大人の科学Vol.24 4ビットマイコン(GMC-4)が6月30日に発売 ― 2009/07/01 08:35:22
今更な4ビットマイコンを、どう調理してあるのかが興味のあるところである。マイコンだけならPICをいじっていればいいらからね(悪) というわけで、帰宅途中に本屋へ覗いてみることにする。
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消えてゆく老舗ビリヤード ― 2009/07/02 00:54:13
「また今度やりたいね」青葉が無くなって、こんな気楽にビリヤードを楽しめるのも都内ではここしかなかった。 精算のとき、青葉の事を話すと、「ここも今週5日で終わりなんです」と。 一瞬聞き間違えたのかと思ってもう一度訊いてしまった。ここに来たのが偶然にしても、自分の心の中ではショックであった。お店の人の目頭が熱くなるのを感じた。自分もこれ以上言葉を交わすとどうかなりそうだったので、「たのしかったよ」といって私たちは店を後にした。お気に入りの店が無くなっていくほど辛いものはないな。
学研の大人の科学Vol.24 4ビットマイコン(GMC-4)を手に入れたよ ― 2009/07/03 23:00:14
電線とセラミック発振子は、昔で言うソニーボンドのタフっぽい黄色のボンドで固定されている。そういえば、昔電子ブロックを分解したときもこのボンドを多用していたな。 乾電池をセットして電源を入れたら、7セグメントから"F"という表示が表示されればOKだ。ただ、これはちょっと見えにくいので、透明なテープを貼ってから赤マジックなどで塗ると良く見えるようになる。色セロファンでも良いだろう。
追記:この7セグメントLEDは最初から保護シールが貼られており、直接マジックで色を塗ってもOKだ。なお、この保護シートを剥がすとつや消しの黒い部分が現れる。
オシロスコープで発振周波数を測ると4メガヘルツ位。 更にMETEX P-10で測ってみる。 この最初の"Z"が紛らわしいな。4MHzの2極のセラミック振動子を使用している。
このマイコンは予め内蔵プログラムが7つも入っており、プログラムを行わないでも買ってすぐに動作させられるのが良い。また80ニブル(ステップ)のユーザプログラムを書き込むことが出来る。データエリアは16ニブル。ニブルとは単位で4ビット=1ニブルだ。2ニブルで1バイト。ここら辺の事がこの本には詳しく説明されている。 早速サンプルの一つである電子オルガンで音を出してみた。手順は[RESET][9][RUN]と3プッシュで動作開始だ。1の音はラの音、つまりAなので220Hzか110Hz辺りになっていればよい。波形を見ると、113Hzなので大体あっている。周波数の計算は以下の式で求めることが出来る。表計算ソフトなどを使えばすぐに求まるだろう。
平均律の計算方法
( 2^ (音程/12) )* 基準周波数
音程:変数。半音上がるごとに1増加 ドなら 3、ソなら8となる。オクターブ上のラなら12だ
基準周波数:定数。ここでは下のラの音として110Hzを代入
ちなみに、オシロスコープのグラウンド取り出し口はここから行った。
部品を眺めていると、恐らくその殆どが中国製の部品を使用していると思われる。PNPトランジスタとNPNトランジスタのデータシート。恐らく2SA1015と2SC1815位ポピュラーなものだろう。回路図は、公式からダウンロードできる模様。
ACアダプター化を考えたが、電流については、4.5Vの時で電源投入直後時では約10mAの消費電流であったので、このまま電池で使うことにした。 音については、操作音は普通なのだが、オルゴールやオルガンでは深夜動かすには正直でかい。目覚まし時計位の音は出ている。
対策としては1kΩの半固定抵抗器を、写真赤枠の部分の間のスピーカの配線に直列に入れて、半固定抵抗器がぐらぐらしないようにテープで止めた。これで快適な音量となった。夜中に思う存分音が出せるというわけだ。この改造はオススメ。注意として、半田付けのときスピーカの磁力に半田ごてが吸いつけられるので慎重に行う。スピーカーの線はボンドで固定されているので、取りにくいと感じたらリード線を途中から切って配線してもよいだろう。(但し、改造は自己責任で)
外付けの半固定抵抗について、説明が不足していたので補足すると、確かに大きな音に近づけば半固定抵抗器の損失が大きくなるので熱になるのだが、安い部品一つで終わる、常時音を鳴らすわけでもない、所詮趣味で動かす、という事で半固定抵抗器を一発つけて音量を変更できるようにした。ウィークより、これらのアドバンテージの方が上回る。
このグラフは参考までであるが、単純にスピーカー8Ωを直流抵抗として4.5Vの時に外付け抵抗値が変化したときの、50%矩形出力時の外付け抵抗の損失を表している。こんな大雑把な計算でも概ね参考になるだろう。今回使った半固定抵抗器は0.1Wなので、最大で3倍位の定格を超えるポイントがある。大体85Ω以降になると定格以下になる。
寿命より安全の方を検証しており、実際には、テスターで半固定抵抗器を10Ωにしてから電池を新品にしてドの音を30秒鳴らした所で、指で触ったり、焼けていないかを臭いを嗅いだりして検証をしている。
それにしても、そんなことを言い出し始めたら、こんなトランジスターで8Ωのスピーカを駆動するとか、スピーカーに逆起電力防止ダイオードは要らないのかとか色々出てくるわけで、これは単におもちゃと割り切りが必要なものと思っている。半固定抵抗器を8割以上回さないように注意するか、どうしても心配な人や改造して渡す場合などは、安全の為に更に制限抵抗を100Ω位直列に付ければよい話である。
尤も、半固定抵抗器を定格以上で使うこんな回路を、製品等に使うのは避けるべきである。
今回の改造に疑問を持てるということは、逆に言えば正しい知識の持ち主だ。その心をこれからも生かして頂きたい。
追記:もっと安全に行いたい場合は、nshdotのGMC-4にボリュームつけたを参考にすると良いだろう。
一通り動かして、付録は中々面白かった。ユーザープログラムもチャレンジしてみた。一発で間違いなく打ち込むのは難しい。高校の時に、NECのPC8001にアセンブラを定規を当てながら友達と打ち込み、一発で動かず何度も見直した事を思い出してしまったよ。ユーザープログラムは残念ながら電源を切るとクリアされてしまう。この値段だから仕方ない。 雑誌記事の内容も、コンピュータの歴史がうまくまとめられている。少なくても私としてはお気に入りだ。 今では当たり前にマイコンが使われているが、歴史を改めて感じた付録であった。マイコンについて何も知らない人でも、この本なら楽しく理解できるのでは無いかと思う。若い頃にマイコンを触った事のある人にとって、この本は大変ノスタルジックなアイテムだろう。この付録について、■[4ビットマイコン]GMC-4 リンク集という、まとめサイトを立ち上げた方が現れた。
(学研関係の記事はこちらから一括で読めます)
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辛子明太子でご飯を食べたよ( ゚∀゚)=3 ― 2009/07/04 18:44:26
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7月22日日本全国に日食発生 奄美大島は皆既日食 観測時は昔の方法は通用しないぜ ― 2009/07/04 22:08:02
ところで、昔ならごく当たり前の観測方法、たとえば黒い下敷きとかローソクのすすをつけたガラス板での観測は、進歩した現在ではご法度との事。国立天文台から注意を促している。太陽の光が網膜の中心に集まり、虫眼鏡で紙を焦がすように焼ける状態となり、太陽性網膜症や日食性網膜炎などという疾患になる可能性があるという。ソースはこちら。
まあ、曇っていたら見れないのだが。そういうわけで早速こういう便乗商品が出てきているwwww アマゾン↓、そのグラス高くねえか??wwww 溶接用のガラスでいいんじゃね?wwww1/10で買えるwwww
※日食関係のPRは、納期の関係で削除しました。
学研の大人の科学Vol.24 4ビットマイコン(GMC-4) 波形で見る ― 2009/07/05 16:15:15
今回は、せっかくオシロスコープを買った事だし、付録をオシロスコープを使い、色々な波形を観測してみた。
まずはキースイッチ。
キーのスキャン方法を調べてみた。キーは横4本がストローブであり、方向は出力、縦5本がセンスで方向は入力という事が分った。 スキャンは論理"1"の正論理でスキャンされ、4回ストローブが与えられて、ポートが読み出される仕組みだ。
Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ | Ⅴ | |
c | d | e | f | a set | ① |
8 | 9 | a | b | incr | ② |
4 | 5 | 6 | 7 | run | ③ |
0 | 1 | 2 | 3 | reset | ④ |
たとえば、6が押されたとしよう。マイコンはⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴの5個のポートで調査をするが、①から順にパルスを与えていき、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴの変化を監視する。6が押されている場合、③にパルスが入るとⅢにはそのパルスが入るという具合だ。なぜこのような仕組みにするかといえば、マイコンのピン数以上のスイッチを読めるからだ。スイッチ一つに1つのポートを準備すると20個も必要なのが、これなら9個で済む。その代わり、このようなソフトシーケンスが必要になる。またキーの同時押しについても、理由は今回は割愛するが、このままでは対応できない。
波形は上から①~④の順番にオシロスコープで観測した。手持ちのオシロスコープは2チャンネルなので、①を最初にオシロスコープのメモリー機能で取り込み、その後実際のチャンネル1と同じ波形が出ているときに、チャンネル2を次々とオシロスコープへメモリーして、4種類の波形の時間軸を同じにしている。
ストローブの周期は約6.5KHz(0.154ms) ちなみに、電池は使い古した電池を使っていて3.3V位しか無いが、これでも動作している。セラロック発振なので、電圧はこれらの測定周期には影響されないだろう。 ストローブの個別の波形時間は一定ではなく、最大では36μ秒、 そして、最小では24μ秒という結果であった。④の最後のストローブから最初の①のストローブまでは数十μ秒あいていた。また、ボタンを押した瞬間の波形は規則性を失う。
このスイッチのセンスラインは、100kΩ以上の高抵抗でプルダウンされていると思われる。ためしに、基板の銅箔むき出しのスイッチパッドを指で強く押すと、スイッチが押されたことになる。チャタリング処理などもどうやっているのか不明。しかし、これで何となくこれからやろうとする事には十分な情報となった(かも)。
次にLEDの点灯周期を調べる。
LEDもキー入力と同じ様にポートを節約して点灯させている。LEDを普通に点灯させるには、14個のポートが必要だが、7ポート出力を2回に分けて表示しているので、9ポートのみで済む。この方法も良く使われる方法だ。人間の目は高速点灯すれば残像現象で点灯したように見える事を応用している。 測定箇所は写真の2箇所。 波形は既にトランジスターを経由した後なので、電圧が出ていない時は、ハイインピーダンス状態となるため、刀状の波形になる。選択ラインが1のとき、表示の7つの信号線が0であればLEDが点灯する負論理での駆動だ。 という事は、7セグメントLEDはアノードコモンタイプを使用している。周期はキー入力より相当遅く、一周期126.6Hz(7.9m秒)であった。波形は交互に切り替わるようになっていた。
こんな事調べて何するの?それはまだ内緒。
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キャラクターLCDモジュールを簡単に改造して3.3Vで使う ― 2009/07/06 19:55:18
キャラクターLCDはマイコンで手軽に使えるデバイスで、最近では値段が下がって来たのでマイコン野郎がコレを使う機会も増えてきたことだろう。しかし、こいつを今ハヤリの3.3Vでも使えないかと考えてみた。
一般的には次の選択肢が考えられる。
(1)LCDとユーザーボードとの間に電圧変換デバイスなどでインターフェースを組む
(2)LCDコントラスト端子には負電圧を別途用意する
と、3.3Vの回路にLCDをつけるには、それなりの回路を用意する事になる。 電池駆動のマイコンや、FPGAのI/O電圧が3.3Vの所にそのままサクッとLCDをつける方が便利なんだよな。これが、何にも考えずに3.3Vシステムに接続されたらどんなに楽か。と言うわけで手軽に出来ないかを考えてみた。サンライク社の液晶モジュールは、動作電圧が2.7Vから動作するとの事なので、このCONTピンをなんとかしてやればいい。
まずはインターネットで調べると、既に同じ事を考えていて、マイコン野郎ならご存知の、あのELM(ChaNさん)の秘蔵のテクニカルノートに、汎用LCDモジュールの 3V動作という記事がある。LCDを改造するならば、それをもっと簡単にできないかと試行錯誤の末、良好な結果が出たのでここに発表する事にした。秋月電子、マルツ電波のそれぞれのSUNLIKEのSC1602BS-Bを実験したが、どちらもこの改造で動作した。2桁のLCDを例にしているが、4桁のLCDでも動作するはずである。これで、マイコン野郎やFPGA野郎が快適に開発出来ること間違いなし! 既に20台位以上は製作しているが、今の所問題は出ていない。しかしメーカやロットによっては、この改造で動作しないものもあるかもしれないので、これで動かネーヨと暴れない事だ。あくまでも紳士的になw
原理は、R6のコネクターに近い方から出ているLCDの駆動クロックを利用して、それをマイナスのバイアスとして使用する。配線サクッと終わって非常に楽だ。アマチュアレベルや実験レベルでは実用的な回路である。
この改造では、乾電池2本の3Vから動作する。懸念していた電源低下による液晶モジュールの内蔵クロックは電源が5Vの時から3.3Vの時にした時、少し遅くなる程度なのでタイミング的には恐らく問題が出ないと思われる。参考までに、R6-91KΩクロック出力から波形データを採った。 3.3V時の発振(約240KHz) 5V時の発振(約260KHz)
回路
なんといっても簡単に。これがコンセプト。回路は普通のチャージポンプ回路。バイアス電流は小さいのでこれでOK。
部品
マイコン野郎やFPGA野郎なら、コレ位の部品は転がっていると思われるので、すぐ作れる筈だ。一般小信号ダイオード 2本→ 1S2076を使ったが、3V駆動ならショットキーバリアの方がいいかもしれん。
抵抗4.7KΩ → 3.3Vのバイアス抵抗。3Vの場合は直結でOKだったが、細かい調整をする場合は10KΩ程度の半固定抵抗などにすると良い。いずれにしても各自工夫して欲しい。
コンデンサ0.1uF 2本 → 説明不要の汎用の積層セラコンだ。
配線方法
この写真を元に配線だ。たぶんそんなに難しいところはないと思う。君なら出来る!You can do it!
①はヘッダーの3番のコントラスト調整Vo信号の0Ωが搭載されている。これを外し、ヘッダーからの電圧を断ち切る。
②はR6のこの端子に約250KHzの矩形波が出力されているので、これを利用してマイナス電源を作る。
③はポリイミドテープ(無ければ絶縁できるテープで)などで絶縁処理を施し、空中配線に備える。
部分的な絶縁は、ビニール電線の被服を利用した。ここも各自工夫だ。
コンデンサを半田付けする。
ダイオードは手早くハンダ付けするべし。 部品の足を整えながら空中配線していく。グラウンドはフレームのグラウンド部分を利用する。
赤丸の部分がマイナス電圧の生成部分だ。これをR7の左側のパッドに抵抗を介して接続する。VCCが3.3Vの場合4.7KΩ、VCCが3Vの時、直結でOKでだったが、使用するLCDやダイオードで特性が変わるかもしれないので、この抵抗値は各自確認をお願いする。
これで配線が完成した。急ぐ気持ちを抑え、念のため目視やショートチェックを行うのだ。 3.3V専用にしてしまっても構わないが、実験でLCDを使う場合5Vと3.3Vと使い分けたい時がある。その場合、この様にスイッチを付ければ、5V動作の時に3番ピンから来るVoを利用できるようになり、従来互換が保てるようになる。スイッチはR7のパッドを利用すると便利だ。
このように、ディスクリート部品でも薄く作ることが可能。唯一厚みのあるのはスイッチだが、超小型スイッチを使用すれば、もっと小さくなる。
LCDを良く使うマイコン野郎、FPGA野郎は、これで大変便利にキャラクターLCDを利用出来るようになった筈だ。是非活用して頂きたい。
※これはホームページで掲載していた部分を一部変更してブログへ転記したものです。
追記:最近では3.3V専用のキャラクターLCDが販売されている。
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トラが水中に入ると・・・・・・・・ギャアアアーーーーー ― 2009/07/07 20:26:18
七夕 ― 2009/07/07 22:50:00
写真は フリー素材eyes-artを使い加工しています。
ゲームセンターの「初音ミク」フィギュアが侮れない件について ― 2009/07/08 06:30:00
それを差し引いても、このフィギュアは大変満足度が高いものであった。フィギュアの新品が中々手に入らないので私は嬉しいよ。 「アマゾンでこの商品の発売予定日は2009年11月25日です」かよwwww でも、初音ミク以外は「萌え」属性にならないんだよな。
そういえば最近鍵盤を弄っていないな。初音ミクになにか歌わせようとソフトを買っているが全然触っていなかった。鍵盤は何かと場所を取るから、場所を取らないコルグのnanoシリーズが欲しくなってきた。自分リンクって言うことで。
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