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マウスのボタンを交換修理2013/12/12 20:16:29



ずっと愛用しているマウス。ついこの間ホイールの動作がおかしくて、分解掃除をしたばっかりなのだが、今度はたまに左クリックが効かない時がある。ほんの僅かな接触不良なのだが、一番メインで使うボタンなので、使い心地が良くない。修理するか。


あの一時期流行ったクッキークリッカーが良くなかったかな (´・ω・`)



ブルートラック マウス分解

お決まりの分解。筐体はトルクスネジで止まっているので、専用のドライバーで開ける。スイッチ基板を外すには、ホイールを抜き、更にネジを3本外し、フレキシブルケーブルも外し、左ボタン側のLEDを抜き、2本のネジを外す。



これが基板。真ん中のはアルプス製の汎用のタクトスイッチと思われる。マイクロソフト ブルートラック マウス Explorer Mini Mouseで採用しているクリック感の良い左右のボタンはパナソニック製のタクトスイッチEVQP0P02Bを使用している。デジキーで買えるようだ。(GNDなしのEVQP0N02Bが使用されている部品であるが入手可能として紹介) この寿命は2,000,000回か。普通に使っていればもっと持つと思うが、やっぱりクッキークリッカーのやり過ぎかもw

最初は頻度の少ない真ん中のスイッチを左側と交換したのだが、メーカが違うので、クリック感とかが全然変わってしまったので、結局左右のボタンを入れ替えることにした。

接触不良のボタンは、外した後にスパークによる接触浄化を期待して300mA程度の電流を流して数十回オンオフを繰り返して抵抗値が回復した。この方法は逆に悪化させる場合もあるので、諦める前の最終手段。修正はできたが、機械的に劣化しているのは間違いないので交換作業は継続。



まず、このボタンを外すのに、そばにある赤外線LEDがとても近くにあるので、一時的に外してしまおう。外すのは裏からハンダコテで暖めながら引っこ抜けば簡単に取れる。



抜いた後、穴を確保しておくために、ランドを温めて、温まったらすぐに爪楊枝を差し込み、反対側に盛り上がったハンダを吸い取り線で除去。家庭でできるハンダ抜きの方法だ。
爪楊枝は手元にあったので使用したが、出来れば竹串が熱に強くて丈夫である。



2つ穴が開いたので、復旧は楽だ。写真では既にスイッチが外れているけどw
周辺は焦がしたりする恐れがあるので、マスキングテープで保護。特にFFCケーブルコネクタ部分が一番神経を使う部分。



スイッチは、スズメッキ線をスイッチの周りに鉢巻きのように巻きつけ、鉢巻をスイッチにハンダ付けするように多めに盛り、ピンセットでスイッチをつまみながら、



ハンダコテでスイッチのリード部分に均等に熱が当たるように交互に温めると、ヌルっと動く部分があるので、素早く部品をずらすと外れる。基板のパッド部分に付いているハンダを吸い取り線で掃除。


鉢巻は、再度加熱して外し、余分なハンダはコテで拭うようにして取り去る。



慎重にハンダ付けをしてルーペでチェックして、LEDを元に戻して終了。1時間くらいでできる。

このスイッチの交換方法は、ICなどの面実装部品を外す方法に応用ができる。最初はコツがいるので練習が必要だが、最低限の道具でできるのがメリットだ。





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