PIC16F877Aボード(5) ― 2010/03/20 23:43:34
また怪奇現象に一時悩まされた時があり、スタンドアロン時に電源の入れ方で全然安定せず、2回に1回しか起動しなかった。PIC16F877Aが悪いのかと思ったが交換しても症状変わらず。
一時寝ずに回路の見直しやフォーラムを読み漁ったりしていた。
結局原因はHitechPICC9.65PL1を使用していた事であった。どうもLite Modeではバグがあるらしく、最初に付加されている何らかのチェックで引っかかっているみたいだった。最新の9.70にした所、100発100中起動するようになった。詳しい原因は時間があったらレポートしたい所である。
これが動作中の画面である。一部装置の意味が分る部分はボカシてあるのであしからず。設定用ボタンは安いボタンだが、よく押される照光ボタンは、一つ1,000円位する高級なものを使用した。レイアウトは使い易さ優先で、照光ボタンが親指にかかる位置に配置した。
表示用LEDは当初引き出す予定だったが、配線の煩雑さと信頼性の観点から、テストで実装していたLEDをそのまま利用する事にした。ポリカーボネイトのネジなども検討したが、格子を組んでLEDの光を穴から出す方式が一番良かったので、それを採用。MSワードで厳密に寸法を作り、それを厚手の紙にプリントアウト。ワードの図形編集は、ALTやCTRLを押しながらカーソルやマウスで動かすと0.01cm単位で動かせられるので、ちょっとした筐体図や、今回の操作シールもこの方法で作成している。※50mmとかしても、49.98mmとなるなど、若干の丸め誤差は出るが、このような用途では殆ど気にならない。
基板にはホットメルト(グルーガン)で固定。
表示テスト。すっきりしている表示である。
納める装置なので、配線がぐらついて、金属疲労でハンダが取れないようにグルーガンで固定。この方法は、車載向け装置など、振動や耐久性を出す時良くやる手である。配線変更などで外す場合は、急冷スプレーでボンドを冷やすとペンチで簡単に割れて取れる。
今月初めから、ずっと関わってきた装置だが、何とか出来上がった。この装置が世の中に役立つ事を考えると、今までの苦労など問題ない。
あとは取扱説明書とか回路図などのドキュメント作成だけとなった。
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