PDS5022Sは、私の電子工作で地味ながらも活躍している頼もしい測定器。
購入してから2年半も経っていたのか。十分元を取っているかそれ以上の活躍だな。高圧プローブを使えばガイガー管の電圧も測定できたりと使用用途が広い。
さて、こんな安くて頼もしい測定器なのだが、購入時から気になっていた部分。それが、このUSBだ。ここにパソコンと接続すれば、波形を取り込む事ができるので、使用頻度が結構高いのだが、このUSBの形状はAタイプのメスコネクターが搭載されている。本来ならBタイプを使うべきなのだが、そのタイプの違いは許容するとしよう。
問題はその位置である。裏側に配置されているので、USBコネクターを接続すると、
後ろのスペースがこんなにも開けないとならない。このスペースが勿体無い。
筐体を分解した時は中がスカスカなので、横からコネクターを出す改造もできるのだが、既製品に穴を開けるのは最終手段として、もう少し考えてみた。
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_ (m) _あ、そうだ
|ミ|
/ `´ \
('A`)
ノヽノヽ
くく
そうかLアングルの変換コネクターがあればいいのか。市販の物もある(下のPRで紹介)のだが、これくらいなら作ってしまえ。
USBコネクタAオスと
USBコネクタAメスを用意。こちらは秋月で購入しても、一つ50円なので合計100円でできる工作だ。
余分な樹脂を切り取り、ツメを折り曲げて、L字に配置。端子の番号を確認しつつ、2つのケースをハンダ付けして止めて、あとは端子4つをハンダ付けすれば出来上がりだ。10分で完成。
1番ピンの簡単な合わせ方はオスとメス同士を軽く差し込んで確認し、抜きながらクルリと回転させながら確認しておくと、端子を間違えずに確認が可能だろう。マジックで印を付ければ、なお良い。
これをUSBケーブルの間に装着。
あんなに出っ張っていて存在を主張していたUSBケーブルが、
まあ、なんという事でしょう。こんなにも薄くシンプルに。
USBコネクターの厚み分はあるが、約5センチの奥行きを確保できる。
端子の半田部分がむき出しだが、気になるようであれば、テープやホットボンドなどで絶縁すると良いだろう。市販品よりも更に小さく出来た。
使用前。
使用後。壁にほとんどぴったり付けることができるので、机を更に広く使えるようになった。5センチの奥行きは大きい。100円で幸せになったよ。PSD5022Sに限らず、USBの方向変換アダプターは安く簡単に自作できるので、色々試してみてはどうだろう。
2013/1/17追記:USB方向転換アダプタは100均でも扱っているようだ。
裏面。
可動範囲はねじりで180度位。内部は電線で接続されているので、頻度に回すと内部断線をおこすかもしれないが、100円で買えるのは便利だ。
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