた。
なんでもこれ、サエラのソフトが動くと噂。ちなみにサエラのLogic16は所有していて分解写真を公開している。今は廃版で、現在は秋月でプロトコル解析に特化したLogic4と全チャンネル0~5VのADコンバータ付きLogic8が購入できる。


Amazon激安ロジックアナライザー

さて、やってきました。価格の割にアクセサリーが意外とちゃんとしたのが付属。USBはMini Bタイプ。ロジアナプローブはメス-メスのヘッダーソケットが付属していた。私が買ったときは1150円。2週間かかっても良いのなら888円というのもある様だ。



分解。といっても手で簡単に開く。Cypress社の1チップマイコンEZ-USBとコンフィグ?ROMの構成。信号入力部は抵抗だけと割り切った設計になっている。これで3.3Vと5V系の信号が使える。
LEDは青色一つが実装されている。



裏側。



本家サエラと比べてみる。



サエラ Logig16なら入力保護が入っているし、ミアンダ配線(等長配線)されているから、高速信号の解析も耐えられる設計だ。



手っ取り早く波形を見るために、880Hzの信号を観測してみることに。
本当ならI2Cとか信号解析でもやる方が、レビューとしては親切だろうけど、今回はサクッと確認のためなのでw



デバイスマネージャーはサエラのドライバとして認識しているw 大丈夫か。いや大丈夫じゃないんだろうなw



サエラのソフトで動作させてみた。周波数パフォーマンスがLogic8より劣っているので、起動時にサンプリング周波数を落とすダイアログが出た以外は普通に観測完了。
しかし、サエラのソフトは使ったらだめだろうと思うよw



というわけで、Amazonのレビューにもあるように、Sigrokのソフトをダウンロードすることに。



インストールが終わったら、まずドライバーを入れる。上の赤い囲みをクリックすると、



ドライバーをインストール画面がでるので、そのまま赤枠をクリックしたらインストール完了。



なんだ、同じじゃん!インストールしてもサエラのドライバーになってるw ここら辺は本当にグレーだなw
※1/14追記 Zadidツールを使わないで、最初にサエラのアプリをDLしてからインストール、更に、激安ロジアナをUSB接続して、ドライバーとして
C:\Program Files\Saleae LLC\Drivers
を読み込むとドライバーが入る。ただし、これは非正規なやり方であり、現在色々調査中。
情報があればコメントください。

※1/15 ネットに有効な情報がありました。
24MHz 8チャンネル USBロジックアナライザ 調べました
ここによるとドライバーは2種類で、3つのケースが存在するようです。



Pulse Viewがインストールされているので、それを立ち上げる。あっけなく動作。サエラのUIほど優秀ではないが、一通りの機能は入っている。ちゃんと880Hzを表示。



あと、プロトコル解析がこんなにある。I2Cとかシリアル解析なんてよく使うから重宝すると思う。
入力部分が簡単にできているからどれだけの耐久性があるかは分からないが、個人的にちょこっと使用するのなら使えるツールと思う。それに多チャンネルの時代よりI2CやSPI、シリアルなどの精々3本位のプロトコルを見る方が最近のトレンドだろう。




ダイソーで324円で売っているBluetoothリモートシャッター分解2018/05/02 22:49:45



久々に吉祥寺のダイソーへ寄ってみる。実は、ダイソーで648円で防水型Bluetoothスピーカを売り出したという事で探しに行ってみたのだが、ここにはなく、その代わりBluetoothリモートシャッターというのが衝撃の324円で売っているのを発見した。
もはやBluetoothは当たり前の技術。たった数年でこんなに価格が変わるのか。

本来の目的は、スマホやiphoneなどのカメラのシャッターを遠隔操作で切ってくれるすぐれもの。三脚をたてて遠くからシャッターを押すことも簡単にできる。

Bluetoothではキーボードとして認識され、スマホのシャッターに対応したキー入力をするものだ。



電子工作において、中国製品は法律に闇のあるのが多いのだが、ダイソーで出しているブランドは買おうとしていたBluetoothスピーカーを含めTelec認証済。




私の好奇心が抑えられないのでw分解したw
ちなみに、電波の出している装置を分解して改造すると、法的に問題があるのを念のため書いておくw

マイナスドライバーでちょっとコジるだけで御開帳。超音波接着も接着剤も使ってないのかなと思うほどあっさり開いた。


324円でBluetoothリモートシャッターが手に入る


なんともあっさりした回路だ。特に下側の蛇みたいなアンテナパターンは、直接ICから出ている。2.4GHzの電波をICから直接出す時代。もう昔の常識は通用しない。

部品ひとつひとつ見ても、スライドスイッチや押しボタンスイッチはシッカリしているし、一昔前の中国の基板とは違った品質をうかがわせる作り。




部品点数は御覧の通り。電池込みで324円で売れるなんて、生産技術では日本は周回遅れになっているんじゃないかと思うほど合理的に作られている。



このIC、実はワンタイムROM付のBluetooth内蔵CPUだったのだ。
こちらがその情報。(中国サイト)

そして、すでに先駆者が解析をしているサイトがあった。

サイトの年月日をみるとすでに去年から発売されていた様だ。100均は採算が合わないとすぐにディスコン(生産終了)してしまい、今までは温度計やLEDランプ、ラジオなどが消えていったが、これについてはまだ売っているという事は、それなりの需要はあるんだろう。

100均の場合、全部含めていくら儲かるという包括売りができるから、Bluetoothリモートシャッターの利益率など知る由もないが、この値段で手に入るのなら、自分の勉強がてらにBluetoothを勉強しようとして数千円かけてそろえて自作するなんて事はなくなるのだろう。

あと、情報として、この基板のある部分をショートさせるとかすれば、Bluetooth音量調整になるらしい。マイコンだから、空きピンの状態で動作モードを変化させているのかもしれない。

それにしても、9年前には100均で一番最初に驚いていたSDカードリーダーが、今ではBluetoothと来たものだ。進化はやまない。




PICkit4レビュー2018/04/16 23:59:59



今日朝方、郵便局からFedExの荷物が配達。以前注文していたPICkit4だ。9日くらいで届いた。



PICkit2、3と開けにくかったプラスチックのブリスターパックから代わり、段ボール梱包。



説明書なし、CDROMなし、ほんとに今時の最低限の梱包だ。ここまで省くとすがすがしさすら感じてしまう。




USBケーブル、本体、ステッカーが2枚入っている。なぜステッカーがという突っ込みはやめておくw



この本体、ケース自体が押しボタンスイッチになっている。後程分解写真を公開。
PICkit2,PICkit3では、中に書きこみファームウェアを入れておいて、ボタンを押すだけでプログラムができるProgrammer to Go相当の機能があるが、ファームウェアがまだ必要最低限のサポートなので、いつか機能が実装されるだろう。



ICSPコネクタは8ピンになり、USBコネクタはマイクロUSBを採用、そしてマイクロSDカードスロットが付いているのが特徴。



重さは、38グラム。他よりも約10グラム重くなったのは、エンブレムデザイン兼スイッチの重さだろう。



お約束分解w 
結構トリッキーな組み立てになっていて、斜めについているフルカラーLEDが、ポリカーボネート製の光誘導板を介して上フタの斜めの所を光らせている。そしてスイッチはその板自体が押されて下のタクトスイッチが押される仕組み。斬新というか誰のアイディアだろうw

基板に載っているCPUはPIC32なのだが、ARMとある。実はこれAtmelのARMコアがマイクロチップの型番になってPIC32CZシリーズとなった物だそうだ。ロットが若いPICkit4では現にAtmelのCPUが載っている。(Twitterでの画像

追記:ATSAME70Q21Bで間違いない様だ。(日本語のプレスリリースよりpdf



光誘導版はここに配置される。実際のひかり方は、青やバイオレット、黄色などフルカラー特有の色で表示される。なお、この輝度はMPLABXの設定で可能な様だ。




気になるUSBコネクターまわり。マイクロUSBが世界標準になったが、この華奢さが結構心配だったりする。PICkit4の場合は、ケースフランジをスルホールで止めているため、壊れにくい設計になっている。




PICkit3までは、すたれてしまったミニUSBが採用されていていたが、PICkit4になってマイクロUSBになったので、汎用のUSBケーブルが使用できるのは、とても便利な事だろう。




ICSPヘッダーは、従来の6本から8本に拡張されたが、これはICSPの他JTAGなどのインターフェース拡張として2本追加された格好である。このピンはまだRFU(将来使う予約ピン)の定義である。



1ピンから6ピンまでは昔の接続と同じであるので、物理的に接続が可能であれば、PICkit2,3のコネクタに直接接続することができる。




使用できるデバイスは、グリーンフラグになっている完全サポートのデバイスはまだ一つもないがw、イエローフラグとなっているデバイスは、少し古めのデバイスは使える様だ。

使用できるデバイス一覧は、MPLAB PICkit 4 In-Circuit Debuggerページにあるサポートデバイス一覧(http://www.microchip.com/mplabx-ide-release-notes)からダウンロードし、Device Support.htmを開くと見ることができる。



PICkit4を使うには、MPLABX ver4.15以上が必須となる。MPLABX関連のダウンロードは、私のホームページの左にあるリンクから行く方がすぐアクセスできる。

PICkit4特有の設定があり、ソフトブレークの使用もこのチェックボックスにチェックを入れる事で初めて使用可能となる。



他に、PICkit3ではなかった細かい設定などができる様だ。プログラム速度も変更できるようなので、実際比較してみたが、



PIC16F1459ではどちらも12~3秒程度、PICkit3でも4でも同じ速度だった。今後のファームウェアなどの改良で速くなる可能性はありそう。
ただ、PIC24やPIC32などの大容量プログラムについては未検証なので、どれだけ速くなったかは後で実験してみたい。


PICkit2,3,4

というわけで、9年ぶりに新しツールPICkit4が発売されたが、そのハードウェアの恩恵を受けるにはもうしばらくかかりそうだ。

日本では、以前紹介したオレンジピコ以外でも共立エレショップでも取り扱い(予約)を始めた様だ。そのうち秋葉原でも普通に手に入るようになるだろう。マイクロチップダイレクトはこちら。






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