電子工作をしていて、ワニ口クリップやICクリップを使用する機会が多いと思う。ICクリップは実験用にちょっとつなげたいときにはんだ付けなしで使用できるのでよく使っている。
ただ、この欠点は電線がよく切れるのだ。測定中に切れたりするとモチベーションを阻害されたりする。そして、切れると案外このはんだ付けが面倒なのだ。
今回紹介するのは、たったあることをするだけで、電線がまず切れなくなる電子ハックをご紹介しよう。
道具は何もいらない。もしあれば、ラジオペンチやマイナスドライバーがあれば良いだろう。
ICクリップのカバーを引っ張ると簡単に抜けるので見えている電線を、リン青銅の板の溝に巻いてあげるだけである。これだけで良いのだ。
ICクリップの樹脂の小さい方向へ引き出して、あとはキャップを元に戻すだけ。
こんな感じで加工。くるっと巻けば強度が出るが、面倒ならば片方をリン青銅の溝にはめるだけでもOKだ。ICクリップセットは10本セットで売っていることが多く、一つ1分でも10分くらいで作業が終わる。これだけでデバッグ効率が飛躍的に上がるのであれば、実施しない手はないだろう。
最近のコメント