PNPトランジスタとPチャンネルFETの典型的な定電流回路である。NPNトランジスタ2つ使った構成はラジオペンチさんのページで紹介されている。
R1は、電源が切れていても蓄光的にLEDを光らせるための抵抗。必要に応じて入れておく。この抵抗はスイッチに並列に接続してもOK。
R2,3,4は合成抵抗で3.3Ωとなるようにしている。もちろん1本でも良いが、その場合は1/4~1/6Wの抵抗を使用。この値はLEDの輝度に密接に関係している。
100均のLEDランタンは中がスカスカなので、空中配線で埋め込んだw FETは電池が新品の時は、多少熱くなるので、文房具のガチャックで挟み込んで放熱。放熱については、実際使うLEDと設計電流によって検討が必要だろう。
また、このLEDランタン。なんと赤リードがマイナス、青リードがプラスと、なんともひねくれた色使いなのだw 改造時は十分注意(ロットによる差異あり)
2.5Ω(抵抗4パラ)時の定電流特性。260mA程度。ただ6V時ではFETが熱くなるので、最終的には3パラの150mA程度に調整した。このランタンは家族に渡すもので、自分で使うわけで無から慎重になった。
電源試験では3.6Vまで定電流をキープ。それ以下でも暗くなるだけでLEDは光り続ける。
3.6Vは1本あたり0.9Vなので、乾電池の終止電圧まで使える事になる。
電池は3本でも動くのだが、エネループ使用を考慮し、4本構成のままとした。
スイッチとLEDの配線を変更して最終チェックをして、
動作に問題がないことを確認してから、ホットボンドで回路を固める。
これで、電池が少なくなってきても明るさが全く変わらないランタンの完成である。
電球色はなかなかいいね。応用として、ACアダプタを差し込める様に改造してもいいだろう。
備えあれば憂いなし (・∀・)
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