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過去の記事の検索が簡単にできるよ (・∀・) 例 ランチャー9
カスタム検索

頒布終了;ランチャー9改 頒布品案内2015/08/16 16:09:36

頒布は終了しました。次回の生産の予定はありません。


2015/8/27 6:30現在 ※完売御礼


ランチャー9改 頒布(2015/8/20)

このブログで好評頂いているランチャー9。すでに数100本以上の製作を行ったが、このモデルでの出荷は今回限りで終了。10台分は製作した。

というわけで、頒布希望の方は、以下にアクセス(・∀・)

     ※完売御礼

今回の頒布はいつものと状態が異なるのでご了承頂きたい。
・スイッチ部分の改造を行っていない。
100均のランチャー9の特性上、経年変化によるスイッチの接触不良はどうしても避けられなく、多少延命はできるものの、消耗品部分と考えたほうがいいかもしれない。
もし、ずっと使い続けるのであれば、100均で同様のボディを探して、スイッチだけ付け替えるとずっと長持ちするだろう。

・乾電池ホルダーの対処
電池の突起が足りない場合の対処については、電池ケースを削って対処していたが、今回は行っていない。代わってバネ部分をハンダ付けして接触不良をなくしている。

というわけで、時間が取れるようになって、性能がよく安くできるように何かできたら頒布をしたいと思う。


頒布希望の方は、以下にアクセス(・∀・)

      ※完売御礼

100均のクリプトン球ランタンをパワーLED化&安定&長時間点灯2015/08/08 16:44:20



作業用の卓上光源として重宝しているクリプトン球ランタンをLED化したものを使用し、とても重宝している。

過去記事

あれから3年、使っていてどうしても改良したい部分が出てきた。それは、連続点灯時間。電池2本で昇圧した方法を採っていた関係で、光の安定時間が3時間位になると、暗くなっていく。
電池は、長時間駆動させたいので4本動作の最大6Vとしておきたい。

手元に、ストロベリーリナックスのTPS63060可変型昇降圧DC-DCコンバータモジュール(2.5V~8V)があったので、それを使うことに。定電圧方式とした。

なにがいいかというと、2.5V~12Vの電源入力でも、必ず設定電圧値(2.5V~8V)の1Aが出力されるという事。



今回の要件にはちょっと贅沢だが、お手軽に作れるのでこれを採用。もし同じ物を作る場合は、LEDがいきなり大きな電流で流れ壊れてしまわないように、事前にこのモジュールを4V程度に調整しておくか、電圧調整時にLEDの配線を切れるような工夫が必要だろう。



100均のクリプトン球ランタンをパワーLED化&安定化

まずはLEDの固定。前回作ったボンドは、結局熱に負けて取れていたので、0.6mm錫メッキを利用してこのように足にしてみた。意外としっかり固定される。アルミ部分のヒートシンクがマイナスとショートしてあるが、プラス側で絶縁しておけば問題なし。

LEDは手持ちに放熱基板付1W白色パワーLED OSW4XME1C1S-100があったので利用したが、最近ではLEDが小さくて高性能な、放熱基板付クールホワイトLED XPGWHT R4(5Wクラス)とかが良いだろう。大きさは一緒で、厚みが薄い。




スイッチのバネ部分のハンダ付けや、電池ボックスのバネのハンダ付けは、接触抵抗を抑えるために是非実施しておきたい。



電線を一切使わず、全て錫メッキ電線で仕上げる。



錫メッキ電線は、その上からハンダゴテを温めて押し付けると熱でプラスチックに沈んで固定される。接着剤いらずで簡単に結構しっかり止まってくれる。



LEDプラス側の処理。10Ω1/6W抵抗を並列で2.5Ω調整とした。0.67W相当。
LEDの電圧降下が3V程度なので、設定電圧4Vだと

  4V-3V=1V
  電流 = 1V÷2.5Ω=0.4A (LEDがのバラつきもあるので、実際は300mA程度)
  電力 = 1Vx0.4A = 0.4W (1Vは抵抗にかかる電圧)

参考
 3.75Vにした場合
  3.75V-3V=0.75V
  電流 = 0.75V÷2.5Ω=0.3A
  電力 = 0.75Vx0.24A = 0.18W



私はもう少しだけ明るくしたかったので、実験して4.8V程度にして、りん青銅の放熱板を取り付けてみた。1時間エージングで、まあ許容できる熱だったので、これでいこう。




このクリプトン球ランタンは、このまま利用すると、レンズの輪ジミがひどくて、作業用の光源としては使用に耐え難い。いろいろと素材を探した所、クッキングシートと言われる物がとてもいいあんばいで拡散してくれる。こちらは熱も強いのでLEDで熱がでる部分にも安心して使える。

ただし、テープはおろか、あらゆるボンドを使用しても固定することはできないだろうwなので、挟み込んで使用することになる。



LEDを通すケースとコリメータの穴はリーマーかヤスリ、ニッパー等で23mm以上の穴をあけておく。穴はあけすぎても特に問題になることは無い。



点灯試験。さすがに明るい。



前回より少し多めに流しているので明るさが明るい(左側が新しい)
更に、電池を4本使っているので、余裕の照明時間。



というわけで、ハンダ付けに重宝するLEDランタンの完成だ。
このケースが便利なんだよね。100均で見つけたら、即ゲットスルことをおすすめする。

100均といえば、最近温度計をほとんど見なくなったな。あれ便利なのに。





車の室内灯用LEDの修理2015/05/28 23:11:56


車内ルームランプLED修理

知り合いからルームランプLEDが壊れたと渡されたので修理するか。
一応これ、INTECというメーカのルームランプLEDで、従来のタングステン式のランプを外して、そこから電源を取る仕組み。渡された時は既にケーブルが断線。断線を直して12Vに繋いだが点灯しない。どこか壊れているな。



基板をまず観察。左側のSC59(SOT23)辺りはどうやら2回路入りのショットキーバリアダイオードの様だ。この製品、極性を気にしないで接続できるのを売りにしているが、このダイオードが両方ともオープンモードで壊れていたので、回路に給電されなかったわけだ。
というか、電流容量足りてるんか?w

あと、回路は2N3904と2N3906を利用した定電流回路になっていて、ツェナーで10V位から動作するようになっていた。



手持ちの部品にSC59パッケージのショットキーバリアがない。FETによる逆接続による保護回路にしようと思ったが、ちょうどいい大きさのFETの在庫が無かったので、手持ちにあったショットキーバリアCMS01(東芝)を一つ入れておいた。方向が決め打ちになるが、幸い中間ハーネス構造の製品なので、点灯する方向に接続してもらえばいいかw

では不良の部品を2つ外して、片方はGNDジャンパー、もう片方はダイオードをつける。



以前作った万能電源の出番だ。サクッと修理完了。



半田したリードは車中の振動で金属疲労を起こし断線しやすいので、速乾型エポキシ接着剤で電線の根本を固めて修理完了。これをやるだけで断線トラブルは未然に防げる。是非試してみよう。車中グッズは高温になりやすい部分が多いので、ホットボンドは使わない方が吉。

ずっと同じ明るさを保持するLEDランタン2014/12/30 17:09:47



以前に、100円均一で売っている3LEDランタンを高輝度化(白・電球色)で改造方法を紹介したが、電池の残量が減っていくと、明るさも落ちていく。ずっと一定の明るさを保つようにしたいものだ。という訳で、簡単な回路で一定の明るさを保つ回路を紹介する。



これが、その回路図。手持ち部品で構成したが、FETはPチャンネルのパワーMOS FETなら大抵はOKだろう。
PNPトランジスタとPチャンネルFETの典型的な定電流回路である。NPNトランジスタ2つ使った構成はラジオペンチさんのページで紹介されている。

R1は、電源が切れていても蓄光的にLEDを光らせるための抵抗。必要に応じて入れておく。この抵抗はスイッチに並列に接続してもOK。
LEDは、温かい光ということで、電球色を使用
R2,3,4は合成抵抗で3.3Ωとなるようにしている。もちろん1本でも良いが、その場合は1/4~1/6Wの抵抗を使用。この値はLEDの輝度に密接に関係している。



100均のLEDランタンは中がスカスカなので、空中配線で埋め込んだw FETは電池が新品の時は、多少熱くなるので、文房具のガチャックで挟み込んで放熱。放熱については、実際使うLEDと設計電流によって検討が必要だろう。

また、このLEDランタン。なんと赤リードがマイナス、青リードがプラスと、なんともひねくれた色使いなのだw 改造時は十分注意(ロットによる差異あり)



2.5Ω(抵抗4パラ)時の定電流特性。260mA程度。ただ6V時ではFETが熱くなるので、最終的には3パラの150mA程度に調整した。このランタンは家族に渡すもので、自分で使うわけで無から慎重になった。

電源試験では3.6Vまで定電流をキープ。それ以下でも暗くなるだけでLEDは光り続ける。
3.6Vは1本あたり0.9Vなので、乾電池の終止電圧まで使える事になる。

電池は3本でも動くのだが、エネループ使用を考慮し、4本構成のままとした。



スイッチとLEDの配線を変更して最終チェックをして、



動作に問題がないことを確認してから、ホットボンドで回路を固める。


電池残量が変わってもずっと明るいLEDランタン製作

これで、電池が少なくなってきても明るさが全く変わらないランタンの完成である。
電球色はなかなかいいね。応用として、ACアダプタを差し込める様に改造してもいいだろう。

ランタンの高輝度LED化については、以前の100円均一で売っている3LEDランタンを高輝度化(白・電球色)に情報を公開している。

備えあれば憂いなし (・∀・)

100均で売っているUSBライトを高輝度化(電球色)2014/11/16 23:40:05



2日続けてLED工作。お次はUSBライト。以前に紹介した時は、100均のだけを組み合わせてスタンドにする方法を紹介したが、今回はUSBライトのLEDをハイパワーLEDに交換する。



LEDが2つついていて、まあ普通に使えるのだが、やっぱりちょっと暗い。



という訳で改造。中のLEDと抵抗を外しハイパワーLEDをつけて、抵抗を換装。
抵抗は実験した結果、熱や安全性、明るさを考えて47Ωを2パラとし、23Ω位にして、
電流を140mA程度に抑えた。もう少し電流は余力があるが、読書ができるベッドランプとしては、あまり眩しくないほうが好まれそうだ。



固定方法は、ホットボンドでもOK。最初にはまっていたアクリルの板は、使わない。そのほうが、光がよりダイレクトに効率よく照らされる。(まあ、LEDにあたってしまうという理由もあるが)
見てくれは、照らしているときは見ることが無いから気にしなくてもOK。



実は、最初にヒートシンク無しのパワーLEDで実験したのだが、流石に熱が出てプラスチックが溶ける。なので、必ずヒートシンク付きのパワーLEDを使う。反射板は銀であるが、絶縁材でできているようだ。



モバイルバッテリーがあれば、即座にベッドランプに早変わり。
この電球色が、寝る前の読書灯にうってつけな明かりなのだ。白色よりオススメ。

100円均一で売っている3LEDランタンを高輝度化(白・電球色)2014/11/15 02:38:27



久々に100円均一へ出向いてみた。電子グッズも100円で色々売られるようになってきた。キャンドゥの店に置いてあった3LEDランタン。どんなものか試しに買ってみよう。



単3乾電池4本。予想はしていたが、やっぱり暗い。まあ100円(108円)で買えるものだからな。
当然(・∀・)改造するぞ!



では分解。まずは上のカバーを外す。ドライバーで止まっているわけでないので、手で簡単に開けられる。真ん中の基板は、ホットボンドでくっついているだけなので、手で簡単に外れる。
そこにパワーLEDをつける。下のネジを外して結線を確認しておいたら赤色がプラスではなかった。まあ良くある事だw パワーLEDはホットボンドでしっかりと止める。



さて、これに抵抗10Ωをパラレルで4つ使って2.5Ωにした。アルカリ電池であれば、3パラで3.3Ωにするほうが無難。この抵抗は電池の一つの部分に入れて空中配線。こうすることで、抵抗を冷やしてくれる。

光を拡散させる筒を入れるとき、ちょっとコツがいるので、反射板と筒をつけてから、LEDを接着したほうが楽かもしれない。



という訳で改造後。広い範囲で部屋を照らしてくれる。
応用として、輝度スイッチとかつけて省エネにしてもいいかもしれない。


100均ランタンをパワーLED化

今回は、いつもの白色に加え、電球色。これまたいいあんばいなのだ。オススメは電球色!
ランタンとよく合うよ(・∀・)




これでも完成なのだが、どうせなら付加機能を。暗闇でもランタンを探し出せるように、スイッチに並列に100KΩの抵抗をつけるだけで、




まるで蓄光したかのように光り続ける。計算では8年以上は光り続けているはずだ。



電球色もご覧のとおり。これがあれば、納屋などにランタンを置いてもすぐに探し出せる。
※但し、LEDのばらつきがあり、100KΩでは光らないLEDが存在したり、その逆の明るく光るLEDも存在するので、数個LEDをテストして使用すると良いだろう。



連続点灯は、10時間程度光り続ける。このケースの中身が結構空間があるので、定電圧・定電流化しても面白いだろう。



ブログでLEDだけでもこんなに紹介したんだな。



秋月で販売しているチップLEDを点灯させてみた2013/10/10 23:48:23



とある件で表示部分のLEDを検討することになったので、実験を行う。
1608タイプのLEDが秋月で安く手に入る様になった。青色LEDでも他の色と変わらない値段。


今回手に入れたLEDは4種類。上から


最近のチップLEDは1mA程度で明るい

3種類のLEDは表示としては十分に明るい。ただ、超高輝度の黄色だけ暗い。



暗いLEDの抵抗を100Ωに変更して、他と変わらない状態になった。

備忘録としてデータ取りしておこう。
電源電圧3.3V 黄色2012LEDは100Ω、その他は1KΩ
黄色1608 1.46mA Vf=1.88V
橙色1608 1.50mA Vf=1.83V
青色1608 0.64mA Vf=2.68V
黄色2012 12.6mA Vf=1.97

青色LEDは電流が少なくても、とても目立つので、低消費電力で動かすにはいいかも。

12F1822を内部発振の31KHzで動かしてみる (超低消費電力型 LEDフラッシャー)2013/01/27 23:38:12



昨日は12F675を使って低消費電力の防犯フラッシャーを検討していたが、内部発振は4MHz固定であること、ウォッチドッグはプリスケーラを最大にしても約2秒しかスリープできないことが分かった。外付け水晶発振子をとりつけたり、コンパレータなどを使ってCRによるタイマーを作ってもできるだろうが、回路が複雑になってくる。

12F629/12F675はスリープ時の電流が限りなく小さいのが魅力だ。ただし、色々な制約もある。ブラウンアウトリセットを使わない、内蔵プルアップは使用しないなどである。スリープ機能を使わなければ、内蔵4MHzで動かす場合はそれなりに電力を食うし、外付けで32KHzの水晶をつけるだけで、折角の8ピンPICの魅力も半減。

それなので、12F675を止めて、手持ちの12F1822を使う事を検討。



まず発振回路部分。内蔵の発振回路は500KHzをベースとした10種類のクロックと31KHzを使用したクロックが選択できる。更に8MHzを4逓倍して32MHzに使用できるようになっている。とても豊富な内蔵クロックだ。電池で動作させる時は、31KHzを選択することで、一番最低の消費電力が期待できる。まず、while(1)ループを作り、電流を測定。
ブラウンアウトリセットを使用するに設定しても、動作中が31μA at5v。これは、わざわざスリープを駆使しなくてもかなり優秀な消費電力だ。次に、スリープ時も計測。22μA。スリープ活用も意味がある。


ウォッチドッグについて、12F629/675では最大でも2秒強の時間しかとれなかったのが、このデバイスはなんと最大256秒も時間が取れるのだ。

ウォッチドッグ本来の使い方は、プログラムの暴走管理で、一定ルーチンでCLRWDT()が入らない場合、リセットを掛ける使い方であるが、今回の私が使った方法は、LEDを一瞬光らせて、その後SLEEP()し、それ以降はウォッチドッグがリセットをかけるまで放置という方法をとっている。
内部でタイマーを回すよりも断然低消費電力であるし、プログラムがとても簡単になった。


※リスト中 __delay_ms(100);//30ms wait→100ms waitの誤りです
というわけでソース・コード。MPLABXC8 v1.12用。




HEXファイルは、適当なメモ帳に貼り付けて、拡張子*.hex保存でデバイスに書くだけで動作。


12F1822だけで超低電力フラッシャー

作った基板。ただフラッシュさせるだけの基板なので、シンプル。3ピンはクロック出力のテストで一瞬だけ31KHz出力、LEDはアノード側を5ピン、カソードはグラウンド、4ピンは未使用であるが、オープンにすると消費電流が増大するので、適当な抵抗でプルアップしている。

黄土色の丸いコンデンサは、手持ち部品を消費するために使ったディスクセラミックコンデンサ。
今なら積層セラコンを使うところだろう。




前回LM3909で作った基板との比較。タイマーがプログラムで決定されるので、大容量のコンデンサが不要となった。LM3909での利点であった電池1本でも光る回路だったが、電池が無くなるにつれ、点滅周期が遅くなり、また1.1V位で点灯しなくなるので、それなら、PIC電池2本でも、1本0.95Vまで使えるから、マイコンの方が良さそうだ。
ブラウンアウトを使用しない設定で更に動作電圧を下げられるが、電池を入れるタイミングでうまく起動しない場合があるので、ブラウンアウトは使ったほうが良い。



デバイスの書き換えはICSPをつけているわけでないので、ICクリップを利用してPICkit2で書き込む。8ピンバイスなら、これが手軽。



さて、前回同様にケースを注文して分解。



前回よりもグレードが高くなっている。また消費電力も3Vで約40μAと抑えられて性能が良くなっている感じだ。ただ、点滅周期とか気に入らないwww モーションセンサーもCDS。
安いものだから仕方ないだろう。



ホットボンドで組み付け終わり。電源スイッチは、錆びたりしてトラブルになるので、電池ボックスと直接接続した。これで、周期が8秒と変わらない点滅するダミーカメラの完成となった。

以上、防犯用フラッシャーを作るためにPICを使ったが、
PIC12F1822には多彩な内部クロックソースがあり、256秒が最大のウォッチドッグがある。
反面レジスターが多くなったのが難点なのだが、うまく使えば旧PICマイコンより安くて便利に使える。 PIC12LF1822が手に入れば最大電圧3.3Vまでではあるが、とても小さい待機電力になるので、ボタン電池でフラッシャーを作っても1年以上は持つと思う。
近いうちにPIC12LF1822をマイクロチップダイレクトあたりから入手して評価してみたい。





しばらくぶりにランチャー9改を製作する2013/01/11 23:37:19



いつも好評を頂いているランチャー9改の在庫がとうとう底をついてしまう。部品はまだ十分在庫はあるが、肝心のボディがない。街の100均に足を運ぶも、2軒回って4つと品薄だった。
頼まれた10本はかろうじて作れるから、久々に作るとするか。
久々に製作すると、最初は色々と躊躇してしまので改造手順を書き留めておこうと思う。

■部品の前検査
1.ランチャー9の外観(著しく変形、きずがあれば使用しない)
2.パワーLEDの点灯試験(極端に黄色いもの、レンズ不良品は使用しない)
3.電池を入れて点灯させ、スイッチ部分の接触状況を確認。

■ランチャー9分解
1.ランチャー9のボディから電池ボックスを取り出す。
2.当て板を置いて、電池側からφ20mmのアルミ単管を差込み、レンズ、LED、バネを叩き出す。
3.基板からバネ電極をハンダで外す。
4.コンロで暖めたハンダつぼを使ってLEDを基板から全部外すか、コテで1つずつ外す。



5.バネはパンタグラフの様に広げ、バネの距離が1センチ以上になるように調整する。
6.反射鏡、LED、抵抗以外は再利用する。



■基板の加工
1.余分なハンダを掃除、抵抗を除去し、基板のショートなどを手直しする。
2.中心のパターン2箇所をルーターで断ち切ってバネがショートしないように安全に配慮する。
3.基板のLED穴を利用し、対角部分外側に2つ0.8mm程度の穴を空ける。
4.中心パターンを接着剤が流れないようにハンダで埋める。
5.10Ωのチップ抵抗を4つ並列に実装する。



■LEDの加工
1.リードを上写真の様に取り付ける。
  撚り線であり、被覆が熱に強いジュンフロン電線AWG28を使っている。

■基板へLEDの取り付け
1.接着剤(SU黒)を基板中心に塗り、LEDをリードを通しながら接着。
2.被覆付きリードは抵抗側になるようにしてハンダ付け、マイナス側は、基板外側へはんだづけ
  はんだづけ時は、反射鏡をはんだ付け治具として利用する。(製作が終われば捨てる)


3.基板にプラス側バネをはんだ付けする。(忘れやすい)



4.マイナス側リードは、バネへハンダ付けしてアースを確実にする。
  これがLEDアセンブリとなる。

■LEDアセンブリ組み込み
1.LEDアセンブリをアルミボディに押しこんで手で抑えて仮固定しておく。
2.電池を入れたボックスを入れて、後ろから電流計を当てて350-400mA程度流れているか確認
  同時に点灯状況も確認。


3.電流・点灯に問題がなければ、φ24mmのアクリルリングを2枚入れて、その上から
  アクリルレンズを圧入する。傷やヒビがある場合は、別途制作したレンズを代替で使用。
4.電池を入れた電池ホルダーをセットし、スイッチキャップを取り付け点灯テストをする



5.一旦電池ホルダーを外して、レンズ側2箇所に透明接着剤(SU透明)を2点対角で止める。



6.縦置きにして1時間ほど接着剤が乾くまで放置する。



ランチャー9改 量産

■検査
1.電池をセットし、スイッチキャップをはめてスイッチを押して点灯確認。
  スイッチは内部でロータリー式なので、少なくても4回以上オンとオフを繰り返す。
2.点灯中、手のひらにランチャー9改を叩いて振動による接触不良が起きないか確認。
3.ランチャー9改を持って縦に振って接触不良などが起きないか確認。
4.点灯試験を少なくても5分以上実施し、極度の発熱や初期不良点灯が起きないか確認。
5.最終的に外観を検査し問題ないか確認



■梱包
1.取扱説明書を準備。
2.ランチャー9改造をA7のビニール袋に説明書と一緒に入れる。
3.テープで固定して完成。



■注文と発送
1.定期的にブログコメントを確認
2.メールにて案内メールを配信
3.返信メールに書かれている情報を元に封筒用の印刷物を作成
4.封筒を含めた発送するものを秤をつかって送料を再度確認。
5.封筒に住所の印刷された用紙を貼り、該当送料切手を貼る。
6.頒布品と場合により送り状を入れて封かん。再度重量をはかり、封筒右下に重量を記入。
7.銀行をネットでチェック。
8.振り込まれたらポストへ投函し、送付の旨をメールで連絡する。
9.一定期間が過ぎたら、ブログコメントを削除する。

以上、頭でやっていたことを書きだしてみたが、結構手が込んでいることを実感。
これで、今度作る時はこの手順書に従えばミスが少なくなるだろう。




パワーLEDリフレクターキットで作る「ランチャー9改ライド」2012/11/21 23:40:27



秋月電子通商で新たなLED用アクセサリ、基板付パワーLEDリフレクターキットが販売されていたので、他の通販ついでに注文。 基板付きのLED用という意味で、基板LEDは別売なので注意。ポリカーボネート製の2ピース部品と、アルミを特殊加工した反射鏡がセットになっている。反射板無しのバージョンもある。


パワーLEDリフレクターキット

LEDを取り付けるとこの様にLED部分が出てくる。



LEDの外側が絶縁として機能している。



基板を止めるコネクター。M3のネジ2箇所で固定するだけでハンダ付け要らずの配線が可能だ。
電線は単線φ0.8mmか撚り線のハンダ付け仕上げ0.5m㎡で接続する。
屋外で設置するとき、とても便利に施工できるのが良い。



この様に取り付ける。



さて、リフレクターはどんな感じだろうか。ランチャー9改の光と比べてみる。指向性のある鋭い角度で光を放ってくれる。



こちらは、素のLED点灯。均一な光が特徴。カメラの補助光やランタンには良い光だが、遠くまで光が行き届かない。



リフレクター装着したLED。スポットが一番明るくなるようになっている。結構遠くまで光が届く。
自転車などの光軸をはっきりさせたい用途に抜群の性能を発揮するだろう。



さて、これをランチャー9に入れられないか検討してみる。コネクター樹脂はチョット大きくて削るかしないと入らなさそうだ。



リフレクターは余裕で入る。ランチャー9付属のバネ接点を外周にするとちょうど良かった。



厚みもあるので、基板のスペース確保が難しそうだ。ちょっと考えてみるか。



というわけで、出っ張った部分をニッパーでカットして、電線を入れて端子とハンダ付け。



シール基板を貼り付けて、プラス側の配線が出来るようにして、



ポリカーボネートのネジでLEDを固定。



10Ω抵抗4つを取り付け、プラス側の配線をして、



プラスバネを取り付ける。最後にマイナス側はリフレクターにはめてハンダ付け。



レンズをはめ込んで完成!完成度が高いぞ。このままの状態だと、レンズが外れやすいので、



ウルトラ多用途SUクリアというボンドで固定してしまっている。最近のランチャー9改もこの方法を採用。



内部。



遠くまで光が届く。自転車などに最適な感じだ。
自転車向けとして「ランチャー9改ライド」と命名しておこう。







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