もはやBluetoothは当たり前の技術。たった数年でこんなに価格が変わるのか。
本来の目的は、スマホやiphoneなどのカメラのシャッターを遠隔操作で切ってくれるすぐれもの。三脚をたてて遠くからシャッターを押すことも簡単にできる。
Bluetoothではキーボードとして認識され、スマホのシャッターに対応したキー入力をするものだ。
電子工作において、中国製品は法律に闇のあるのが多いのだが、ダイソーで出しているブランドは買おうとしていたBluetoothスピーカーを含め
Telec認証済。
私の好奇心が抑えられないのでw分解したw
ちなみに、電波の出している装置を分解して改造すると、法的に問題があるのを念のため書いておくw
マイナスドライバーでちょっとコジるだけで御開帳。超音波接着も接着剤も使ってないのかなと思うほどあっさり開いた。
なんともあっさりした回路だ。特に下側の蛇みたいなアンテナパターンは、直接ICから出ている。2.4GHzの電波をICから直接出す時代。もう昔の常識は通用しない。
部品ひとつひとつ見ても、スライドスイッチや押しボタンスイッチはシッカリしているし、一昔前の中国の基板とは違った品質をうかがわせる作り。
部品点数は御覧の通り。電池込みで324円で売れるなんて、生産技術では日本は周回遅れになっているんじゃないかと思うほど合理的に作られている。
このIC、実はワンタイムROM付のBluetooth内蔵CPUだったのだ。
そして、すでに先駆者が解析をしているサイトがあった。
サイトの年月日をみるとすでに去年から発売されていた様だ。100均は採算が合わないとすぐにディスコン(生産終了)してしまい、今までは温度計やLEDランプ、ラジオなどが消えていったが、これについてはまだ売っているという事は、それなりの需要はあるんだろう。
100均の場合、全部含めていくら儲かるという包括売りができるから、Bluetoothリモートシャッターの利益率など知る由もないが、この値段で手に入るのなら、自分の勉強がてらにBluetoothを勉強しようとして数千円かけてそろえて自作するなんて事はなくなるのだろう。
あと、情報として、この基板のある部分をショートさせるとかすれば、Bluetooth音量調整になるらしい。マイコンだから、空きピンの状態で動作モードを変化させているのかもしれない。
最近のコメント