回路設計CADで部品ライブラリーを作る時、部品データーシートから端子番号を合わせて書き込むのだが、その際に物理番号が違うパーツがある。
例えばSC59パッケージ。ローム製デジタルトランジスタは東芝製デジタルトランジスタと置き換えが可能であるのだが、ピン番号の振り方が違うのである。
ローム 東芝
エミッタ(GND) 1 2
ベース(IN) 2 1
コレクタ(OUT) 3 3
この様に1番目と2番目の番号定義が違う。物理ピン番号も1番と2番がひっくり返っている。
ロームの番号で回路図パーツを作って回路を作成し、ネットリストを出したものを、同じSC59だからといって東芝の基板実装ライブラリーのSC59を使うと間違えてしまう。
3端子レギュレータも注意が必要。これは東芝の3端子レギュレータTA48MxxFだが、良く見ると真ん中が3番になっている。ナショセミ(TI)系などは1-2-3という並びだが、東芝は1-3-2の並びになっているので、これまた似たような基板実装ライブラリーを使うと間違えてしまう。
面倒でも、使用する部品のフットプリントのチェックは行うべきだろう。
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