14ピンのPIC16F688とダイオード、昇圧回路というシンプルな1オクターブキーボードだ。
演奏には適さないものの、MIDI関係のデバッグ用治具としては、大変便利に扱えそうである。
早速製作せねば!
秋月C基板に無理やり実装をしてみる。ダイオードや抵抗はチップ部品を使用すれば何とか行けそうかもしれない。ICソケットは16ピンが載っているが、間違えに気がついたのはハンダ付けを進めている最中だったので、2ピンをハンダで埋めて間違えて挿さない様にした。
意外にも入手に難儀したパーツ。MIDIコネクターとなるDIN5ピンの基板用メスコネクター。
探しまわって、結局ヒロセテクニカの地下で8ピンタイプを見つけたので、それを使うことにした。
MIDIの5ピンは、とりあえずこれでも差し込みができる。
作り始めて約2時間。なんとか完成。インダクタはマイクロインダクタを使ってみたが、これくらいの規模なら問題なく動作した。
裏もびっしり。コンデンサ、抵抗、ダイオードはできるだけチップ部品を利用。コンデンサは100uF/6.3Vの大容量セラミックコンデンサを使う。こんな規模でもICSPコネクターは搭載した。
さて、これに公開されているバイナリーデータを書き込む。私は最新のmid688.hex Ver.1.03を書いた。ダウンロード時docの拡張子なので、それをhexに直す。
余談ではあるが、かまぼこ板は電子工作をする時にハンダ付けでリードの予備ハンダのまな板としても、柔らかいので部品を刺してハンダのアシストにも便利に使える。
PICKit2の認識も問題なくできたので、早速プログラムを書き込む。
動作させている動画。全鍵盤ポリフォニックなので和音も出る。
ちょっと癖があって、オクターブアップダウンの操作をする時、鍵盤キーを押したまま操作すると、鍵盤がホールドされたままになって、鳴りっぱなしになる。この部分だけ注意すれば良いだろう。
今までMIDIキーボードを引っ張り出して音のチェックをしていたが、これさえあれば、机の上でデバッグなどが行える。
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