今年は趣味の電子工作を余りやらなかったな。という訳で、実験用電源でも作るか。
今まではその場しのぎで電源を使っていたのだが、電圧を変化させながら測定とかするときに使える電源があればいいなと常々思っていたところだ。
なるべく楽しようということで、電子回路の大半は既成品を組み合わせる。
手持ちの3.3VACアダプタを利用したが、
3VのACアダプタもあるので、こちらを使えば3.3Vとかから調節ができる。
あとは、スイッチ、ターミナルやら配線材、つまみなどで2000円位
予算は、合計6000~7000円程度。
まずは、ケース無しで動作確認。
さて、ケースを組み立てていこうか。千石電商の1階奥左にターミナルとかがおいてあって、使いやすそうなものを買ってきた。
それにしても、角穴をあけるのはヤスリとドリルとニッパーで1時間はかかったな。
良い感じで7セグメントが入った。
あとはスイッチとか端子を取り付け。
ポテンショメータは取り付け前に配線しておいたほうが楽。
中を配線。右上のトグルスイッチは出力スイッチ。
ACアダプタは、一応逆極性が刺されても問題ないようにFETを入れている。過電圧は守れないので、まあ気休め程度である。このDDコンバータは5.5Vが最大。
出力をモニターするLEDは抵抗だけだとLEDの輝度が変わってしまうので、2SK30のFETを定電流回路として利用した。実測で1.6mA
電圧を合わせる。合わせ方は、テスターと電圧計が同じになるように、電圧計の裏側の半固定抵抗器を回す。これがとっても小さいので、オシロスコープについてくる調整用ドライバーを使用したが、それがない場合は竹などを削ってドライバー代わりにしたほうがいいかもしれない。
±0.1V程度は気にしないのであれば、無調整でもOK。
完成!やっぱりちゃんとケースに入れると使い勝手がいい。多回転のつまみがあるお陰で、普通ではできない0.01V単位での電圧調整を可能としている。
もっと安価に作りたい場合はLM317に5KΩの可変抵抗を付けて、LM317をケースに取り付ければ、ケース自体がヒートシンクになる。その場合は逆に高い電圧のACアダプタを用意。
それにしても、マイコンとかプログラムしなくても、出来合いのキットを組み合わせるだけで比較的安く高性能な電源が作れてしまうんだな。
追記:
更に使いやすくするため、DC電源を外しても電池駆動できるようにしている。これで持ち運び自由な安定化電源として、喫茶店でも居酒屋でもデバッグができるwww
他の改造として、電流計を裏から接続できるように端子を付けた。電流計を簡単に接続できるのもポイントだ。
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